大 台 ヶ 原 （２日目）　大杉谷 日　　　時　　　　　２００３年５月２０〜２１日 天　　　候　　　　　２０日　　　小雨時々曇り 　　　　　 ２１日　　　晴れ コ　ー　ス　　　（１日目）　大台ヶ原ビジターセンター―→シオカラ谷―→大蛇�ｰ―→牛石ケ原―→正木ケ原 　　　　　　　　　　　　　―→日出ケ岳―→栗谷小屋（昼食）堂倉滝―→七つ釜滝―→桃の木山の家 　　　　　（２日目）　桃の木山の家―→平等�ｰ―→猪ケ渕―→千尋滝―→大日�ｰ―→乗船場 　　　地図リンク 大杉谷から宮川貯水池までの地図が表示されます 昨夜、桃の木山の家で温かいお風呂に入ってグッスリ眠ったお陰で、今日もみんな元気いっぱい！！ 午前６時１０分「桃の木山の家」を出発！！ ２日目は、下の地図の「大杉谷」の斜め右上「桃の木小屋」より宮川第５渡船場まで歩く。　 桃の木山の家を出発　(6:10) 渡船場までおよそ62�q (6:35) いよいよ渓谷の様相 「桃の木山の家」の目の前の桃ノ木小屋吊り橋を渡り、大杉谷渓谷に・・・ 小屋から３０分ほどで，巨大な一枚岩がそそり立つ平等�ｰが現れた。 吊り橋から平等�ｰを見上げると足がすくむようである。 次に現れるのはニコニコ滝で，立派な休憩所があり休憩も兼ねて写真を撮る。 垂直に切り立った岩の壁の平等�ｰ 長〜〜い平等�ｰ吊り橋 見事なニコニコ滝 (7:00) 猪ヶ淵 切り立った崖に囲まれた奥には ニコニコ滝が見える 千尋滝（せんぴろのたき）の前で (8:45) 落差１４０ｍの千尋滝 滝の正面には立派な 休憩所が設置されている 猪ケ渕は切り立った崖に囲まれ、生い茂る木々はまるで幽玄の世界だ。 づっと奥を見ると、ニコニコ滝が見えた。 千尋滝は、落差１６０ｍの大杉谷最大の滝で本当に美しい滝だった！！ ここで大休憩し、行動食と水分の補給をする。 大杉谷の魅力は、黒部の下の廊下に勝るとも劣らないともいわれているそうだ！ 下の廊下は、高さといい規模と言いこんなものでは無いらしいが・・・ 大杉谷は色んな滝も楽しめて、緑の豊富なこと、登山道のスリルと快感は下の廊下匹敵するかも知れない。 アップダウンを繰り返して・・・ 最後の難関（下は激流） 左の写真の崖を向こう側から 撮した写真 鎖をもって慎重に歩く > 黒部の下の廊下のような雰囲気 （黒部の下の廊下はこの３倍の高さはある） 下山届けを提出し無事完歩(10:40) 宮川渡船場と船 (12:20) 澄んだ水に、船がとても綺麗だった！ ところどころ岩壁を削ったような足場の狭い鎖場があり、 躓いたり滑ると真っ逆さまに崖の下へ落ちてしまいそうだ。 何ヶ所か鎖場を抜け，エメラルド色に輝く宮川に沿って下っていくと、河原に出た。 １１：００に宮川発電所へ到着。ここからアスファルトの林道を宮川第５乗船場まで５�q程歩く。 宮川発電所の少し先の広場でトイレ休憩と軽く昼食のパンを食べる。 １２：２０の船に乗り、迎えのバスが来ている駐車場まで下る この船は４０人乗りの立派な船で、川を下りだすと船の天井が開いて外の景色が楽しめ、 大杉谷・宮川の渓谷美を楽しみながら、昼食を食べ川を下る。 深田久弥は大台ヶ原山の項の最後の３行に・・・こう記している。 これ（大杉谷）は見事な谷である。 次々とすばらしい滝が現れる。 水は清く豊かで，渓谷の美しさは日本中で屈指といっていい。 交通手段　　　　☆　大阪方面から：近鉄吉野線で大和上市駅下車。奈良交通バスで約２時間。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（バスは４月下旬〜１１月下旬運行）大台ヶ原ビジターセンター前の駐車場に到着。 　　　　　☆　名古屋方面から：近鉄・ＪＲ松坂駅下車。三重交通バスで約２時間 （大杉谷の登山口から徒歩で１日行程）　　　　　　　　　 お問い合わせ先　　大台ヶ原ビジターセンター（大台ヶ原登山、自然観察など総合案内）　07468-2-0001 　　　　　　　　　　　　　　　　 　　上北山村役場産業観光課（現地へのアクセス情報・宿泊案内など総合情報）　07468-2-0001 　　　　　 　　大杉谷登山センター（三重県宮川村方面からの登山情報）　05987-8-3338 大台ヶ原・・・大蛇�ｰ→日出ケ岳→七つ釜→桃の木山の家編