木曽駒ケ岳→空木岳縦走
(2956m)        (2864m)



空木岳→下山口(林道古城線)

2006年9月2日(土)
  




空木岳山頂からの南アルプス


空木岳での眺望は、今までの疲れを充分癒してくれる素晴らしいものでした。
山頂では二人きりでしたが、駒峰ヒュッテで待っていて下さってるので
急いで下山することにしました。
空木岳からの素晴らしい・・・赤郷山から南駒ケ岳の画像は、
かつとんさんの画像でどうぞ〜(笑)





空木岳では二人っきりだったので
二人一緒の写真は撮れなかった!

この眺望やっぱ・・・このポーズです(笑)


駒峰ヒュッテに着くと、皆さん夕食の最中でした〜
でも管理人さんは、カラッチ隊を温かく迎え入れて下さいました。
取り敢えずカッパやスパッツを玄関入り口かけて、荷物を2階に置き食卓につきました。
夕食のメインは・・・駒峰ヒュッテ名物の温かいシチューです。
とってもまろやかで美味しいシチュ−でしたよ!
もちろんお代わりしちゃいました〜

夕食後何はともあれ、心配して下さってるであろう「かつとんさん」に電話したら・・・
かつとんさんの方から駒峰ヒュッテに電話して確認して下さったそうで、心配かけたなと思いました。
そうしてハイジちゃんにも電話すると、まさかの雨だったので心配していた由
とっても有り難く嬉しかったで〜す!





駒峰ヒュッテの名物・・・シチュー ↑

←  駒峰ヒュッテと池山尾根
(真ん中の白っぽい建物)


駒峰ヒュッテは、NPO法人 アルプスAyuda の方々が交代で管理していらっしゃるそうで、
以前は42名まで泊めておられたそうですが、快適に過ごして貰うように
2006年夏から32名までとしているそうです。
宿泊料金も寝具2食付 5,500円と安い上(要・予約)
お部屋もご覧のように掃除が行き届いてとっても気持ち良かったです。
トイレも土壌浄化循環型で水洗となっていて驚きました。
今夜の宿泊客は、4組の夫婦8名でした。
縦走したのはカラッチ隊のみで、他の皆さんは池山尾根から登って来られたそうです!
32名の所に8名ですから、広々寝れたのですが・・・
ただお布団がなく寝袋と銀マットだけでしたので、寒くて夜中に何度も目が覚めました。
途中持っているものを全部着て、ホッカイロを入れて寝ました。
カケスはカッパも着こんでましたよ〜





コースタイム   駒峰ヒュッテ(6:45)→駒石(7:10)→空木・池山分岐の標識(7:40)→危険箇所の標識(8:40〜9:00)
→池山水場(1020〜10:50)→林道古城線・空木岳下山口(12:00)
(コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)


翌朝、目を覚ますと外がほんのり染まっているようです!
急いで寒くないように身支度して、外に出てみると見事な朝焼けでした〜
刻々と変化していく景色・・・素晴らし〜い!!
それでは、素敵なご来光の瞬間をゆっくりお楽しみ下さ〜い!



駒峰ヒュッテのテラスからの空木岳 駒峰ヒュッテのテラスから・・・御嶽山




劇的なご来光の瞬間!




雲海の中に浮かぶ朝焼けの南アルプス




仙丈ケ岳の肩で赤く染まる・・・富士山




朝日に輝く空木岳!




朝焼けの御嶽山




昨日歩いてきた稜線で〜す!


駒峰ヒュッテのテラスからは、昨日歩いて来た・・・
宝剣岳→島田娘→檜尾岳→熊沢岳→東川岳→空木岳の稜線が一望出来、
宝剣岳があんなに小さく見えます。
我ながら良く歩けたものだと感無量でした〜
実はこの日、ハイジちゃん夫妻は御嶽山に登っていたのです!
そう〜 お互いに登っている山を眺めていた訳です。
なんとも不思議なご縁で〜す!

カラッチ隊は一番遅い出発で、管理人さんの苦労話を聞いてお礼を言って
さぁ〜これから池山尾根を下るのみです!
花崗岩とハイマツの緩やかな尾根を南アルプスの峰々を満喫しながら・・・
何度も何度も足を止め、撮影タイムです。
この眺望のお陰で楽しく歩くことが出来ました。





目の前に見える南アルプスの素晴らしい眺望に、カラッチの足もついつい止まりがち〜
カケスはどんどん下って行きま〜す!
カラッチは、木曽駒ケ岳や空木縦走時に見れなかった景色を
心ゆくまで思いっきり楽しみながら下って行きました。
巨大な駒石の所では、ハイマツの緑と白砂と南アルプスの美しさに息を呑み込みました!
う〜〜ん、素晴らしい〜〜♪





巨大な駒石と南アルプス




ハイマツから木々の背丈が高くなってくると、展望もそろそろお終いです。
南アルプスの眺望をこの目に焼き付けて、池山尾根を下ります。



快適に下るカケス 小地獄、大地獄の注意書き


「Caution」と大きく注意書きがある箇所で休憩した後、
鉄ハシゴや鎖場の小地獄、大地獄をひたすら下る。
この階段を下った辺りからトリカブトやヤマホタルブクロなどのお花が咲いてました〜

この林道古城線への下山道の詳細については・・・かつとんさんのレポに詳しく書かれています。





トリカブト シモツケソウ ヤマホタルブクロ サラシナショウマ





歩くこと3時間半、やっと池山小屋のある水場に到着しました。
   ここには綺麗な水場があり、竹の筒から水が勢いよく流れ出ていましたよ。
この水場で歯磨きをしたり、登って来る登山者と歓談して、
さぁ〜下山しましょうとリュックを背負い、下っていると・・・
何だか見覚えのある顔の方がにこにこ笑顔で登って来るではありませんか〜
ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/ナントー
この方こそ〜先日の御嶽山下山後にお会いした木曽駒ちゃんで〜す!


水場で美味しい水を汲む木曽駒ちゃん 木曽駒ちゃんと一緒にパチリ!


木曽駒ちゃんは、「シジュウカラさんの賑やかな声が聞こえてきたので、ここで会えるなと楽しみだった」と
にこやかな笑顔で「池山の水場で会えたらいいな〜」と思い登ってきたと仰います。
折角のお休みをわざわざカラッチ隊の為に・・・ヽ(#^ー゜#)v サンクス!
色んな話に花が咲きましたが・・・
木曽駒ちゃんも、水場で美味しい水をタップリ汲んでリュックに詰め、
記念写真を写して一緒に下山して下さったのです。
木曽駒ちゃんもこの時の様子をブログにアップされています!





展望ベンチから・・・南アルプスの山並みと伊那谷の景色


ミヤマシシウド タマガワホトトギス センジュガンピ ヤマジノホトトギス


お花に詳しい木曽駒ちゃんがこの辺りにあの花が咲いていると教えてくれます。
そうして撮影するカラッチの為に、邪魔になる葉っぱを優しく抑えて下さったのです。
なんて細かい気配りの出来る方なんでしょ〜
そうして犬を連れて登山道を歩く方に出会うと、「モコ嬢」を思い出してか、
ワンちゃんに優しく語りかける木曽駒ちゃんでした。








下山口に着いた木曽駒ちゃんは、カラッチ隊が車に戻って登山靴を脱いだりしている間に
駐車場の東屋でコーヒーを沸かしたり、手作りの蕎麦稲荷や冷たいフルーツなど等
沢山の差し入れを準備してくださっていました〜
もう〜感涙のカラッチ隊でしたよ!
蕎麦稲荷とっても美味しかったよ! 本当に有難う〜〜♪
ここでも話は尽きることはありませんが・・・
しっかり美味しい物を頂いて、菅の台の「こまくさの湯」に向けて移動です。
こまくさの湯」では二人で裸のお付き合い、ここでも延々と話が続きましたよ!
そうして木曽駒ちゃんは伊那の「かつとんさん」家に伺う為、名残惜しいけどここでお別れです。



林道古城線・池山駐車場 こまくさの湯にて・・・木曽駒ちゃんと


今夜も「こまくさの湯」の駐車場で寝て、翌朝かんてんパパに立ち寄ったカラッチ隊
この度の山旅・最後の恵那山に向けて移動しました。
長いレポを・・・最後まで見て下さって有難うございました。 
m(__)m



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2006.7/29〜9/5 「山旅速報」

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