羊 蹄 山((蝦夷富士) (1898m) 2005年7月2日 (土) ![]() 羊蹄山は北海道後志支庁にあり、標高1,898mの成層火山で活火山に指定されている。 富士山に似た姿から蝦夷富士(えぞふじ)とも称される。 旧名である後方羊蹄山(しりべしやま)の「後方」とは・・・ 南東にある尻別岳(1,107m)を前方羊蹄山と言うのに対してそう言うらしい。 アイヌの人々は尻別岳をピンネシリ(雄山)と呼び、羊蹄山のことはマチネシリ(雌山)と呼ぶ。 尚・・・この山のアイヌ語名はマッ・カリ・ヌプリ(後ろを・曲がる・山)と言い、真狩川が語源だそうだ! 百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より・・・ 羊蹄山の火山活動 (気象庁HPより) ![]() 昨日、小樽運河を散策したカラッチ隊は・・・羊蹄山に登るため真狩野営場まで移動! 羊蹄自然の家の向かいに広い駐車場があり、野営場では家族連れがキャンプしていました。 羊蹄山の登山口は・・・倶知安、真狩、京極、喜茂別の四つのコースがあり、 一番ポピュラーな真狩登山口から登った! 標高1,898m 登山口からの標高差は1,503m・・・なかなかのハードコースだ。 実を言うと・・・ヒサゴさんお薦めの倶知安から登ろうかと思って登山口まで行ったのだけど、 (※ ヒサゴさんは、雪渓の残ってる時期は、こちらの方が安全と言うことで倶知安コースを薦められた) 下山してくる方達が「いやぁ〜ハイマツのトンネルが長くてね〜」とか 「8合目辺りからガレ場ですよ〜」と言われるので急遽、真狩に変更しました〜(^^;
南コブ探勝路と合流する分岐までは、エゾマツやトドマツの中をゆっくり歩く。 やがて登山道は右に巻いて尾根に取り付く。 ガスが漂ってきだして、休憩する時も何合目と言う案内板で・・・ 今どの辺りを歩いているのか確認しながら歩いた。 「このお天気では上もガスってるかもね〜」なんてカケスと言いながら歩きましたよ〜 4合目の標識が出た頃から傾斜もきつくなり、ジグザグの道を一歩一歩進む。 途中、おむすびとお漬物などで朝食タイム!!
お天気が良ければ、真狩の町が見えるらしいけど・・・こんな状態では何も見えましぇ〜ん! 6合目〜8合目辺りが最も険しい登りで、登れど登れど樹林帯の中・・・ 時にはダケカンバなどをくぐりながら登っていきます。 8合目(1600m)辺りで、山頂から南西にのびる尾根を巻き、空沢のガレ場を通過すると 9合目手前の「羊蹄山避難小屋」との分岐点に出た!
9合目避難小屋では、高山植物監視員をかねた管理人さんが6月から10月まで常駐しているそうです。 分岐を過ぎ、小さな尾根を登り始めてすぐに9合目でした。 ここからは火山礫の斜面を横切ると・・・w(@。@;)w オウ〜 シラネアオイ、キバナシャクナゲなどの見事なお花畑でしたよ〜〜 こんなに群生したシラネアオイ、カラッチ初めて見ましたよ! 本当に素晴らしかったで〜〜す! そうして、キバナシャクナゲも・・・ (下にお花のスライドショーがあるので見てね!)
お花畑の斜面を登ると大火口壁のコルに出た。 頂上は・・・ここから外輪山を廻った、ちょうど反対側(喜茂別コースとの分岐点)だそうだ。 コルに出た所で、先に登っていた島根県から来たと言う登山グループの方達が・・・ 「あっちにもこっちにも凄く沢山のアカモノが群生してるよ〜」と指差して下さった。 そちらに小走りで行ってみると・・・見事なアカモノの群落で、登山道が赤く染まっていた! w(@。@;)w オウ〜 こんな群生初めてみたよ〜〜 カラッチ隊はここから、時計の反対周りでガスの中・・・岩稜帯を歩き山頂を目指す・・・ ガスの中での岩稜帯歩きは、今まで以上に慎重に歩きました
南東の火口壁は、やせた岩場なので注意が必要で〜す。 カケスがしきりに「気をつけて歩くように」と・・・カラッチに呼びかける。 そのカラッチは、岩に張り付くように咲いたイワウメ等の撮影に余念がありましぇ〜ん! カケスに遅れないようにとカメラを構えるので、写真がピンボケで〜す(笑)
大火口壁のコルに出た時には、お釜もはっきり見えなかったけど・・・ 山頂が目の前に見える頃には、回りがだんだん見えるようになりました。 w(°o°)w おおっ 青空も広がってきましたよ〜 眼下に見えるのは喜茂別の町でしょうか〜 素晴らしい〜〜
山頂に着いて昼食にしようと思ったら、大火口壁のコルでお会いした島根県のグループの方達が・・・ 丁度、岩場の一角で昼食タイムでした〜 「こっちにいらっしゃ〜い」と呼びかけて頂いて、一緒に雑談しながら食事しました。 美味しい竹輪やウイナー、ブドウなども頂いたり楽しいひと時でした〜 と・・・その時で〜す! 中のメンバーの方が「お〜〜い、シジュウカラこっち向いて〜〜」とカメラを構えました。 「だって〜名前分らないから、さっき貰った名刺の名前呼んだのよ〜」だって・・・ みんなで大笑いしました〜(^o^)
岩崎元郎さんは、40名位の団体さんのガイドをしていらっしゃったのですが・・・ カラッチがすかさず、「岩崎さ〜ん 一枚記念写真よろしいでしょうか〜?」って聞いたところ、 快く応じて下さって、団体さんに「ちょっと待っていて下さい」と仰って・・・ 皆さんと離れた所で一緒に写って下さいました〜〜(^^) とっても気さくな方でしたよ〜 v(^^)v ブイブイ
羊蹄山に咲いていた・・・花
羊蹄山の美味しい湧水を一杯汲んで、明日のニセコアンヌプリに向けて五色温泉に向かう! 東北・北海道の山旅・・・北海道編に戻る ![]() |