皿 ヶ 嶺 (1278m)

2011年10月15日

久しく本格的な山歩きをしていないカラッチ、本日なんと2年振りの登山で〜す^^;
と言っても標高差は、700mにも満たない家族ハイキングのような道を
カラッチが所属する「○○○○ワンゲル会」の22名で団体登山なんですぅ〜
しかもこの日の天気予報は、前々日80%の雨の予報で
前日になって、秋雨前線が移動し少し期待が持てそうな天気に変わったのでした。
皿ケ嶺は・・・愛媛県東温市・上浮穴郡久万高原町にある山で、
石鎚連峰の西に位置し、皿ヶ嶺県立自然公園として整備されています。
山麗から見上げるとお皿を伏せたような平坦地に見えることから、皿ケ嶺と言われています。


東温アルプスの皿ケ嶺には、7つもの登山コースがあるそうです。
(下の登山コース地図参照してね)
また東温アルプスは・・・石墨山(1,456.0m)から西に14キロメートル余離れた皿ケ嶺(1,278m)までの
長大な連峰を指すのだとか〜!

愛媛県東温市・上浮穴郡久万高原町地図

上林峠コースの水の元登山口 水の元登山口の水場

皿ケ嶺は、春になると・・・
シロバナエイレンソウ、ヤマブキソウ、サイゴクサバノオ、イチリンソウ、アケボノソウ、シコクカッコウソウ等など
沢山の山野草が咲き、知る人ぞ知る山野草の山だそうで〜す。
上の画像の上林峠コースの水の元登山口から登ると良いそうですよ!
本日どうやら我々は、風穴コースだそうでハイキング気分で歩けるみた〜い(^^)
水の元コースから少し上まで車で上り、青いケシの花が咲くという
風穴を見て歩き始めます。



風穴は常に17度位の気温が保たれていて、
ヒマラヤに咲くと言う青いケシのお花の栽培に適しているようです。
ここの青いケシは、メコノプシス・ベトニキフォリア(ヒマラヤの青いケシ)だそうですよ!
当然この季節にはお花は咲いていませんが、葉(右の画像)は元気でした。
お花の時期に来て青いケシの花を一度見てみたいもので〜す!


水の元登山口のナギナタコウジュ 水の元登山口のアキチョウジ 風穴コース入り口のキバナアキギリ



皿ケ嶺登山コース・・・(赤い部分が本日歩いたコースです)
本当は、上林峠コースを水の元登山口→竜神平→皿ケ嶺→十字峠→風穴→水の元登山口と歩きたかったけど
今日はワンゲル会からなので致し方ありましぇ〜ん!


コースタイム 備考 (※ ゆっくり歩きました コースタイムは、専門書を参考に行動して下さいね)
風穴コース登山口(9:40)→風穴・上林峠分岐(10:43)→引地峠・分岐(11:00)→皿ケ嶺・山頂(11:18)→昼食
→山頂(11:53)→竜神平(12:15 休憩)→風穴登山口(13:15)
 トイレ  風穴登山口の駐車場と竜神平にあり

皿ケ嶺登山口 だんだん登山道らしくなり・・・ いい色合いに色づいて・・・

風穴を見た我々は、皿ケ嶺を目指して登っていきます。
いやぁ〜久し振りの山の空気を思いっきり吸って、リフレッシュ!!
紅葉には未だ早いかなと思っていたけれど、登るにつれて少し色づいて見えます。
落ち葉の絨毯も足に優しいし、こんな感覚が好きで
カケスと共に山旅を続けてきたんだけど、早く本格的な山歩きを再開したいなぁ〜
この時期お花は無いかなって思ったけれど・・・
ハガクレツリフネソウやシコクブシがまだまだ咲き残って
登山道の脇にあっちこっちで咲き、楽しませてくれましたよ!

ハガクレツリフネ オオバナヨメナ? シコクブシ・・・( On Mouse



こんな立派な標識に従って登って行きます。
ハガクレツリフネやシコクブシの他にも、レイジソウやジンジソウのお花も咲き
この山がお花の山だと彷彿させてくれる、そんな登山道を
写真を撮りながらゆっくり歩きました。

レイジンソウ・・・( On Mouse ジンジソウ ジンジソウ



こんな素敵な「森のオブジェ」も出迎えてくれましたよ〜♪


この辺りから紅葉も少し楽しめるようになってきました。
後一週間から10日もすれば、綺麗な紅葉が見れるんだろうなぁ〜
樹幹越しに遠くに山並みも見えてきました。


上林峠・風穴・・・分岐 紅葉の絨毯を踏みしめて・・・

この上林峠方面に行くと、水の元登山口に出るのかな。
竜神平の近くまで来ると、前を歩くメンバーの頭上には素晴らしい紅葉が・・・
足に優しい落ち葉の絨毯を踏みしめて、久し振りの山歩きが心地よいですぅ〜
2年前の八経ケ岳以来の登山で、山歩きって素晴らしいなぁ〜って
ここ最近感じたことのない心と体が喜んでるのが分ります。

皿ケ嶺山頂・六部堂へ・・・ 引地峠・・・分岐

皿ケ嶺に向かう途中から愛媛大学の非難小屋 皿ケ嶺・・・二等三角点(1270、5m) 熊笹の道を進むと・・・

竜神平には帰路に立ち寄ることにして、皿ケ嶺山頂を目指して・・・
なだらかな熊笹の尾根道を歩きます。




皿ケ嶺山頂(1278m)ですが・・・
何故だか標識には1200mとなっている・・・ん?・・・上の白い標識には1280m・・・ん?
標高1278mを繰り上げて1280mとしたのでしょうか〜




皿ケ嶺山頂からの景色・・・ガスってたけど、昼食を食べていたら見えてきました〜(*^^)v
久万高原方面の峰々でしょうか〜


山頂には、山の分教場みたいな机と椅子が・・・ Tさんからこんな差し入れも・・・( On Mouse

昼食には少し早いけど、折角の広い山頂でお弁当にしました。
この山頂には、こんなテーブルと椅子が広場を囲むように設置してあって、
何だか山の分教場で給食の時間のような、和気藹々としたお弁当タイムでしたよ!
山仲間のお髭のTさん(男性)からは、美味しい栗の渋皮煮の差し入れ・・・美味しかったなぁ〜(^^ゞ
さて、お弁当を食べたら竜神平に立ち寄って下山しますか〜


竜神平への下山道は昨日の雨で、木の根っこが落ち葉で隠れて
こんなに(右の画像)木の根が張って、とても滑りやすかったのでした〜
でも誰も滑り転ぶ人もいなくて、無事竜神平に着きました。


愛媛大学の非難小屋・・・( On Mouse )・・・で内部 竜神平の景色・・・( On Mouse )・・・でマユミの実をアップ

竜神平(1200m)は広い湿原で、きっと春や夏には山野草が咲いていることでしょう〜
またここには愛媛大学の非難小屋も整備されていて、宿泊も出来るようになっていました。
中もとっても綺麗にされていて、大切に使われている様子でしたよ!
小屋の前の湿原には、マユミが沢山実をつけて赤くとっても可愛らしかったなぁ〜




きれいに色づいたガマズミ・・・( On Mouse )・・・でアップ

誰が名づけたか・・・森のダンサーと言うブナ 「学習の道」の名の通り、木には名前と説明文 こんな立派なサルノコシカケが・・・

皿ケ嶺の登山道には、こんな風に木に説明版が設置されていて、
木に詳しくないカラッチでもとても勉強になりましたよ。
なるほど登山道の標識に、「学習の道」とあったのはこう言うことだったのですね。
また「森のダンサー」と名づけられた大きなブナ・・・紅葉の最盛期には素晴らしいだろうな!
ブナ(?)の枯れ木には、大きなサルノコシカケも見れました。

アキチョウジ キバナアキギリ

秋のこの時期、お花は正直期待してなかったけれど・・・
アキチョウジやキバナアキギリも見れて、満足の山歩きでした。
アキチョウジなんて、下山口の斜面を覆いつくすように咲き乱れていましたよ!

大きなブナの木の根元に大きな石が・・・ 上林森林公園への遊歩道 風穴コースを下って・・・ふと見上げると

大きなブナの根っこに大きな石が落ちて、木の株を傷つけていました。
上林森林公園の中にある登山道は綺麗に整備され、家族ハイキングでも気軽に歩けそうですし、
東温アルプスの風穴コースは、足にも優しい登山道でした。
カラッチも久し振りの山歩きでしたが、先週に訓練登山していたお陰で足も痛くなかったですぅ〜
また何時の日か、春のお花の最盛期に歩いてみたいなぁ〜
○○○○ワンゲル会の皆さん、お疲れさまでした。

そうそう、下山後の温泉は・・・見奈良天然温泉「利楽」でした。
とっても広々した温泉にゆったりと浸かり、疲れも吹っ飛んじゃいました。
見奈良天然温泉「利楽」の湯は、約7,500万年前の白亜紀末期より、
地層深さ1500mの砂岩・泥岩層の割れ目から湧水する源泉で、泉温50℃と高温だそうですよ。
神経痛や筋肉痛などの治癒に効果があるとかで、山歩き後には最適!
入浴料は大人一人850円ですが、65歳以上(650円)でしかも5枚綴りセット券で1600円と
お得な料金(45分間の時間制限あり)で入浴も可能だそうです。

尚、春のお花の最盛期のレポは・・・東温アルプス・山歩きのリストをご覧下さい。
四国の山にもこんなに美しいお花が咲くのだそうです!

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