四国・南予アルプスを歩く NO 2 昨夜、「森の国ホテル」で美味しいディナーに舌鼓を打ち、露天風呂で汗を流した後・・・ ふかふかのお布団で深い眠りについたカラッチ達は、翌日ホテルの朝食を頂いて 今日は・・・三本杭に登り滑床渓谷を散策しながら下る予定で〜す! 三 本 杭 (さんぼんぐい 1226m) 2006年5月3日 (水) コースタイム 滑床・三本杭登山口(8:08)→ 御祝山・林道分岐(8:45)→御祝山山頂(9:53)→八面山分岐(11:10)→三本杭・山頂(11:25) →昼食(11:30〜12:00)→熊ノコル(12:18)→奥千畳(13:25)→千畳敷(14:03)→雪輪ノ滝(14:25)→鳥居岩(14:55)→万年橋(14:58) ( ※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね!) 地図リンク 滑床自然休養林は,宇和島市,広見町,松野町の山岳部に位置し、 滑床・成川・鬼ガ城山系の3つに大別され・・・滑床渓谷をU字形に取り巻くように 最高峰の高月山をはじめ鬼ガ城山、八面山(やづらやま)、三本杭などの 1000mを越す峰が連なっている。 三本杭は、美しいナメで知られる渓谷の南に聳え、連峰随一の豊かな自然が息づいている。 滑床渓谷は、最後の清流といわれる四万十川の上流にあたります。 海岸線から5km程度の距離に1000m級の山々があるのは全国的にみても珍しいそうです。 ですから、四国の山はどの山も結構な急登なのです! 三本杭・・・このちょっと変わった名前は、 藩政時代に宇和島藩、吉田藩、土佐藩が立てた3本の領地境界の標柱に由来するらしい!
万年橋のたもとの登山口から杉の植林地をひと登りして 林道に出たら、左に20mばかり歩き、御祝山(おいわいやま)登山道に入る。 まずは御祝山目指して登って行くが、これがなかなかの急登で気合を入れながら登って行く。
今日は抜けるような青空が広がり、急登を汗を拭きながら登っていきます。 伐採地を登って尾根に取り付きトラバースを繰り返しながら、急登は容赦なく続く! 見通しの無い斜面を登ると時折、伐採してある所から遠くの山が霞んで見えます。
1時間半ほど登ると、展望のない御祝山に到着。 しかし、御祝山々頂は樹木に囲まれまったく展望がありませ〜ん。 いやぁ〜御祝山への最後の急坂はきつかったなぁ〜〜 それでも時折見せてくれる、シャクナゲの花に癒されながら登りました。 ここまで標高差で700m以上の登りでしたよ!
しばらくすると常緑樹の中にブナやヒメシャラの木も混じるようになり 斜度もだんだん緩やかになってきました。 標高が1000m近いのに、カシなど暖帯常緑樹が多いのは、いかにも南予地方の山らしい。 シャクナゲの木も数を増し、シャクナゲの枝を掻き分けて歩くと言っても大げさでないほどになる。 まるでシャクナゲのトンネルで〜す! 花の最盛期とまでいかないが、それでも驚くほどの花の多さです。 このシャクナゲの群落が終わると・・・ ブナの林となり、穏やかな三本杭への登りを楽しんで歩きました。 大きなブナの木がありカラッチが突然、寝転んで写していると・・・ 山仲間が何が始まったのかと思ったようですよ(笑) 少なくなったシャクナゲはブナ林の中で、自己主張するように咲いていましたよ! そうしてやぶ椿も登山道に咲き、シャクナゲには負けてないよと 言っているようでした。
山頂は鹿により笹が食べられてしまったのか、見事なほど禿げ山となっていた。 この異様で無残な姿に、我が会長さんも久し振りに登って驚いておられた。 (会長は、4度この三本杭に登られているのです) その代わり遮るもの何も無く、眺めは最高で〜す!
山頂で「森の国ホテル」で作って貰ったお弁当を食べて、熊ノコルまで下り・・・ これより滑床渓谷を散策しながら万年橋まで歩きます。 篠山(ささやま)・登山レポ 下り・・・滑床渓谷散策レポ 昨年(2005年)・・・四国の山旅レポはこちらで・・・ |