2008年8月19日 (火) ![]() ![]() 8/17(日)に皇海山(すかいさん)に登ったカラッチ隊・・・291号線を走り水上町の 水上温泉に浸かり疲れを取ってから、「水紀行館道の駅」移動したのでした。 ここ「水紀行館道の駅」には足湯があり、次の山武尊山や谷川岳にも近く とっても足場の良い道の駅なんです〜
8/18日に谷川岳目指そうと、土合口まで走り谷川岳ロープウェイで 天神平まで登ったのですが・・・ ガスが濃くて天神平から土合口迄歩いて下山したのでした。 ロープウェイは往復(一人往復で2000円)買ったのですが、片道歩いたので 下山して一人600円返してくれましたが、二人で800円の損でした〜 しかも熊が出ないかと恐怖に耐えながら・・・(笑) もちろんこんな道を歩いているのは、カラッチ隊だけでしたよ!
おっと、今回は武尊山のレポでした〜^^; 谷川岳・天神平から歩いて下りたカラッチ隊、「水紀行館道の駅」から 武尊山に登るために登山口のある「武尊神社登山口に」、8/18(月)夕方向かったのでした。 駐車場は広く、お天気があまり良くないせいか〜 「始終カラ号」の他に1台止まっていましたが、その車もカラッチ隊が寝静まって下りて行ったようです。 武尊山は古くから山岳信仰の対象となってきた山で、 山名は日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征伝説にちなんでつけられたと言われています。 武尊山牧場を通るコースなどの他、いくつかあるコースでも この武尊神社からのコースは、岩場もあり変化に富んだコースと言うことでこちらを選びました。 標高2,158mの武尊山は、ブナの原生林と熊の生息数の多い事でも知られ 登山者による荒廃も少なく、自然がそのままに残されている貴重な山なのだそうだ。 しかし・・・熊が多いなんて〜 煤i゜Д゜|||)!?マジっ!? 何だか嫌な予感が頭をよぎりま〜す! が、意を決して林道歩きがあるので翌朝、午前5時20分駐車場を出発!!
カラッチ隊は、武尊神社の手前の駐車場に駐車して林道を30分程歩いたのですが、 林道奥にも以前は車が置けたようで5、6台は置けそうなスペースがありました。 武尊神社手前にゲートがあるので、本来なら違法なのですが・・・ ここに車を置けば片道30分短縮出来たのにと、この時は思ったのですが〜(笑) ここまでの道はやっと車が通れる位の細い道でなので、やはり武尊山神社手前に置くべきです。 カラッチ隊も置かなくて正解だったのですぅ〜 理由は下山後に・・・ 林道をさらに歩いて行くと、剣ケ峰山と手小屋沢避難小屋への分岐に出ました。 カラッチ隊は左にそれて、手小屋沢避難小屋(武尊山)方面に進みます。
小沢を3回ほど渡りながら、穏やかに登っていくと 勾配は段々ときつくなり、回りを見渡すとブナの巨木が一杯でした〜 沢沿いの獣道に進むと登山道を外れるので、3度とも必ず沢を渡って歩きます。 次第に倒木や木の根が多くなりますが、 自然のオゾンを体いっぱいに吸い込み、巨樹のエネルギーを感じながら・・・ 歩くことの幸せをかみ締めていましたよ(^^) こんな時、山歩きしていて本当に良かったと感じる瞬間で〜す! ル〜ンル〜ン(#^.^#) ♪♪
登山道脇には、ヒメシャジンやオタカラコウ、ノコンギク、リンドウなどの お花が咲き、疲れをいやしてくれます。 剣ヶ峰方面への分岐から1時間少々歩いてきたでしょうか〜 やっと手小屋沢避難小屋への分岐に到着しました。 手小屋沢避難小屋は、下の標識の矢印方向に下るとあるらしいが今日はパスです。 ここで大休憩にして、殆ど展望はないのですがフルーツなど行動食をとります。 樹幹の間からは空気が澄んでいれば、展望もあるのですが今日はこんな感じまででした。
だんだん荒廃した登山道も現れてきて、木の根をよじ登っているその時に、 カラッチの嫌な予感は的中したのでした〜 「ガサッガサッ」と人気の無い所で大きな音がするのですぅ〜 声を出すのも怖くて、カラッチ思わずぶら下げていた笛を大きく2、3度吹きましたよ! 少し前を歩いていたカケスが「どうした〜?」と言う顔で振り返ります。 恐怖に怯えたカラッチは、声も出ましぇ〜〜ん(#´ο`#) カケスが後戻りして来てくれて、「アッチ、アッチ」と指差すカラッチ!! 「何にもいないよ」と呑気そうな顔のカケスも、カラッチの青ざめた顔を見て・・・ やっと事の状況がわかったようです! 姿は見えなかったけど、登山道でない茂みの中で何かが大きく動いた・・・ きっと今でも熊だったと思うカラッチですぅ〜 気を取り直してカケスの直ぐ後をついて登り、不動妙岩に向かって 神妙に「熊に出遭いませんように・・・」と祈ったのであります。
しかも、こんな熊の生息数の多いと言われる山域を歩くと言うのに・・・ 今回の山旅では「熊避けの鈴」を持ってこなかったのですぅ〜(汗) 笛を何時でも吹ける状態にして、手にはペットボトルの空き容器を持って・・・ ポコポコ鳴らしながら、カケスの後をピタッとくっ付いて歩きましたよ! 手小屋沢避難小屋への分岐からさらに歩くこと、1時間半、斜度も増してきました。 さぁ〜ここから愚痴尾根が始まるようですよ〜(汗) 「熊が出る山なんて」「あぁ〜疲れた」などと愚痴言わないで歩きましたよ! 本当かいなぁ〜(^^)
さてここから武尊山の核心部と言われる、「行者ころげ」という難関が待っているので〜す! クサリ場&ハシゴが連続して続き、手足総動員で登ります。 最初の梯子は、何故だか曲がっていましたよ〜 この方が岩にフィットしたのでしょうか〜(笑) しかも梯子は固定されてなく、壊れ気味でしたので梯子に頼らず登りました。
二つ目の梯子の架かる岩は、大きな一枚岩で滑ると危険なので ここはしっかり梯子を登り、その上部の岩も慎重に滑らないように登りました。 少し岩ごろの急な道を歩いて行くと、鎖のある岩場に出ました。 まずカケスが先に登り、「濡れているので注意しながら登れ」とカラッチに指示します。 注意しながら慎重に登っていたいたのですが、 カラッチ、ちょっと足を滑らせてしまい岩で胸を打ったのでした〜 その後しばらくの間、息をすると痛かったけど自然に治りましたとさ。
三番目の最後の梯子を登ると、一気に開けた場所に出ました。 本当ならここからの眺めは素晴らしく、進行方向に武尊山・・・ そうして谷川岳や巻機山などの山が見渡せるらしいのにぃ〜 微妙なお天気で全く眺望はありましぇ〜ん(^_^; 武尊山に向かう登山道脇には石楠花の木が沢山あったので、 石楠花のお花の時期には素晴らしいことでしょう〜 確か、ハイジ隊が登ったのが石楠花の時期でしたよね。 レポリンクさせて頂こうと思ったら、アップされてたレポが無かったぁ〜(笑)
眺望を楽しみに登ってきましたが、生憎のガスで山頂はホワイトアウト!! 全くもってついてないカラッチ隊ですぅ〜 山頂まで誰にも会わなかったけど、カラッチ隊がお弁当を食べていると 剣ケ峰から二人連れの男性が登って来られました。 山頂からは、谷川岳、巻機山、平ヶ岳、燧ケ岳、至仏山、皇海山などが望めるらしいです。 あぁ〜〜残念(ーー;)
最高峰の沖武尊の山頂には御嶽神社の大きな石柱が建っていました。 剣ケ峰・中ノ岳の向こうには、日光白根山や皇海山などの山々も見渡せるはずでしたが・・・ これ以上の眺望は望めそうもなく、剣ケ峰を回らずに来た道を下ることにしました。
山頂で出会った地元のお二人連れの男性が、 剣が峰からの下山路は結構段差があったりで、道も良くないとのことでした。 このお二人は、穂高牧場に車を置いてるのでと来た道を下って行かれました。 下りで、あの梯子や鎖場辺りで登った来られたご夫婦にお会いしました。 カラッチ隊・・・ここから先、 あの熊の恐怖に怯えた場所も通らねばなりません!
手小屋沢避難小屋の分岐辺りまで下った頃、雨が降り出したので雨合羽を着込みました。 最初は小雨だったけど徐々に雨足も酷くなり、林道まで下ると まるで林道は川のようになり、益々雨は本降りとなり雷までなる始末! 武尊神社駐車場まで下りてきたけど、こんなにびしょ濡れでは車にも入れましぇ〜ん^_^; 丁度駐車場にあったトイレの手洗い前にも屋根があり、 そこで総て脱いで着替えたのでした(#´ο`#) はぁ〜 カラッチが下着から総て着替え終わった頃、水上町の役場の方でしょうか〜 男性がトイレのお掃除に来られました〜 危機一髪でした(汗) こんな雨の中、もし車を林道終点まで車を入れていたら服を着替えることも出来なかったのです。 それにしてもご夫婦で登られたお二人、この激しい雨の中どうされたでしょか〜 無事に下山されているといいですね。 武尊山で見かけたお花達で〜す!
昨年のカラッチ隊の山旅、どうもお天気についてないようです! (ノ_<。)うっうっうっ 特に群馬方面・・・ゲリラ豪雨と雷が頻繁に発生し、この先の山歩きもどうなることやら〜 2008年夏山旅・・・速報に戻る ![]() |