石 鎚 山 (1982m) 2005年5月5日(木) ![]() 地図リンク 西日本の最高峰である石鎚山は、役の行者の開山と伝わる修験の山でもあり 近代まで女人禁制だったそうです。 その名残でいまだに7月1日は女人禁制になっているとか・・・ 加賀白山、越中立山、大和大嶺山、釈迦嶽、駿河富士、伯耆大山とともに 日本七霊山のひとつにも数えられる信仰の山として崇められています。 御山開きは・・・7月1日〜10日迄盛大な祭りが行われ、 白装束の信者がご神体とともに山頂を目指します。 西日本最高峰の天狗岳を本峰に、石鎚神社が鎮座する弥山、 それに南尖峰を含めた総体山を石鎚山と言う。 ![]() ※ 愛媛労災病院山の会から写真お借りしました 石鎚山の一般的な登山ルートは・・・次のふたつでどちらも頂上直下の「二の鎖」下で合流します。 石鎚といえば鎖・・・ 試しの鎖・・・74mがあり、一の鎖・・・33m 二の鎖・・・65m 三の鎖・・・68m (試しの鎖と一の鎖は・・・成就コースにあります) 自信のない人は、迂回路も利用できるので安心です。
今回の登山にあたって、「こちら原村」のよっちゃん&マーガレット夫妻が登りたい山として 候補にあげたのが、石鎚山と剣山でした。 マーガレットさんの楽しい石鎚山レポはこちらからどうぞ〜 その石鎚山に登るべく前日4日に土小屋を目指したのですが・・・ 連休中とあって道路も遅滞し、大三島などの観光もしたので 面河ふるさとの駅に着いたのは、陽もどっぷり暮れてからでした。 その途中の494号線の暗く、とてつもなく曲がりくねった道には閉口しました〜 よっちゃん達は、どうやら途中から高速を使ってこの道に入ったようで、 一足先に面河ふるさとの駅に着いていました。 今夜は、ここで車中泊で〜す! しかし広い駐車場に他には車はいましぇ〜〜ん。
翌朝は、ご覧のような晴天で〜す! 石鎚スカイラインはこの時期、午前7時から午後6時までしか通れないので 今朝はゆっくり起きて朝食を済ませ出発です。 原村のお嬢様は・・・何だか車の中では寝苦しかったそうです(笑) よっちゃんカーは、あのランドクルザーだって言うのに・・・(*~ρ~) ツンツン 快適な石鎚スカイラインを登って行くと・・・ まるで槍ケ岳かと見間違えるような石鎚山の雄姿が目に飛び込んできました。 ねぇ〜よっちゃん、土小屋コースからが良かったでしょ〜〜 やがて土小屋登山口に到着! ここ土小屋はスカイラインの開通により、宿泊施設はもとより 山上とは思えないほどの大駐車場を備えている。 ![]() 土小屋から眺めた・・・瓶ケ森 ![]() 登山靴の紐をしっかり締めて・・・ さて、いよいよ石鎚神社・中宮・土小屋用遥拝殿に安全登山の祈願をして登山開始だ! 土小屋からの登山道は、整備された快適な道だ。
樹林の中へ入ってしばらくは、気持ちの良い若葉の目立ちも眩い林の中をゆったりと歩く。 よっちゃん&マーガレット夫妻は、ショウジョウバカマなどのお花を見つけては 立ち止まり、一生懸命撮影タイムで〜す。 お花の写真は、お二人にお任せしましょ〜 (笑) 途中、北斜面ルンゼのトラバースがありましたが・・・この時期なんら問題無いようでした。
石鎚東陵へ向かって・・・熊笹を綺麗に刈り込んだ登山道を歩く。 鶴の子の頭付近のブナ林や・・・ アケボノツツジが至る所に咲いて、我々の目を楽しませてくれる。 よっちゃん&マーガレット夫妻も撮影に余念がありましぇ〜ん! だんだんと石鎚東陵が近づいてきました〜 東稜の取付点からトラバース道に入り、大小4本のルンゼを越し、 二の鎖小屋で西之川コースに合流する。 4本のルンゼは、石鎚きっての花ゾーンだったがらしいが・・・ 平成11年の豪雨でお花畑が流失してしまったそうで残念!! ![]() 石鎚山とアケボノツツジ・・・絵になりますね〜ん! ![]() 夜明かし峠と瓶ケ森(1896m 右上) 氷見二千石原の笹原が見える 成就コースから登ると・・・成就社から夜明し峠を経て二の鎖で合流する さて、いよいよ鎖場に挑戦で〜す! 実は、昨年の2月に石鎚山ロープウエイ→夜明かし峠を経て、厳冬期の石鎚に登っているが・・・ 登山道がカリカリの為、迂回路を進むのも軽アイゼンでは危険と判断され この二の鎖小屋までで断念しているのです。 山登りとしては土小屋コースは楽な行程だったが、ここの鎖場が結構凄いで〜す! 岩は足をかける所が少なく、 鎖にしっかりとつかまり体を離し、時には鎖自体に足をかけないと登れません。 鎖の繋ぎ目の部分につま先を入れて登ります。 その鎖には寄進者の名前が一つづつ刻まれていましたよ! 鎖が左右に架かっているのは登り、下り用だそうですが・・・ ここを下って行く人がいるのでしょうか? よっちゃんは、心配そうにマーガリっち〜んを見守ってます。 石鎚信仰の山伏し達は、険しい岩場にかかるこの鎖にすがる時・・・ 邪心を捨て無我の境地となる「行」となるのでしょか〜
おぉ〜 登ったよ〜〜 弥山(1974m)に到着で〜す! カケスもよっちゃん&マーガレット夫妻も登ってきました。 目の前に、天に向かって突き上げる天狗岳(1982m)が目に飛び込んで来る。 (v^ー°) ヤッタネ !! 石鎚神社頂上社は・・・弥山(1974m)に鎮座し 石鎚大神の御降臨磐境なのだそうだ! うやうやしく石鎚神社頂上社にお参りし、 無事登頂の報告と天狗岳への安全登山をお願いする。
![]() 鋭鋒・・・天狗岳 西日本の最高峰(標高1982m) 天に向かって突き上げる岩峰は、まさに石鎚山の象徴だ !!
天狗岳へは弥山から鞍部へ下ってから、両側が切れ落ちた岩盤の真ん中を通る。 踏み跡を慎重に歩む・・・ε=ε=ε= 頂点直下は足を運ぶ位置に神経を使う所もあり、特に左側は絶壁であった。 ここでニュースで〜す ι(+_+)y なんとまぁ この石鎚東稜基部から矢筈岩を経由して天狗岳によじ登った人がいるのです! そう・・・あのファミハイの「RIKIさん」であった・・・その様子はこちらからどうぞ〜 どうやら右下の画像・大砲岩、矢筈岩がある辺りを登られたようです。 よっちゃん、今度はここを登るぞ〜なんて思ってないですか〜
この快晴の中、充分に天狗岳で360度の眺望を楽しんだ後 弥山に戻って、昼食タイムで〜す! よっちゃん&マーガレット夫妻と楽しい会話も弾み、今日のおむすびは最高に美味しいです。 下山は、鎖は使わず(当たり前か〜)迂回路を下っていきました。 この迂回路、木の階段や頑強な鉄板で安全に作られていましたよ! 石鎚登山のあいさつは「お上りさんかい」「お下りさんかい」と声をかけあい、励まし合うそうです。 その為か、迂回路には「おのぼりさん」「おくだりさん」と標識がありました。 ふと見ると・・・石鎚山東稜の岩場が凄いで〜す。 よっちゃん、ひょっとしてこの岩場登りたかったのではありませんか〜
下山道も同じ道ですが、よっちゃん&マーガレット夫妻は相変わらず写真撮影が忙しいみた〜い! しかしよっちゃんは遅れても、何時の間にやら追いついてきます。 アケボノツツジを写すマーガリっち〜んがとっても愛らしかったですよ〜
こうしてよっちゃん&マーガレット夫妻との初めての登山は終わりました。 本当に楽しい山歩きだったね! 土小屋に着いた我々は、今夜と明日の食材を土小屋の食堂や売店でゲットして・・・ 明日登る予定の瓶ケ森に向けて移動しました。 「四国の山旅」速報 剣山 レポ 厳冬期の石鎚山レポ ![]() |