四国・南予アルプスを歩く

NO 3


   滑 床 渓 谷


地図リンク

コースタイム    熊ノコル(12:18)→奥千畳(13:25)→千畳敷(14:08)→猿ガ渕(14:20)
           →雪輪ノ滝(14:27)→出合滑(14:51)→鳥居岩(14:55)→万年橋(15:00)
           ( ※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね!)


滑床渓谷は、鬼ヶ城山系に抱かれた12kmにおよぶ大渓谷であり
清流四万十川の支流、目黒川の源流で・・・
滑床渓谷は、水源の森百選にも選定されています。
侵食によってできた花崗岩の河床が特長で、千畳敷や出合滑では広々とした岩肌が広がっています。
また、巨大な一枚岩の上を流れる幅20m落差300mの雪輪の滝は、
日本の滝100選にも認定されている名瀑で、滑床渓谷の象徴でもある。
溪谷の周辺には、日本三百名山の三本杭をはじめ・・・
高月山、八面山、鬼が城山、串が森など千メートル級の山々が聳えています。





三本杭からの下山道は、尾根を熊ノコルまで歩き・・・滑床渓谷の「奥千畳」に
滑床渓谷の新緑と渓谷美を満喫しながら下って行きます。
この下りが結構長く、奥千畳から渓谷沿いの道がまた長いのですが
滑床渓谷を楽しみながら歩いてきました。






我がワンゲル会・会長「晴れ男」です ブナもやっと芽吹いたところ・・・



谷の方に下った所に・・・可憐なヤマシャクヤクが咲いていました


奥千畳

熊ノコルから下って
 一番最初に出会うのが 
この奥千畳です

木漏れ日に新緑が
滴り落ち・・・
気持ちよい空間です

ここまで
結構歩きましたよ


河床の幅が狭くなりこんな渕がありました
こんな滝のような滑もありましたよ




千畳敷

滑床の名の起こりにもなった
滑(なめ)状の一枚岩が
河床全体に広がり
畳千畳ほどの広さ
 と言うことが名の由来だとか 

その昔、宇和島の風流人が
静寂な岩畳の上で
 日暮蝉の声を聞きながら 
句会や茶会を
楽しんだそうです


猿が渕

中滑が両岸から崩壊
しているようです

なんでも・・・
 この渕に猿がよく現れる 
のでこの名がついた
そうですよ


雪輪ノ滝

 日本の滝百選にも選ばれている 
雪輪ノ滝は・・・
幅20m、落差300mあり
一枚岩の急斜面を
まるで雪の輪のような波紋を
描くように
水が流れ落ちています
あたかも白い淡雪を
思わせるような水の輪が
浮かび・・・
滑床渓谷の一大スポット
となっています

この傾斜角が約35度も
あると言う滝を
夏には若者が滝滑りを
楽しむそうですよ!

なんとあのハイジちゃん
この滝の下の方三分の一
辺りから滑り下りた
そうです (°O° ;)
おしとやかな(?)
カラッチには・・・
とても真似は出来ませ〜ん(笑)


滑るような美しい岩肌に・・・雪の模様を描きながら流れる水の輪・・・
澄み渡る青い空に・・・滑床の新緑が息づいていました。




雪輪ノ滝近くに咲くツツジ
↑ 滝全体を望む・・・展望台より 神秘的な深碧の・・・落合滑


百岩

 巨岩が埋め尽くす
様から・・・そう
呼ぶのでしょうか〜

ヤマザクラが・・・
綺麗でした


平らな岩の上をさらさらと滑るように水が流れる・・・出合滑や
河鹿ノ滝を楽しみながら下っていきます。
出合滑は、風化された赤い花崗岩の岩肌に滑るように水が流れ
その水は澄み切ったエメラルドグリーンでした。
良く見ると岩魚が沢山泳いでいましたよ!
塩焼きにして食べると美味しいでしょ〜(笑)


出合滑(であいなめ) 河鹿ノ滝・・・なんだか滝が涙目〜(笑)


鳥居岩

巨岩を真っ二つに割り、
 岩をバランスよく乗せた姿は 
近寄りがたい
神秘さを感じます


注連飾りを付けて
鎮座する・・・鳥居岩


   四万十川の源流、鬼ヶ城山系に抱かれた12kmにおよぶ大渓谷・・・
滑床渓谷は、深山幽谷の気分が存分に味わえます。
三本杭登山の後の・・・3時間の歩きもあっと言う間でしたよ!
一緒に歩いたKさん夫妻の仲睦まじい姿に・・・
カラッチ一句詠みました〜
「ストックで、手と手をつなぐ、滑床の道」 

この二日間、篠山のアケボノツツジと三本杭のシャクナゲ・・・
そうして滑床渓谷と充実した山歩きが出来ました。
こんな素敵な山歩きを計画して下さった会長さんに感謝で〜す!

南予アルプスレポ見て頂き、有難うございました。



篠山(ささやま)・登山レポ

三本杭・登山レポ

昨年(2005年)・・・四国の山旅レポはこちらで・・・



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