讃岐冨士(飯野山 421.9m) & 讃岐うどん

2008年5月27日 (火)   

西行法師も・・・
讃岐には これをば富士と いいの山 朝げ煙 たたぬ日はなし
と詠んだ讃岐冨士


山仲間のMちゃんから「美味しい讃岐うどん」とセットで讃岐冨士に登りませんか〜と
お誘いの電話があったのが25日の夕方・・・
5月27日(火)にKさんの車に7名乗り込み、登ってきました〜


地図検索

福山ICから一路山陽自動車道で、岡山県早島に・・・
早島ICから瀬戸大橋を通り、香川県坂出ICまで走りま〜す!
瀬戸大橋は・・・優美な多島美を誇る瀬戸内海をまたぎ,本州と四国を結ぶ長大橋で、
 3つの吊橋と、2つの斜張橋、1つのトラス橋があり、
この6つの長大橋とこれらをつなぐ高架橋を総称して「瀬戸大橋」と言うのだそうです!
上部が瀬戸中央自動車道で、下部はJR瀬戸大橋線が通り二層構造となっていて
鉄道道路併用橋としては、世界最長だそうですよ。



標高422mの飯野山は・・・坂出市、丸亀市、綾歌郡飯山町の境に位置し、
讃岐平野の中でもきわめて美しい均整のとれた姿で、讃岐富士とも呼ばれています。
この辺りには、白山(東讃富士)、高鉢山(綾上富士)、堤山(羽床富士)、
江甫草山(有明富士)、六ツ目山(御厩富士)、爺神山(高瀬富士)、それに今回の飯野山(讃岐冨士)で
讃岐七富士があるのだそうですが・・・
なんと言っても今回カラッチ達が登った飯野山(讃岐冨士)が、一番美しい円錐形で
人気の山だそうですよ!

今日は、美味しい手打ちうどんをハシゴしながら山に登ろうと言う企画なんですぅ〜(笑)
今日もリーダーして下さるHさんの案内で・・・
まずは一軒目のおうどん屋さん・・・坂出市の「彦江製麺所」で〜す!
ここのセルフうどんは、どんぶりを手に取るところから始まる。
玉数をいい、麺を受け取り、熱いのが好きなら自分で温かい出汁をいれる。
清潔な製麺所の横にカウンターがあって、そこで頂いた手打ちうどんは、
凄っくコシがあって、イリコ出汁が良く効きとっても美味しかったで〜す!
麺は角のはっきりした硬めのもので、夏は細め、冬はどっしりめが良いのだそうです。
こちらのおうどんは一杯140円で、希望すれば+60円で
美味しく煮含めたアゲを載せて頂くことも出来ます。
また好みで、冷たい出汁と温かい出汁どちらでも選ぶことも出来ます。
「讃岐うどんのだしはイリコ」と、店主の彦江俊紀さんが言い切られる
こだわりのだしは・・・最後の1滴まですすれる美味しさでした〜σ(^0^)
代金は食べ終わってから自己申告にて支払います。
うどん1玉・・・60円で売ってましたが、下山後なら買って帰りたい美味しさでしたよ。


清潔な製麺所で作業されるご主人 ( On Mouse)・・・してネ!

飯野山(讃岐冨士)の登山道は、三つのコースがあるようです。
飯山町側の石段を直登するコース、坂出側の西又道、
そして一番歩き易く歩行者の多い・・・丸亀野外活動センターからのコース!
ですが・・・本日我々は、地元の方しか知らないと言う
直登コースを登るようですよ〜(^^ゞ



飯神社からアスレチック遊具が並んでいる横を通り、直登コースを探す!
以前この直登コースを登ったことのあるHさん、右下画像の古井戸を探すまで
少しロスタイムはあったものの・・・
見事に記憶を頼りに探し当ててくれたのです。



下山時に確認出来たのですが〜(^^;
野外活動センターから緩やかな道を登った先にある
三合目の案内標識の少し先に直登(急坂)コースがありました〜
小さなニワセキショウの花が愛らしかったです。



直登コースでなく、普通の登山道を登っても1時間程で登れる山なのですが、
我々元気隊、
敢えて直登コースを登っちゃうのですぅ〜
さすがに結構急な登りとなり、汗がしたたり落ちてきま〜す!
真っ白なキイチゴの花や、ヤマツツジの花に癒されながら・・・(V^−°)元気一発!!



本日の直登コース、一番の難所(?)&展望抜群!!
讃岐平野が一望でき、素晴らしいです。
歩きにくい露岩帯を登って行くと、
噴火の際のサヌカイト(讃岐質安山岩)が流れた跡がそのまま残っていましたよ!



大昔、基部の花崗岩の上に噴出した火山性の岩石が、
長い年月をかけて侵食されてできたものが 『ビュート型溶岩台地』 で、
飯野山のような形の山を、特に円錐状孤峰 (ビュ−ト) と言う!
この火山性の岩石は、有名なカンカン石と呼ばれるサヌカイト讃岐質安山岩』 で
飯野山(讃岐冨士)も中腹から上では、このサヌカイトの岩帯が現れます。
また頂上付近のには、火山性の岩石(巨岩)が散在しています。


向かって左上(一番濃い)に・・・我拝師山が見えます


三合目の案内標識の少し先にある、直登(急坂)コースのロープがある場所に出ました。
ここからもこんな感じで岩場を登って行く面白いコースでしたよ!
でもちょっと蚊が多いのには閉口しちゃったよ。



小さな小さな珍しい花が咲いていました。
一緒に登ったお花に詳しいKさんが、和紙の原料となる「ガンピ」の木の花だと教えて下さった。
アップで見るととっても不思議な可愛いお花で〜す!
ヤマツツジも登山道を彩り、とっても綺麗でしたよ〜♪

( On Mouse)・・・してネ!

巨石・・・おじょもの顔かなぁ〜(笑) 石鎚神社(石鎚さん)

山頂間近になってくると、火山性の岩石(巨岩)群がアッチコッチに点在してました。
このコースを登って行くと、この巨岩を見ながら歩けま〜す。


不動岩 お不動さん

さぁ〜 いよいよ讃岐冨士(飯野山)山頂で〜す!
山頂にはベンチも設置されていますが、展望は今ひとつのようです。

山頂には薬師堂もあって、山頂に住みついてる猫が二匹戯れていました。


摂政宮の御歌の碑と・・・岩崎元郎の新百名山の石碑 飯野山(421.9m)の三角点

登山家の岩崎元郎さんが新日本百名山に選んだと言う・・・飯野山
まだ真新しい「新日本百名山」の石碑が立っていましたよ。
「30m下、おじょもの足跡展望台」 の標識に誘われて下ってみると、
讃岐平野が一望出来る展望台があり、とっても良い眺めでした〜♪

そうして「おじょも伝説」のおじょも足跡の岩が並んでいました〜
その昔、天秤で担いだふごの土で山を造るのが得意なおじょも(巨人)がいたそうです。
城山と常山は、前に入ったふごの土で造られ
前のふごに入った土は、丁寧にうつして円錐形の美しい飯野山が造られたのだそうですよ。
「おじょも(巨人)が飯野山と常山を跨いで小便をして出来たのが大束川で
象頭山と飯野山を跨いで出来たのが土器川だそうですよ!
それにしても・・・昔のおじょも(巨人)の足って小さいよね。
カラッチの足の方が大きいかも〜(汗)


讃岐平野が一望! おじょもの足跡・・・真ん中の岩の凹んだ部分

   少し霞んではいるものの、土器川の向こうに、「金比羅山」で有名な琴平山や
大麻山、我拝師山(がはいしさん)などが見えましたよ!
また霞んでなければ、瀬戸内海の島や瀬戸大橋も一望できそうです。




山頂で眺望を楽しんだ後は・・・
下山後の讃岐うどんを楽しみに、だらだらと坂コースを下って行きます。
途中からの展望もなかなか良い感じ〜σ(^0^)
琴平平野と金比羅山のある琴平山(↓)も見えますぅ〜




目の前の山の先に、瀬戸大橋が見えるのですが・・・ 登りで見た・・・山頂まで45分の標識

下りはとっても早いですぅ〜
丸亀野外活動センターの横にあるトイレ・・・とっても綺麗でしたよ!
ウオッシュレットでしたが、使えませんでした〜(^^;


ヒノマルウツギでしょうか? 丸亀野外活動センター横のトイレ

さてさて、お楽しみ〜うどん屋さんへ直行で〜す!
だけれど・・・δ(⌒〜⌒ι) とほほ...
Hさんお勧めの美味しいおうどん屋さん「みやたけ」・「山内」・「なかむら」も、今日はお休みでした。
それではと連れて行って頂いた所が 、仲多度郡まんのう町の『谷川米穀店』 !
( ・_ ・)ん? これってお米屋さん?
そうなんですぅ〜 お米屋さんで手打ちうどん食べさせてくれるのです。
但し、午前11時から午後1時までの2時間のみ営業だそうです。
Hさん、携帯で予約入れて下さり、ぎりぎりセーフでした。
ここのおうどんの食べ方はとっても変わっていて、
おうどんの上にまずネギを盛り、その上にトウガラシ味噌を載せお醤油をかけて食べます!
好みで酢を入れても美味しいそうですよ。
カラッチ、まず一杯目は冷たいおうどんにトウガラシ味噌で頂きましたよ〜
そうして二杯目・・・熱いおうどんにトウガラシ味噌を載せ、お酢を少し入れてみました。
これがとっても美味しかったのですぅ〜 (V^−°)イエイ!
こちらのおうどん・・・一杯120円でしたよ。
どんぶりが欠けてるのが、いい味出してるでしょ〜(^-^;


看板も・・・谷川米穀店のみ(笑) ( On Mouse)・・・してネ!

手打ちうどんを堪能した我々、みかど温泉(600円)で汗を流して帰路に着きました。
お湯はやや白濁して、すべすべ感のあるお湯でしたよ!
帰りの高速からも讃岐冨士が見送ってくれました〜


みかど温泉 高速の正面に・・・讃岐冨士



今日案内して下さったHさん、有難う〜〜♪
普通に入ったお店では味わえない、美味しい手打ちうどんを食べることが出来て幸せでした。
そうして拙いレポ見て下さった皆さん、ヽ(#^ー゜#)v サンクス!

香川のうどん屋検索サイト


inserted by FC2 system