焼 岳(2455.4m)


2003年9月7日  快晴


焼岳は、大正4年6月の噴火で、梓川が塞き止められて大正池ができたのだそうだ。
昭和37年6月の噴火で、焼岳小屋が倒壊したらしい
それ以来、焼岳は登山規制されていたが・・・
平成3年に解除され登れるようになった。

コースータイム (コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
中の湯焼岳登山口発―→焼岳着―→焼岳発―→中の湯焼岳登山口着
     8:00           10:45      12:00         13:40

剱岳・立山縦走を無念の敗退となったカケスとシジュウカラは、9月7日(日)の好天に焼岳を登り、
7月に槍から笠に縦走した稜線を・・・焼岳頂上から眺めたいと、
安房峠を越えて中の湯側の登山口に車を走らせた。
今日は、絶好の登山日和だ!!
安房峠の9号カーブの駐車スペースに車を置き(10台位置けます)、
頂上からの絶景を思い描きながら、焼岳登山道入口に立つ。


焼岳中の湯登山道入口 焼岳が見えてきた 中央には噴煙が・・・


晴れてはいるものの、登山道を歩き始めて直ぐに樹林帯の中のぬかるみの道となった。
この道では、雨でも降っていたら大変な登山道だ!
ブナ林の中を気持ちよく進んで行く。
焼岳が見えだしたころから少しぬかるんだ道も登山道らしくなってきた。
これからいよいよ、急な登りとなってきた。
さすがにお花のシーズンも終わったようで、汗を拭きながら登って行く。
今日は、水分もしっかり補給しながら歩く。
瓜割の名水が、渇いた喉に沁みこんでいく。


噴煙を上げる焼岳

「中の湯・上高地」の分岐まで来ると、噴火口の底にエメラルド色の火口湖が見える。
この辺りまで来ると、硫黄の臭いが鼻をつく。凄い噴煙を上げている。
焼岳が、未だ活火山であることを実感させたれた。
南峰(2455)に三角点があるが、現在は立入禁止となっているので
蒸気を吹き上げる噴気口の横を通り、北峰(2393)に向かう。

焼岳頂上で槍ケ岳をバックに・・・ 焼岳頂上 右下には上高地が肉眼で見える・・・


焼岳・北峰頂上に到着すると大勢の登山客が思い思いに素晴らしい眺望を楽しんでいる。
本当に神様がご褒美をくれたのかと思うほどの、お天気と絶景だ!!
北峰頂上では穂高連峰・笠ヶ岳、眼下には上高地がよく見える。
v(^^)v ブイブイ
7月後半、カケスと歩いた槍から笠までの稜線が目の前にある。
自分達が歩いたあの稜線をみながら、こうして二人で山登り出来ることの幸せをかみしめる。
山登りしていて良かったと思える瞬間だ!!


焼岳からの眺望 (クリックすると拡大)
向かって左より笠ケ岳・抜戸岳・弓折岳・双六岳・三俣蓮華岳・槍ケ岳・西穂・奥穂

安房峠・中の湯上の駐車場からの前穂


登山者の多くは上高地から登っており、ここは穴場コースだ!
13時40分に中の湯焼岳登山口に下山できたので、お気に入りの栃尾温泉に戻り
露天風呂で汗を流し、飛騨牛の焼肉を食べながら次なる山の計画を練る。


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