鳳凰三山縦走・後編

地蔵岳(2764m)・観音岳(2840.4m)・薬師岳(2780m)


2007年8日6日 (月)   




朝焼けの富士山!



コースタイム (※ ゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
一日目(8/5) 御座石鉱泉登山口(5:00)→西ノ平(6:10〜6:35・朝食)→旭岳(8:00)→燕頭山(8:50〜9:10)→鳳凰小屋(10:45〜11:15)
→地蔵岳(12:45〜13:15)→薬師岳山頂手前(13:43)→鳳凰小屋・薬師岳・地蔵岳分岐(14:10)→鳳凰小屋泊(14:40)
二日目(8/6) →鳳凰小屋(6:00)→観音岳分岐(7:00)→観音岳(7:25〜7:45)→薬師岳山頂(8:10〜8:25)→鳳凰小屋・地蔵岳分岐(9:30)
→鳳凰小屋(10:10〜10:25)→燕頭山(11:35〜12:00・昼食)→旭岳(12:40)→御座石鉱泉(14:00)

鳳凰小屋では4時に起き、小屋から少し御座石の方に下った富士見岩まで行き
朝焼けの富士山を写したカラッチ隊、身支度した後・・・
ご飯と味噌汁と生卵と海苔と漬物の簡単な(笑)朝食を頂いて、
小屋の水場の前の沢を渡り、昨日下った急登を観音岳に向けて登ります!




ダケカンバの中を登るカケス   ↑
←    こんな荒れた登山道を激登り


ゴゼンタチバナ ウスユキソウ ハクサンシャクナゲ


小屋から沢を渡り梯子を登って、1時間ほどシラビソの林を登ると主稜線に出て・・・
やっと登ってきました〜
昨日もここから鳳凰小屋に下ったばかりでした〜(^^;





ここで、まず目に飛び込んできたのが・・・北岳の雄姿!!
正面に、北岳のあのバットレス(胸壁)が間近に見えます。
北岳に手が届きそうな場所に立つと・・・
北岳が 「早く登りにいらっしゃ〜い」 と手招きしてるように感じましたよ!
北岳をこんな間近に見たカラッチは、少々興奮気味で〜す。





正面にバットレス・・・迫力満点の北岳!


そうして左には、間ノ岳、農鳥岳と・・・白鳳三山の大パノラマ!
今朝登り返して、大正解でした〜σ(^0^)





目の前に・・・北岳・間ノ岳・農鳥岳の大パノラマでしたよ!




シロバナタカネビランジも咲いていましたよ!


さていよいよ、観音岳から薬師岳に向けて・・・
今日のメインイベントの稜線歩きの始まりで〜す!
観音岳に向かって登ると、見事な景色が広がり前に進めましぇ〜ん。
蒼い空にオベリスクが・・・甲斐駒ケ岳が素晴らしい!!
後ろを振り返りながら、パチリと撮影に余念のないカラッチです。



振り返って・・・オベリスク! こちら甲斐駒ケ岳とセットで・・・


w(@。@;)w オウ〜 オベリスクもこちらから見ると・・・
あのザレ場もこんなに急坂で〜す。
まるで天空に突き出る岩峰そのものだね!





オベリスクをズームで・・・


これから始まる白砂の稜線漫歩の始まり〜〜(^^)
まずは、目の前の鳳凰三山最高峰の観音岳に向けて歩きます。
少し歩いては立ち止まり、撮影タイムです。





こんな日にこの稜線を歩ける幸せを噛み締めながら、
ふっと観音岳の山頂を見ると、
なんとカケスは、もう観音岳の山頂に立っているではありませんか〜





観音岳山頂!   ↑

←  いつもカラッチより先に、山頂に立つカケスです





観音岳から眺めるカケスの目の先には・・・ ( On Mouse ) 甲斐駒ケ岳の雄姿!


観音岳山頂には、二等三角点がありました。
観音岳から、なんとなく霞んではいるものの・・・
北アルプス・中央アルプスの峰々、御嶽山、乗鞍岳も見えるようです。
何時までも眺めていたい気分でした。





こちらは観音岳からどっしりした・・・仙丈ケ岳!




薬師岳の肩には・・・富士山もお出迎え〜


さて、次は薬師岳へ向かって歩きます。
観音岳から薬師岳への稜線歩きも、まさに白砂の道で〜す!
こんなに真っ青な空だったけど、行く手の薬師岳方向にガスが湧いてきました。



ここを越えれば薬師岳・・・ 観音から薬師への稜線


薬師岳も、白砂の広々とした山頂で・・・北岳のバットレスが目の前に望めます!
薬師岳には、二つの岩搭とザレ場の平地があって・・・
ハイマツが彩りを添え、まさにロックガーデンのような雰囲気でしたよ!




薬師岳だよ! ( On Mouse ) で・・・北岳より高いカラッチ!


何時までもこの景色の中にいたかったけどそろそろ、下山せねばなりません。
薬師岳から青木鉱泉に下る中道を下ることも考えましたが、
青木鉱泉から御座石までのバスの時間もあるので、また元の道を引き返すことにしました。
結局なんと、観音岳・地蔵小屋の分岐のコルから地蔵小屋までの激下り、登りを
3回歩いたことになりま〜す(汗)





鳳凰小屋まで戻って休憩した後、
小屋の皆さんにお世話になった挨拶をして下山することに・・・
従業員の男性(一番左)もこれから下山されるそうで、準備しておられました。
この青いザックが男性のものですが、この中に何が入ってると思いますか〜
なんと空のプロパンボンベで、重さは9キロあるそうです。
丸いからとっても背負い心地が良くないんだそうですよ〜
ヘリでこのプロパンボンベを下ろすと、5000円位かかるそうです。
ここから山道は、ドンドコ沢コースと御座石コースに分かれるが
迷わず御座石コースを下ることにしました。
その理由は最後に・・・




↑   右側はザレた急斜面

殆ど下山してきましたが・・・  →
この辺りで2人連れの男性が膝の具合が悪くて休んでいた
無事に下山されたでしょうか〜


登りでまだ蕾だったレンゲショウマが咲いていました〜σ(^0^)
まるでランプのようなこの姿・・・
実際に登山道脇で咲いているのは、初めてでしたので感激のカラッチです!
斜面に這いつくばって撮ったレンゲショウマだよ〜ん。
このレンゲショウマ・・和名を蓮華升麻といい、
花がハスに、葉がサラシナショウマに似ていることから、そう名づけられたとか・・・
このお花の咲いている姿を眺められただけでも、
この激下りの御座石コースを下山した甲斐がありました〜(^^;





レンゲショウマ  ( On Mouse


また次回、鳳凰三山に登ることがあったら、かつとんさんが今年歩かれた
夜叉神峠から南御室小屋→薬師岳→観音岳→地蔵岳→高嶺→白鳳峠のコースを歩きたいです。

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2007年夏山旅・奥秩父・南アルプス速報


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