大山山系・三鈷峰(さんこほう) (1516m)

2003年10月29日   天 候 晴れ

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実は三鈷峰には、2002年7月に一度ギックリ腰の状態で登ったことがあったのですが、
その時は登ることに一生懸命で周りの景色を楽しむ余裕はありませんでした。
ギックリ腰になって3日目でしたが、自力で登って下りてきたのです。
しかし、その後が大変でした、、、45日間も接骨院に通う羽目になったのです。

それで今回、カケスと二人で紅葉の三鈷峰を楽しもうと28日車で出掛ける。
ところが、夕食を済ませた頃から雨が降り出してしまったのです。
出発前にお天気は調べていたので、前線の通過だろう〜とマイカーベッドにもぐり込む。
夜中目が覚めると星が煌めいているではありませんか〜 v(^^)v ブイブイ

コースタイム (コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)

10/29

中の原スキー場ー→下宝珠越ー→中宝珠越ー→上宝珠越ー→三鈷峰
  
 7:25          8:41        8:40       10:08     10:25
三鈷峰ー→ユートピア小屋ー→中の原スキー場
10:45    10:55(昼食)11:23       13:05

中の原スキー場より登る  最初は笹原を掻き分けて・・・ だんだん紅葉が見事になってきた

中の原スキー場は、ゲレンデの芝がとっても綺麗に刈り込んであり意外と歩き安かった。。
スキー場の上の方に登ると島根半島、弓ヶ浜、中海が良く見え、豪円山その後ろに考霊山が見える。
しばらく笹原の中を進んで宝珠山に入ると、ブナ林の紅葉が見事で〜す。 
下草も黄色に紅葉し,そのグラデーションにうっとり・・・


ブナ林の見事な紅葉 時折、赤い紅葉も混ざって綺麗 !!

黄色や橙色の紅葉の中に、太陽光線が微妙な彩りを作ってくれる 。
黄色や橙色に紅葉した草木の中、紅葉を楽しみながら軽快に歩いて行く。

中宝珠越え 紅葉の中に大山の稜線 紅葉のトンネルを登って・・・

下宝珠からアップダウンを繰り返し 所々厳しい道をロープに頼ったりしながら進む。
この辺り、平成12年10月の鳥取県西部地震の影響で何ヶ所か崩壊しているので注意しながら歩く。
 中宝珠越えに近づくと左手に三鈷峰、右手に大山北壁が広がる。
しかし、大山の稜線は濃いガスに包まれたままだ !! 

宝珠山から大山北壁の紅葉
三鈷峰が見えてきた 

視界が広がり大山北壁の山肌を見渡せるようになり、北壁斜面の紅葉が見事だった。
それにしても、この辺りから見る三鈷峰は登山意欲をそそる山である。
むき出しの岩肌に紅葉が映えて素晴らしい !!


紅葉の木々の中に向こうの山並みが・・・ 下から撮しているが、かなりな急坂 樹幹に三鈷峰が見える

中宝珠・上宝珠と何度かピークを越え・・・ユートピア小屋(無人避難小屋)が見えると山頂は、もう近い。
ユートピア小屋を右に見て三鈷峰を目指す。
今日は、前日からの前線の影響で風が強く吹き飛ばされそうだ!
ガレた細い尾根道を飛ばされないように、腰を屈めて歩いて行く。


草紅葉の見事な登山道を行くカケス 三鈷峰頂上直下から・・・ 右上が三鈷峰

山頂から、振子山・野田ガ山・矢筈ガ山・甲ガ山の外輪山を見渡す事が出来た

大山北壁側には、相変わらずガスが立ち込めていた。
山頂には北海道から飛行機で来られ、昨日大山に登ったと言われる3人組の方にお会いした。
「大山も三鈷峰もいい山ですね!」とお話が弾む。


三鈷峰頂上(1516m)
三鈷峰頂上にて大山北壁をバックに・・・

山頂からの展望は、素晴らしいはずだったが、今日は強い風とガスのため・・・
島根半島・弓ヶ浜の方面がちらりと、大山北壁もガスの切れ間に少し見ることが出来た。
三鈷峰山頂には、ケルンが三つ並んでいるだけで頂上には何の標識もありません。



天狗ケ峰、剣ケ峰、弥山に至る大山の主稜線にかけて、放射冷却で白くなっていた
稜線の中ほどに見える白い小屋が「ユートピア小屋」で〜す
このユートピア小屋付近は、夏の花の最盛期には、クガイソウの花で埋め尽くされ見事である。




豪円山側から見た・・・向かって左端が本日登った三鈷峰(1516m)
天狗ケ峰・剣ケ峰・弥山 (現在・・・象ケ鼻・剣ケ峰・弥山間は、通行不可能)

この場所で沢山の方が絵を描いていらっしゃった・・・


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