北アルプス西(裏)銀座ダイアモンドルート縦走
薬師岳(2926m)・黒部五郎岳(2840m)・鷲羽岳(2924m)・水晶岳(2986m)
2012年8月25日 (土)〜8月29日(水)
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薬師沢小屋に渡る赤い吊橋の下のこの水の色・・・綺麗でしょう |
五日目 8/29(水)
薬師沢小屋→カベッケ原→太郎平小屋→折立に下山
今回のミニ山旅も、薬師沢小屋に泊るのが最後で〜す!
今日はまず太郎平に向けて登って行き、折立まで下ります。
心地よい薬師沢小屋でゆっくり休んで、朝食もゆっくり味わいながら頂き、
従業員の方に「素敵な宿でした〜」とお礼を言って、
小屋前の手も凍るような冷たいお水をペットボトルに一杯詰めて・・・
今日の行程は楽なので、さぁ〜 ゆっくり出発で〜す♪
コースタイム |
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(※ 本当にゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね) |
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薬師沢小屋(6:30)→カベッケ原(6:50)→三番目の渡渉・橋(8:00)→太郎平小屋(10:00 行動食・休憩 10:35)
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→五光岩(11:20)→三角点(12:30)→折立(14:00)
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薬師沢小屋の直ぐ裏から少しの間、急な登りでしたが・・・
林の中の登山道を歩いて行くと、石がゴロゴロした道や梯子、木道が繰り返し続き
やがて木道が整備された歩き易いトレイルとなりました。
目の前の上には太郎平?、いや北ノ俣岳あたりでしょうか〜
山並みも見えてきました。
やがて・・・「カベッケ原」と言う何とも不思議な名前の原っぱに出ました。
「カベッケ」と言うのは、カッパのことらしく・・・
何でも黒部の猟師の間で「あの辺りにはカッパが住んでいる」と言われていたそうです。
今日はカケスは歩いていたけれど、カッパは見なかったなぁ〜(笑)
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カッパが住んでいた・・・カベッケ原 |
清々しい朝・・・あの山は? |
こんな風に木道が整備されていると言うことは、薬師沢小屋から散策に来る人もあるのかな?
お花の時期には沢山の花が咲いて、素晴らしいことでしょう〜
今、花の種類は多くないけどこの辺りに咲いていたお花で〜す!
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サラシナショウマ(晒菜升麻) |
オヤマリンドウ(御山竜胆) |
シロヨメナ(白嫁菜) |
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タケシマラン(竹縞欄)の赤い実 |
ミヤマトリカブト(深山鳥兜) |
タムラソウ(田村草) |
オヤマリンドウ(御山竜胆) |
おぉ〜 木道の先に太郎山でしょうか〜 見えてきました。
薬師沢小屋から太郎平小屋まで標高差で400m程登るようですが、結構木道歩きも長いです。
3回ほど小さな沢を渡渉する箇所がありましたが・・・
右下の橋が一番長かったで〜す!
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太郎山でしょうか〜 まだ先は長い! |
三番目の橋 |
この沢は結構幅もあり、地図上でも増水時には注意が必要と書いてあります。
写真のように橋をしっかりロープで固定してあり、流される危険もあるのでしょ〜
下る時も登る時も、太郎平小屋か薬師沢小屋でお天気や川の増水状態を確認して歩いた方が良いですね!
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流されないようにロープが・・・ |
こんな木の丸太の階段もありましたよ!
木道が終わると、丸太を束ねて作った階段が始まり、ここからどうやら一気に太郎平方面に登るようですぅ〜
ナナカマドの葉も色づいて来て、そろそろ秋本番ですね。
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こんな木の階段も・・・ |
ナナカマドの葉も色づいて |
おぉ〜視界に太郎平小屋をとらえました。
でもまだ大分登らなくていけないようです。 でもこんな景色を見ると嬉しくなっちゃいま〜す!
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太郎平小屋が視界に入ってきました |
太郎平小屋の右に水晶岳 |
歩き始めて2時間半、ようやく太郎平小屋に着きました〜(^^)
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静かな太郎平小屋 |
登って来た初日には、あれほど喧騒の中の太郎平小屋でしたが・・・
今日はひっそりと静まり返ってましたよ〜(^^ゞ
太郎平小屋の前から・・・歩いて来た黒部五郎岳・鷲羽岳・ワリモ岳・水晶岳の絶景に
「ありがとう〜♪」とお礼を言って、折立に向けて下山です。
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初日に写した画像ですが・・・向かって左より、水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳・黒部五郎岳・北ノ俣岳 |
頑張って歩いて来たトレイルが、こうして見渡せるって素晴らしい!!
長かった4泊5日のカケス&カラッチの山旅も、そろそろ終盤を迎えようとしています。
何よりもこうして無事歩き通した“この脚に”・・・ご苦労様と声を掛け、
折立まで下山しようと思います。
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富山湾を見ながら・・・ |
有峰湖が見えてきた! |
遠くに富山湾を見渡しながら、
登りで辛かった岩ゴロの整備された登山道も下りでは楽に歩けます。
有峰湖もこんなに見えてきました。
有難う〜〜♪ 薬師岳・黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳!!
登山始めた頃には、こんな山域には絶対カラッチは、入れないと思ってたけれど・・・
カケスと二人三脚で無事に歩き通すことが出来ました。
カケスの後姿に・・・「有難う〜」って囁くカラッチでした〜〜(汗)
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カケスの背中に安堵の色が・・・(笑) |
三角点から折立まで、登りではそんなに長く感じなかったけれど「結構登っていたんだなぁ〜」
「最後まで怪我しないように歩こうね」とカケスと励まし合いながら下りました。
が・・・何と言うことでしょう〜
折立まで後もう少しの所でカラッチ、小さな石車に乗り滑ってしまったのです。
あの雲ノ平から薬師沢への苔むした岩ゴロの下りでは、細心の注意をしていたので
何ともなかったのに、こんな所で転ぶなんて〜(~o~)
肘を打ち、右足首をどうやら捻挫したみたいで軽い痛みがあり、応急処置をして
何とか無事に折立まで下山することが出来ました。
そうそう、太郎坂もあと少しと言うところで、カラッチ何だか獣の臭いを感じて・・・「もしや〜」
って思ったのですが、やはりあれは熊だったような気がしています。
実際に8/30に折立から太郎小屋まで歩いた、あずさ隊が五光岩の辺りで
熊の親子を目撃していたのですぅ〜
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折立の駐車場で・・・( On Mouse )・・・再会 |
折立に下山後カラッチ達が、荷物を積み込もうとしていたその時、
一人の男性がカラッチに「今下山されたのですか〜」って、声を掛けて来られたのです。
少し遅れて歩いて来た方が・・・「カラッチさんですよね!」って声を掛けられるではありませんか〜
そうです! なんとあずささんとQさんご夫妻でした〜(*^_^*)
あずささんとカラッチ抱き合って再会を喜んだのは言うまでもありません。
こんな劇的な再会ってあるんですね〜♪
今夜、折立の駐車場前のテント場で寝て、明日薬師岳を目指して太郎平まで登られるそうです。
少し雨がパラついて、「明日のお天気を祈ってるね」とお別れしました。
そうして驚くことに後で知ったのですが・・・
水晶岳でご一緒した「上ベイさん夫妻」とあずささん夫妻が、薬師山荘でご一緒で
折立まで一緒に下山されたそうですよ。
それからハイジちゃんから8/27に携帯メールで・・・
8/28に折立から薬師山荘、翌日に五色ケ原方面を歩くと連絡あったのですが、
残念ながらハイジ隊とは逢えずじまいでとっても残念でした。
↓ 雲ノ平や折立下山中に見たお花達です!
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チングルマ(稚児車)・・・雲ノ平にて |
ヨツバシオガマ(四葉塩釜)? |
ウサギギク(兎菊) |
オオカメノキ(大亀の木)の実 |
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ゴゼンタチバナの実? |
ゴゼンタチバナ(御前橘) |
イワギキョウ(岩桔梗)・・・雲ノ平にて |
チングルマ(稚児車)の穂 |
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ブーケのような・・・チングルマ(稚児車) |
折立に下山後、あずさ隊とお別れして、温泉にゴー!!
亀谷温泉で入浴して5日間の汗を流し、一路富山に向けて車を走らせました。
亀谷温泉でも食事は出来たのですが、何か美味しい物を食べたくて
折角富山に来たのですから、富山の美味しいお寿司屋さんを聞いて・・・
本当に美味しいお寿司をお腹一杯食べましたよ!
(余りの美味しさに写真を撮り忘れ〜 汗)
そうして午前4時前までに高速に乗るため、途中のコンビンニの駐車場で仮眠して
富山西ICから高速に乗り、途中の徳光のSAでお土産を買う為に立ち寄りましたが、
夜中は開いてなくて、徳光PA(静かなの)でしっかり寝てから・・・
8/30(木)に無事尾道に帰って参りました〜(^^)
カラッチ隊、これで百名山・北アルプスは完登出来ました!
後残すところ11座・・・来年には制覇出来るかなぁ〜
拙いレポにお付き合い下さって有難うございました〜m(__)m
一日目 折立→薬師岳→太郎平小屋(泊)レポ
二日目 太郎平小屋→北ノ俣岳→黒部五郎岳→黒部五郎小舎(泊)レポ
三日目 黒部五郎小舎→三俣山荘→鷲羽岳→ワリモ岳→水晶小屋(泊)レポ
四日目 水晶岳→岩苔乗越→祖父岳→雲ノ平→薬師沢小屋(泊)レポ
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