御 嶽 山 (3067m)


2006年8月29日(火)
  




木曽駒→空木岳縦走時に東川岳から見た・・・御嶽山


8/28に、かつとんさん夫妻と戸倉山に登り、駒ヶ根の早太郎温泉・こまくさの湯に浸かり
かつとんさんご夫妻とお別れしたカラッチ隊は、権兵衛トンネルを通り・・・
(権兵衛トンネルは、国道361号にある長野県塩尻市と上伊那郡南箕輪村(飛地)を結ぶ、
全長4,467mのトンネルで2006年2月4日に開通した)

国道19号を木曾川に沿って北上し、
木曽福島の少し手前で国道から外れ木曽川を渡り、王滝村に向かい・・・
三岳道の駅に向かったです。
ところが・・・ちょっとしたアクシデントがあり何処でどう道を間違ったか
奈良井宿の中を通ったりで、辺りは薄暗くなってしまい、
三岳道の駅に着いたのはすっかり暗くなってからでした〜(汗)
翌朝、三岳道の駅から広大なおんたけスキー場の脇をどんどん登って行きます。
これなら「昨夜のうちにおんたけスキー場まで登ってくれば良かったね」と話してる内に、
王滝側の登山口、田の原に辿り着きました。

実は、この山旅計画した時には何故だか「御嶽山」は予定に入れて無かったのです。
ハイジちゃん家に泊った時、「これからの予定は?」って聞かれて・・・
木曽駒→空木岳縦走して、恵那山に登って帰ると言ったら
ペーターさんが「百名山の中でも恵那山は、一番最後に残りそうな山だな〜」って言われて
「御嶽山には登らないのですか〜」って聞かれちゃいました。
( ・_ ・)ん? 忘れてたよ! と言うことで急遽、登ることに・・・
お天気悪くても登るのはこの日しか無いってことで登ってきました〜(汗)





三岳道の駅から“おんたけスキー場”に向かう時に見た・・・朝焼けの御嶽山


御嶽山は北アルプスから一歩分離し、
周囲を円錐上に裾野を広げた巨大な独立峰で独特の風格を持っている。
南北3.5kmに及ぶ頂稜部には、最高峰の剣ヶ峰をはじめ、6つのピークがある。
昭和54年にそれまで噴火の記録がなかった御嶽火山が噴煙を上げ、
以来今でも強烈な噴気を上げている箇所もある。
また御嶽山は長い歴史を持つ信仰の山としても全国に知られている。
今でも夏の最盛期には、夜を徹して登る信者の明かりが麓から山頂まで続くこともある。
山と高原地図・・・御嶽山より抜粋

こんなお天気の中でも結構登る方もあるようで、田の原駐車場には車が数十台止まっています。
御嶽山山頂の剣ケ峰には、4本の登拝路があるようですが・・・
カラッチ隊、一番ポピュラーな王滝口から登ります。
田の原登山口から、御嶽山頂上まで標高差約900mのようです。
本来なら、この登山口から正面に御嶽山が見えるはずなんだけどなぁ〜

コースタイム   田の原登山口(7:10)→8合目石室(8:20)→王滝頂上(9:30)→御嶽山山頂(10:05〜10:20)→二ノ池(10:30)
  →御嶽神社・奥社本宮(10:50〜昼食11:25)→8合目石室(12:05→田の原登山口(12:45)
(コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)


御嶽山の火山活動  気象庁HPより





鳥居をくぐりしばらく平坦な道を進むと、階段状に整備された登山道となりました。
大江権現の祠を過ぎた辺りから、
丸太の急な階段となり、やがて溶岩がゴロゴロ転がった急な道となった!
さすが信仰の山だけあって、いたる所に鳥居や社があります。



平坦な観光道路のような道 大江権現の祠


溶岩混じりの急登となりました 通称・・・赤ッパゲの登り


赤ッパゲを右に見てダケカンバの道を登って行きます。
傾斜も次第にきつくなり森林限界を越える頃、八合目に到着しました。
この辺りからは目の前に中央アルプスの山並みが見えるはずですが・・・
今日はご覧のようにまったく展望も無く・・・ただ黙々と登って行くのみで〜す(泣)





↑    8合目の石室

溶岩の急登を登るカケス・・・   →



ここ8合目の石室で休んでいる一人の男性がいました。
何でも下山中に足を痛めたようで、カケスがシップ薬で手当てをしてあげました。
この方は夜半から登り始め、山頂に午前0時に着いたらしく、信仰の山とは言え無理は禁物です。
この方は信者さんではなかったような感じでしたが・・・
気をつけて下山されるよう言って、カラッチ達は山頂を目指します。






展望は全くなく、登山口の駐車場と三笠山が見えてるだけ〜(笑)
(≧ロ≦) アイヤー お天気良くないのを承知で登ったけれど、少しは晴れて欲しいよ〜
今日は「晴れろ〜教祖」も台無しだぁ〜
おっ! 王滝頂上の山荘が見えてきた頃、上空に少し青空が見えてきたかな?





イワギキョウ  ( On Mouse)


金剛童子像の上の方に・・・王滝頂上の山荘が見える こんな立派な案内標識もありました


「ひと口水」と呼ばれる清水があると聞いていたが、
気がつかないうちに9合目避難石室に・・・
火山性の岩や石だらけの道を登りつめ、王滝頂上と呼ばれるピークに到着しました。


御嶽神社・王滝十合目・・・王滝頂上と言う意味らしい 剣が峰まで後600m程登ります

八丁ダルミから・・・御嶽神社 八丁ダルミから剣ヶ峰・・・御神火祭り場


王滝頂上から山小屋、神社の横を抜けて
まるで火星の山にでも来たような土と石だけの剣ヶ峰の頂上や八丁ダルミが見えてきた。
硫黄の臭いのする平坦な八丁ダルミを通って剣ヶ峰に向かいます。
すると、こんな山の上に立派な階段が目の前に現れました。
御嶽山は・・・富士山や白山などとともに信仰登山の霊峰として名高く、
夏になると白装束で登拝する信者が・・・
登山口から御嶽神社頂上・奥社本宮に向けてあとを絶たないと言う。
登ってみて、いかにも信仰の山という感じがしました。



立派な階段に驚き!


御嶽神社頂上・奥社本宮 この眺望・・・さすがに何時ものポーズはありましぇ〜ん!


御嶽山山頂(3067m)に着きましたが、、、ガス、ガス!!
山頂から目の前に乗鞍岳・・・その向こうに槍ケ岳など穂高連峰まで見渡せる大展望なのに・・・
その大展望は、ハイジちゃんのページでお楽しみください!





ニノ池


御嶽神社の後ろにお鉢巡りの標識があり、二ノ池の方に回ってみることにした。
海抜2,905mの二ノ池は、日本最高所の高山湖だそうです。
まだ雪渓が残っていて、さすが3000mの山だね!
お天気はイマイチだったけど、 二ノ池だけでも見れて良かったで〜す!
三ノ池までは時間もかかり、このガスでは眺望もないとのことなので
二ノ池から王滝頂上山荘の方にトラバースして、登ってきた道を下ることにしました。



オンタデのこんな色違いが、唯一の楽しみ〜(笑)




今日は最後まで眺望なし〜〜
やっぱ山はお天気良くなければ、楽しみも半減ってところですね〜(^^ゞ
まぁ〜でもまたリベンジすれば良いか〜ってことで早めに下山して・・・
次の山(木曽駒→空木岳縦走)に備えることにしました〜

そうそう、御嶽神社・奥社本宮で昼食食べてる時に・・・
木曽駒ちゃんから電話頂き、お仕事を早めに切り上げ、会いに来て下さる由、
早めに下山して温泉に浸かって、お会いすることになり「うしげの湯」を教えて頂くが、
木曽駒ちゃんからまた電話があり、「うしげの湯」が今日休みなので、
「○○ホテルの温泉
に入って待っていてね」とのこと・・・





下山したカラッチ隊は、○○ホテル目指して車を走らせました。
そうして着いたホテルのフロントには・・・なんと木曽駒ちゃんのご主人がいらっしゃったのです!
初めてお会いする木曽駒ちゃんのご主人は、
ハンサムでいかにもホテルのフロントにピッタリの方でしたよ〜
そうしてなんと、入浴料無料で入れて頂いちゃいました〜(嬉)
お風呂から上がってロービーに座ってるいると、そこにあの有名な木曽駒ちゃんが登場!!
何だか以前からの知り合いのごとく、すっかり打ち解ける二人でした〜
木曽駒ちゃんは木曽名物の五平餅をどっさり差し入れして下さったので〜す。
ヽ(#^ー゜#)v サンクス 木曽駒ちゃん!!





御嶽山から下山後、木曽駒ちゃん夫妻とお会いしたカラッチ隊は、
道の駅・きりら坂下に移動して休み・・・
翌朝、妻籠宿を歩きました。



ハイジちゃん達が 9/2 歩いた御嶽山 素晴らしい眺望です!

木曽駒ちゃんの「今日(11/8)の御嶽山」は・・・紅葉と木曽駒ケ岳・上松Aコースも素晴らしいです!


2006.7/29〜9/5 「山旅速報」

inserted by FC2 system