金峰山 (2599m) 2007年7月31日 (火) ![]() ![]() 千代の吹き上げ辺りからの富士山! 山頂に五丈岩が鎮座する「金峰山」は・・・ その秀麗な山容と変化に富む山稜により、奥秩父の盟主と言える雄峰です。 7月28日に甲武信ケ岳から下山し、二日ほど休養したカラッチ隊! 30日の午後、蔦木宿道の駅から韮崎増富線を走り、瑞牆山荘前に到着したのですが・・・ 前日お天気があまり良くなかったからか、無料駐車場には1台も車が無く ちょっぴり寂しい雰囲気でしたので・・・ 瑞牆山荘前の駐車スペースに車を置かせて頂き、今夜はここで一泊で〜す! 山荘の横には水洗のトイレ(寸志必要)もあり、仮眠場所としては最高でしたよ! でもきっとシャクナゲや紅葉の時期には上の駐車場に停めるしかないでしょ〜 コースタイム (※ ゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね) 瑞牆山荘前登山口(4:00)→富士見平小屋(5:05〜5:25)→大日小屋(6:20)→大日岩・小川山分岐(6:55)→千代の吹上げ(8:25〜8:40) →金峰山山頂(9:10〜10:15)→大日岩・小川山分岐(11:35)→大日小屋(12:00)→富士見平小屋(12:45〜13:00)・・・この後瑞牆山へ
瑞牆山荘前の登山口から、シラカバ林の中の緩やかな登山道を歩き 富士見平林道に出合うと、木の階段をひと登りして尾根上に出た。 ここから樹幹越しに、瑞牆山の特徴ある山姿が目に入ります。 しばらく樹林帯の中を歩き、20分ほどすると富士見平小屋に着きました。 ここで朝食のお結びを食べ、急登に備えま〜す。 ここ富士見平小屋から左にそれると瑞牆山へ・・・ 今回カラッチ隊は、真っ直ぐ富士見平小屋のトイレ脇から金峰山に登ります。 この富士見平小屋、今は使われてないのか何だか不気味な感じのする小屋でした。 (このことについては下山後に知ったのですが、最後に書きますね)
富士見平小屋裏には、マルバダケブキの蕾が沢山咲いてました。 富士見平小屋からは緩やかな斜面が続き、苔むしたシラビソの樹林帯が続きます。 尾根をはずれ、飯森山南面の薄暗いトラバース道に入りました。
鷹見岩分岐手前で、南アルプスがよく見えるポイントがありましたよ! 鷹見岩は南アルプス&八ヶ岳の最高の展望台だそうで〜す。 ![]() 遠くに南アルプスが見えるでしょうか〜?
鷹見岩分岐点の指導標を通過して間もなく、ダケカンバに囲まれた平坦地に出ると 青い屋根の大日小屋が下に見えてきました。 大日小屋も無人小屋ですが、小屋の横に水場があり冷たい水が流れてました。 ひと登りすると頭上には、大日岩がデーンと構えていた。 大日岩の脇をひと登りすると、正面に大日岩がある小川山分岐点でした。 小川山は・・・近年ロッククライミングのメッカとして人気があるようです。
小川山分岐を右に折れ、シラビソの樹林帯の急登です。 こんな岩がゴロゴロした急登の繰り返しでしたよ〜(汗) 岩が終われば、今度は木の根っこを跨いで登る急登・・・アッイヤー この急登は、砂払ノ頭まで続いたのでした〜 ここが一番きつかったかなぁ〜 ファイト〜! (* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
![]() 千代の吹上の標識 ( On Mouse ) カエルのような岩を写すカラッチ! 千代の吹上の標識を見て、砂払ノ頭まで後少しの頑張りで〜す! 千代の吹上は、山梨県側に切れ落ちた絶壁で要注意箇所なので、三点支持で歩きました。 砂払ノ頭に出ると森林限界を越え・・・一気に展望が開けましたよ。 行く手には、山頂の五丈岩も見えてます〜σ(^0^) そうして・・・登ってきた方角には、瑞牆山も見えます! ![]() 砂払ノ頭からは・・・八ケ岳の素晴らしい展望(右下に・・・瑞牆山) ( On Mouse ) ![]() 山梨県側に切れ落ちた岩壁・・・千代の吹上
この辺りまで来ると、金峰山の五丈岩もハッキリと分ります。 やっと・・・あの五丈岩に会えると、気持ちは焦りますがゆっくり登っていきます。
五丈岩の北面もなかなか面白い形をしています。 砂払ノ頭から1時間ほどで、やっと金峰山山頂に到着しました。 何とか富士山も雲に隠れる寸前でしたよ! ![]() 金峰山山頂 ( On Mouse ) ![]() 金峰山山頂の・・・五丈岩 ( On Mouse ) カラッチが登ってるのが見えましたか〜(^^ゞ 一番上までは、カケスに止められ登れませんでした〜 って言うか・・・長い脚のカラッチでもやはり無理でしたよ(笑) ところで、あの富士見平小屋で事件があったこと皆さんご存知ですか〜 カラッチ、何となくあの富士見平小屋を見た時に不気味な感じがしたのですが・・・ 昭和58年9月、当時22歳の女性が富士見平小屋の管理人に乱暴の末殺されたそうです。 以前から同小屋で女性に悪戯したとの噂があった為 地元では女性登山者に対して、富士見平小屋には泊まらないように注意する人もいたとか・・・ 尚、犯人は昭和59年10月、婦女暴行致死、遺体遺棄などの罪で懲役13年の判決を受けたそうです。 こんなこと知っていたら、この富士見平小屋の前でお昼ご飯食べなかったよぉ〜 食事後、「瑞檣山まで1時間半」と書かれた標識を見たカケスが・・・ 「この足で瑞檣山まで登ってくるか〜 往復3時間半みたら歩けるよ!」って言うのです。 時計を見ると午後1時・・・遅くとも4時半に下山出来そうってことで 瑞檣山に登ることになったので〜す! く("0")>なんてこったぁ〜 2007年夏山旅・奥秩父・南アルプス速報 ![]() |