(3180m)

全行程   新穂高温泉→槍ケ岳→双六岳→笠ケ岳→笠新道→新穂高温泉

日   時    2003年7月26日
天   候           快  晴


22日に西穂に登った我々は、次の槍、双六、笠の縦走に備えて栃尾温泉で疲れた体を癒し
上宝村道の駅の食堂で焼き肉定食をお腹一杯食べた! 美味しかったぁ〜
そうしてお天気が2〜3日続く日をと・・・道の駅の天気図とにらめっこすることとなった!
23日は、:::( ^^)T ::: 雨
そうして24日早朝、梅雨明けを予感するような雷が鳴ったのだが・・・
24日雨のち曇り、25日がまたどうやら雨らしいぞ〜
本当に、今年の梅雨にこんなに翻弄されるとは、、、(○`ε´○)ぶうっ
お陰で、栃尾温泉で体がふやけるほど温泉三昧となった!!

でもその間にも平湯温泉や福地温泉に行ったり、日本昔ばなしの里を訪れたりして楽しみました。

福地温泉の囲炉裏にてお団子頂く 福地温泉・昔ばなしの里
古い民家を移築してあり趣のあるところだった
ヤマメを食べるカケス・・・

槍ケ岳コースタイム (※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね!)
7/26 新穂高駐車場→槍ケ岳・奥穂高分岐→チビ谷→滝谷出合槍平小屋
 
 4:30          6:20          7:28     7:56      8;45
→飛騨乗越・槍ケ岳分岐→昼食30分→槍ケ岳・大喰岳・槍平分岐→槍ケ岳山荘
 
      11:35                      13:45            13:55

いよいよ待望の晴れマークが続く予報がでました〜 v(^^)v ブイブイ
26〜28日迄まずまずの安定した天気を確認して、栃尾温泉から新穂高温泉村営無料駐車場に移動!
土曜日とあって駐車場はほとんど満杯状態だったが、運良く駐車できた。 ラッキー!
はやる気持ちを抑えながら、明日の槍を夢見て深い眠りにつく。
翌朝、4時身支度を整え、4時半新穂高温泉駐車場を出発!!
新穂高登山指導センターに登山届けを提出して、蒲田川の右俣谷に沿って歩き始める。
辺りがようやくしらみ初め、右俣林道を快調に歩く。

 
穂高平小屋を経て槍ケ岳・穂高方面へ
夏山近道
槍ケ岳・奥穂高分岐 3日目に登る笠ケ岳が見えてきた!
チビ谷にて・・・ 滝谷出合
雄滝と北穂のドームを仰ぐ
笠ガ岳が次第に量感を増してきた

林道をさらに進み堰堤のある柳谷を過ぎると白出小屋に出た。ここで林道歩きも終わりだ!
ここで穂高岳山荘に突き上げる白出沢の道と分かれて、沢を対岸に渡り樹林帯の中の登山道をしばらく行くと
滝谷の出合いにある避難小屋に着いた。
木の仮橋を渡り沢の上部を見上げると、荒々しい岩峰が見える。
あれは、ジャンダルムのあたりだろう〜か??
谷を渡ったところに、滝谷を初登頂した藤木九三のレリーフがあった。
だんだん谷が狭まり斜度を増すと樹林帯の深い森の中の道となった。
右手から流れ落ちる南沢を過ぎると谷が明るく開けた感じになって、槍平小屋に着いた。
ここ槍平は、南岳に登る西尾根ルートと、奥丸山に登るルートとの十字路となっている。
槍平小屋では、このお天気にと屋根に一杯、布団干しの真っ最中だった。
ここで水の補給と大休憩だ! お水が冷たくて美味しい〜


千丈乗越・槍ケ岳分岐
分岐の所に救急箱が設置してあった
登山靴のソールが剥がれたりした時など
修理できるようにと・・・

とっても親切!!
槍平小屋
千丈乗越・槍ケ岳分岐
大喰岳をバックに・・・ やっと槍ケ岳・大喰岳・槍平分岐まできた!
槍ガ岳は左、もうすぐだ。
槍の肩から東鎌尾根とヒュッテ大槍(右上端)
下に見えるのは、殺生ヒュッテ
>
槍平小屋で休憩した後、薄暗い感じのダケカンバの樹林帯を穏やかに登っていくと・・・
だんだん道が険しくなってきた。
槍から下りて来た人が、「この急登過ぎればお花畑が楽しめますよ〜」と教えてくれた。
左に大きく曲がって、樹林もまばらになってくると西鎌尾根の稜線が見えてきた。
が、しかしそこからが長いのなんの〜って・・・フゥ・・**
やっと、千丈乗越と槍ケ岳分岐に辿り着いた。 ここで昼食タイム(30分)!!
ここの分岐の所には、救急箱が設置してあった。
箱の外には、靴のソールを貼り替えた方は、必ず下山して下さいと書いてあった。
これからのガレばと急登に警鈴を告げるような、この注意書きを読み心を引き締める。
そんな中でも辺りには、色とりどりのお花が咲いて、疲れた体を癒してくれる。

シナノキンバイ ハクサンイチゲ コイワカガミ ツガザクラとキバナシャクナゲ

正面を見上げれば、槍の穂先が天を突くようにそそり立っている。
ガレ場の急登を喘ぎながらジグザグに登っていくと、飛騨乗越までもう〜ひと頑張りだぁ〜
この辺りが一番きつかった!!
その時、ハイジさん、とんこさん、mintさんからメールや電話で励ましの応援メッセージが・・・
一番しんどい時に貰ってとっても、嬉しかったよ〜〜サンクス!!
この飛騨乗越は、日本で一番標高の高い峠なんだそうだ!
どうりで、心臓がパクパクしそうなくらいしんどかったよ〜
が、しかし・・・ここかからがまた急な登りだった。
槍ケ岳・大喰岳・槍平分岐まで登ってきた。 続いてテント場を過ぎれば槍ケ岳山荘だ!!
3060m地点、通称「槍の肩」と言われるコルに山小屋とテン場がある。
あぁ〜13時55分やっと着いた、 あの槍が目の前に見える〜♪♪
槍ケ岳山荘で今夜の宿泊手続きをし、部屋にリュックを運ぶ。
土曜日とあって結構泊まり客があるようで、二階の10人寝れるところに7人で寝るらしい。
カケスは、これから槍に登って来ると言う!
シジュウカラはとてもそんな元気ないので、部屋で休んだりメールで無事登頂を知らせる。
明日の朝一番に日の出を拝み、槍の穂先に立とう!!

朝、3時半に目が覚めたのでソォーッと
身支度を済ませ、外に出て見ると・・・
日の出を拝もうと気の早い人達が
カメラを持って、待ちかまえている。
シジュウカラ達も
槍の穂先で日の出を
拝もうと思っていたが・・・
先ず写真に納めて登ることにしました。
槍には、すでにヘッデンを付けて
かなりの人が登っています。
今か、今かと待つこと1時間、
午前4時57分日の出の瞬間!
(@。@;)w オウ〜
と言うどよめきと共に、
それはそれは素晴らしい日の出でした。
夢中でシャッターを切りながら、
思わず涙が頬をつたいました。

これほど迄に感激する日の出は、
生涯で初めてでした。。

私達の無事の縦走と
息子の幸せを祈って、
手を合わせました。

すばらしい日の出の瞬間!!

槍が燃えた!!

しばらく朝焼けの槍に感動していたが、朝食の前に槍のに登って来ようと、5時15分頃から登り始める。
朝日を拝むため大勢の人が登ったので、この時間は以外と登る人が少なくて遅滞することなくスムースに登れた。
岩場はしっかりしているので三点確保さえしっかりして登ればそんな怖くはなかった!
でも一歩誤れば、危険なところもあり予断は許せない。
梯子を登りきり、いよいよ山頂に立つ!
今は山頂には20人ほどの人が立てる平坦地があるが、戦前には3人位しか立てなかったらしい。
この穂先に3人分のスペースしか無いなんて、考えただけでも怖い。
頂上から眺めた雲海に浮かぶ穂高、常念、大天井から乗鞍、御岳、立山、白山など・・・素晴らしい!!

いよいよ槍の穂先に登りま〜す 岩場はしっかりしているが、
危険ヶ所は沢山ある
最後のハシゴを登る一瞬
後に南岳、長谷川ピーク、北穂、奥穂が連なる
>
遂に頂上だぁ〜 v(^^)v ブイブイ
写真写すのも順番待ち(5:35)
頂上から見た槍ケ岳山荘 
惜しい!ブロッケン現象
昨日3時頃穂先に登ったカケス
この時はガスっていて
、残念ながら展望はなかったそうだ!

念願だった槍ケ岳頂上に立てた!!
3180m v(^^)v ブイブイ
しかもこんなにお天気にも恵まれて・・・
待った甲斐があった
山頂は360度の大パノラマだ!!

登って来た人に譲るために
明日からもお天気でありますようにと、
山頂の祠にお参りして下山する。


雲海に浮かぶ南岳への稜線・北穂、奥穂、前穂 雲海に北鎌尾根・野口五郎岳、立山連峰が・・・


山頂より下りて来て、山荘で朝食を済ませて双六岳に向けて千丈沢乗越を通り、西鎌尾根を下っていく。

二日目  槍ケ岳山荘→西鎌尾根→縦沢岳→双六小屋レポ

三日目  双六小屋→弓折岳→大ノマ岳→抜戸岳→笠ケ岳→笠新道下山



inserted by FC2 system