六甲ロックガーデンから有馬温泉


2004年4月6日(火)   快  晴

六甲ロックガーデンは・・・
「ただひとりとかげ極めこむ日もありて物音絶えし岩場なりしか」と富田粋花の詩の通り
花崗岩が風雪の浸食によって、つくりだされた特異な景勝地で
大正13年(1924年)頃からロッククライミングクラブの人々によって
登山練習が始められた近代登山の発祥地だそうだ!


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(地図を 1/21000 に切り替えて頂くと登山道も表示出来ます)

コースタイム    芦屋・高座川沿いの公園(9:30)―→(10:00)滝の茶屋・高座の滝(10:15)―→ロックガーデン(10:49)―→
           (10:55)風吹岩(11:25)―→水場―→(11:44)雨ガ峠(12;17)―→分岐を七曲りへ(12:35)―→一軒茶屋
         ―→(13:43)六甲最高峰着(13:50)―→一軒茶屋休憩後・魚屋道を下る―→有馬への近道(15:57)
        ―→(15:07)稲荷神社(15:15)―→(15:18)炭酸源泉公園(15:35)―→有馬駅着(16:00)―→三宮へ
(コースタイム等については、専門書等を参考に行動してください)


本日は青春切符を利用し、山登りの仲間10名で六甲山を歩くことになった!
朝一番の電車(4:59発)に乗り込み→網干→姫路→芦屋に・・・
途中の駅で幾つもの山グループの方が、青春切符を利用して山登りに出掛けている。
皆さん、いい青春してますね〜(^^ゞ

芦屋川の支流の高座川の橋を渡り、そのまま北上すると高座の滝への道標があり
S字カーブを過ぎた辺りから、閑静な芦屋の高級住宅街を眺めつつ更に進むと・・・
左手に会下山遺跡方面・・・少し行くと右手に城山方面への道標がある。
小鳥のさえずりを聞きながらさらに進むと、「滝の茶屋」、少し石段を上ると
 「大谷茶屋」があり・・・やっと高座の滝に到着! 
(トイレは、ここが最後だそうだ)

高座の滝・ロックガーデン方面に・・・ 高座の滝と六甲カントリークラブ
創始者・藤木九三氏のレリーフ
tonkoさんと・・・パチリ!

トイレ休憩の後、滝のそばにある崖道を登る。
すぐ左への道もあるが、それは地獄谷方面なので
目の前の石垣を上がる中央尾根ルートを進む。
いよいよ、ロックガーデンの山域らしい砂岩の山道になってきた。
あえぎながら高度をあげて行くと、梯子のある岩場もあり
ロックガーデンを楽しみながら登っていく。
少し進むと尾根道になり、少しアップダウンを繰り返す。


砂岩の山道を登って行く 登ってきた道を振り返って・・・
向こうに地獄谷コースの岩場が見える ピラーロックは奇岩の群れだった!

左向こうには、地獄谷コースのピラーロックと呼ばれる岩場が見える。
何人か人が立っているのが見える!!

※ 地獄谷コースは小さな滝がいくつかあり、巻き道はしっかりしているそうです。
ロッククライマー達が練習に励んだと言う・・・A懸、B懸跡、ピラーロックなどを通り
風吹岩でハイキング道と合流するのだとか・・・
今度歩くときには是非とも、このコースを歩きたいなぁ〜


風吹岩の大岩 風吹岩・・・この岩の下が風の吹き抜け道なのか?
全員で記念撮影! 風吹岩の上で・・・

前方に大きな岩が見え、そこが風吹岩でした。
ここからは、大阪湾一帯から紀州の山並みまで一望でき素晴らしい!
風吹岩は、標高437mだが・・・現地の案内板には震災で崩れる前は447mとなっている。
ここはいくつものルートの通過点となっているのだそうです。

風吹岩あたりで、“魚屋道(ととやみち)”と合流。
魚屋道(ととやみち)・・・なんとも素敵な言葉の響きでしょう〜
昔、灘の浜から温泉地の有馬まで毎日、新鮮な魚を運んだそうです。

風吹岩から北に、雨ヶ峠方面へ魚屋道を進みます。
途中芦屋ゴルフクラブの敷地を通りぬけ、イノシシよけのフェンスを過ぎ
クラブハウスを右に見ながら行くと、水飲み場のある広場に到着!
やがて、階段状になった急坂を登りつめるとそこが雨ガ峠でした。
ここでちょうどお昼になったので昼食タイム!!


雨ガ峠・・・お多福山・本庄橋跡経由六甲分岐 本庄橋を経て六甲最高峰に 快適な道を歩いて・・・

雨ガ峠から左へ行くと本庄橋跡経由六甲最高峰、右は東お多福山となっているが、
今回は魚屋道を歩くので、本庄橋跡を目指して歩く。
(本庄橋があった辺りが魚屋道の中継点だそうで、昔はここまで有馬から迎えが来ていたらしい)
右に下っていくと住吉川の流れにであい、山頂への道標があった。
右の七曲りを経て六甲最高峰に進む。
最後の急な登り・・・七曲りを30分も登ったら、六甲山頂の一軒茶屋に到着。
せっかく六甲に来たのだからと、魚屋道からそれて六甲最高峰で記念撮影!


六甲最高峰のモニュメント 六甲山山頂 (931m) 六甲山の山頂方位盤
先程までいた六甲山頂上 青い空にタムシバの花が映えて・・・ 有馬温泉への近道

いにしえの人々がこの道を行き交った姿を想像しながら・・・
あこがれの魚屋道(ととやみち)を下って行きま〜す。
一軒茶屋の前の道路を斜め向かいの石畳の道を下り
お経の石碑前で有馬の裏山(的場山)になり、その山腹を取り巻くように歩いて行くと
左手には有馬三山の山並みが・・・先程登った六甲山の頂上も見えてきました。
 くねくねした下り坂を下りていくと「稲荷神社への近道」と言う案内板があり
そちらの近道を通ったが、少し急なガレ場の下りだった!

稲荷神社境内からの有馬温泉街 稲荷神社 炭酸泉源公園

気持ちの良い疲れと満足感に浸っている間に稲荷神社境内に到着!
ここから有馬温泉街が見渡せる。
炭酸泉源公園で天然の炭酸水で喉を潤し、お土産に炭酸煎餅を買った!
山歩きの最後は、有馬温泉街で観光客に混じって観光しながら、有馬温泉駅に到着
有馬温泉駅から三宮まで私鉄なので900円の切符を買う!
何だか青春切符一枚で往復(2300円)出来るので、この900円が高く感じたよ〜(笑)

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