笹ヶ峰登山口→高谷池ヒュッテ→火打山・編 2008年8月28日 (木) ![]() ![]() 8/26(火)に「しなの関東道の駅」でトウモロコシを茹でて頂いたカラッチ隊、お礼(笑)に「しなの関東道の駅)に泊まり、 翌朝、素晴らしい快晴の中、道の駅から妙高山を眺めていたのでした。 憧れだった妙高山に登れる期待に胸膨らませながら・・・ おだやかな火打山と荒々しい妙高山、対照的な二つの山を結ぶコースは、 お花を楽しみながら高谷池、天狗の庭、黒沢池などの天上の湿原を歩けるとても魅力的なコースなのです! ![]() そうして翌日火打山・妙高山に登る為に、まず向かったのが燕温泉でした。 この燕温泉は、妙高山周辺では最も高所にある温泉で、標高約1100mの斜面に・・・ 以前は、8軒の温泉宿と2軒の土産物屋並び、情緒ある風情だったそうですが 2007年3月の燕温泉スキー場の閉鎖と共に、 今では殆どの温泉宿と土産物屋は店仕舞いしてさびれていました。 温泉の周りを無数のイワツバメ飛び交っていたので、「燕温泉」になったそうです。 妙高山の登山道沿いにある(別ルート上)、「黄金の湯」と「河原の湯」の 無料天然露天風呂は、なかなか良い温泉で 特に「黄金の湯」の方は、男女別で脱衣場も完備していて白濁した湯に湯の花が浮いてました。 泉質が含土類・石膏(せっこう)泉の為なのか、底が少しヌルっとして滑りそうでした。 男女の仕切りは、岩一枚で申し訳程度なので、 外から女風呂も覗けるのですが、カラッチ勇気出して入っちゃいました。 もちろん一人で・・・(*/∇\*) キャー はじかしぃー でも川のせせらぎと、木々の濃い緑が心を安らげてくれましたよ! 「河原の湯」の方は道が、道路工事中でしたので行ってないです。 「黄金の湯」から数分歩いたところに、日本の滝百選に選ばれた惣滝を展望できるポイントが あったようですが、こちらも行かなかったですぅ〜^^;
燕温泉のこの入り口付近に車を止めて、夕食の準備をしていると・・・ 隣の車から降りてこられた男性が、こちらのルートからだとかなりキツイですよ〜と仰ってました。 勿論カラッチ隊は、夕飯を済ませたら笹ケ峰登山口駐車場に移動する予定! 結局その方と話し込んで、笹ケ峰登山口駐車場に移動するのが遅くなっちゃって、 笹ケ峰林道では、ガスで道路も真っ白でちょっぴり怖かったで〜す。 なんとか駐車場に着いて、車の中で寝る準備と明日の登山準備を済ませてから、 ぐっすり休んだのでした。 その夜のこと、目が覚めると夜空に星が煌いていました〜 何だか明日は、素晴らしいお天気の予感!!
笹ケ峰登山口(1340m)には、「火打山・妙高山登山道」と書かれた立派な東屋がありました。 まず登山届けを出して、この東屋をくぐり少し歩くと左に曲がって 歩き始めは、しばらく快適な木道歩きとなりま〜す。 この木道の両側には大きなブナの新緑が瑞々しく、緑のシャワー一杯浴びながら 気持ちよく歩けましたよ。 歩き始めて20分、笹ケ峰歩道の分岐を左に進みます。 木道はブナの林の中、穏やかな登りが続きます。 きっと紅葉の頃も綺麗なんだろうなぁ〜 やがて沢音が聞こえ黒沢橋に到着、川のせせらぎを聞きながら休憩タイムです!
黒沢橋のちょっと先から高低差100m余の、十二曲りの急登が始まりま〜す。 十二曲りは、別名・・・「爺返し」とも呼ぶのだそうです。 急坂を喘ぎながらの登りを12回曲がると、尾根の上に出ました。 九十九折の道を登り詰め、急登は一段落したようですが・・・ 富士見平までにも270mの高低差が控えているので、気を引き締めてガンバです! 途中にはハンショウズルやヒメシャジン、リンドウの花が咲いて 疲れた体に元気を与えてくれます。 この辺り、6月上旬には、シラネアオイ、タムシバ、ムラサキヤシオが咲いてるそうです。 尾根上の急斜面を岩に掴まりながら登るとま〜す! この岩越えの道を別名・・・「婆返し」と呼ぶのだとか〜 オオシラビソの林の中を登ると、またも木道が現れ富士見平に着きました。
富士見平分岐で右に行くと黒沢池ヒュッテ、左は高谷池に分かれます 我々は先に火打山に登るため、迷わず高谷池ヒュッテを目指して歩きま〜す。 ここからは傾斜はぐんと緩くなりましたが、道がぬかるんで歩きにくかったです。 富士見平は、富士山が望めるのでしょうか〜? 今日はガスっていて、何にも見えましぇ〜ん! 昨夜、あんな星空だったって言うのにぃ〜(#´ο`#) はぁ〜
ネマガリダケの滑り易い道をトラバースして行くと、道はほぼ水平となり やがて、独特な三角屋根の高谷池ヒュッテが見えてきました。 サンカヨウ、タケシマランなどに実がなっていたり、コバノイチヤクソウやオヤマリンドウ などのお花が咲いて楽しませてくれま〜す!
高谷池ヒュッテ(完全予約制)に着きました〜(*^_^*) 高谷池ヒュッテは町営で、一泊2食6500円です。 普通の山小屋よりは安いのですが、夕食はビーフカレー&ハヤシライス+フルーツで 朝食は中華丼&お味噌汁なのだそうです(画像切り替わります)。 ビーフカレー&ハヤシライスは御飯のほとりに両方入れる、同時に楽しめるようです。 また自炊設備が充実していて、奥の部屋には綺麗に片付けられた 鍋や釜・ガスコンロ・食器も貸してくれ、自炊組が優遇されてるみた〜い! 早速、高谷池ヒュッテで宿泊手続きをして、荷物を部屋に預け 午後から火打山に登るため、ディーバックに飲み物と行動食を詰め出発で〜す! ヒュッテから木道を進むと直ぐに右へ黒沢池への道を分けます。 この辺りにはキヌガサソウの群落らしいけど、今は花も少なく枯れかけてます。 リンドウの咲く木道を緩やかに下ると、「天狗の庭」に着きました。 天狗の庭とは好い名前をつけたものです。 天狗が舞い降りて遊んだのでしょうか〜〜(^^ゞ
高谷池ヒュッテ横の池塘の周りが、少し草紅葉になりかけて綺麗!! この赤くなりかけているのは、モウセンゴケだそうです。 この辺り・・・7月中旬頃にはハクサンコザクラの可憐な花が咲いて とっても綺麗なんだそうですよ〜♪ 火打山は日本海に面している為、冬の季節風をまともに受け 降雪量も非常に多く、高谷池周辺では5月連休でも5〜6mの積雪があるのだそうです。 この大量の雪が天狗の庭や高谷池の池塘をはぐくみ、お花畑を育てるのです。 有名な火打山のハクサンコザクラは、雪が消えた直後の7月上旬から中旬にかけてが見頃みたいです。 ハクサンコザクラの咲く頃、もう一度火打山歩いてみたいですぅ〜 「だんべえさん」のハクサンコザクラが咲く頃の素敵なレポは・・・こちら 素晴らしいお花と景色で〜す。 ぜひご覧下さいね! 池塘の向こうには焼山、火打山が聳えています。 天狗の庭の周りや木道沿いには、ミツガシワ、ワタスゲなど湿原の花が咲いてます。 ガスってなければ、池塘に逆さ火打山が映って綺麗なことでしょう〜
池塘の東側の木道を進み、岩がゴロゴロした道を登り尾根へ出ました。 ライチョウ平の平坦な所を進み、急な登りに差し掛かりました。 ライチョウ平は雷鳥生息の北限なんだそうですが、雷鳥は見れませんでした。 この辺りより地元の中学生の団体さんに追いつかれたり、抜いたりでしたよ〜 何だかガスと共に風も出てきて耐空姿勢で登りました! そうしてカラッチの大の苦手な階段の登りですぅ〜^^;
途中、真っ赤な実のナナカマドやミョウコウトリカブトの紫の花がとても綺麗でした。 この両側・・・トリカブトの階段も段差が高くてきつかったなぁ〜(汗)
やっと、火打山々頂に到着で〜す! 北アルプスなど眺望満点の山頂もご覧の通り〜〜(泣) お天気が良ければ、今も水蒸気を吐き続ける焼山、北アルプスや妙高山、 遠くには富士山、佐渡島、能登半島まで360度の展望なのにぃ〜 昨夜の満点の星は何だったのでしょうか〜
ガスで何にも見えない火打山々頂で写真を写していると、 例の中学生の団体さんが何組にも分かれて登ってきました〜 山頂標識の周りにドカッと腰を下ろして、どうやらお弁当タイムのようですぅ〜 アッ、イヤァ〜〜(ーー;) カラッチが「標識を写したいんだけど〜」って言うと、避けてくれないでピースなぞして・・・ ヾ( ̄p ̄) ォィォィ 貴男達写してるんではないんですけど〜(笑) そんなこんなで、展望の無い山頂で1時間も過ごしちゃったカラッチ隊、下山で〜す! そうしてあの急なトリカブトのお花の階段を下る頃から、怪しげなお天気は ついに雨になっちゃいました〜(>y<) あぁ〜山頂であんな無駄な時間過ごすのではなかったぁ〜 合羽は持って登っていたので急いで、合羽を羽織り急いで下山です。 結局天狗の庭の辺りまで雨に降られ、お陰でびしょ濡れになっちゃったよ。 高谷池ヒュッテに戻ると、管理人さんが奥の部屋にストーブをつけて下さって・・・ 冷えた体を温め、合羽やサブザックを乾かすことが出来ました。 セルフサービスでインスタントコーヒーですが、100円で頂けます。
夕食のビーフカレー&ハヤシライスとフルーツをヒュッテ1Fの北アルプスの見える窓辺で 景色を見ながら、お腹一杯頂いてから、北アルプス展望台があると聞いて・・・ 写真を写しに行きましたが、日が暮れかかって綺麗に写せませんでした。 翌朝妙高目指して出発する前に、もう一度行って写してきました。 高谷池ヒュッテの管理人さんが仰るには、 今朝、北アルプスの下のほうに雲があるので、「これから出発すればお昼前頃、 運がよければ妙高山頂はお天気で素晴らしい景色が見れるかも〜」 ですって〜〜♪ o(^O^*=*^O^)oワクワク 高谷池ヒュッテ近くで見かけたお花たち・・・
二日目・・・妙高山レポ 2008年夏山旅・・・速報に戻る ![]() |