西 吾 妻 山 (2035m)

2005年6月24日 (金)     

西吾妻山連峰登山ルートマップ


日本百名山で紹介されている吾妻山は・・・
東吾妻山・中吾妻山・西吾妻山や東吾妻と西吾妻を結ぶ湾曲した稜線上にある一切経山、
烏帽子山、昭元山、東大顛、中大顛などの峰々が連なる一大連峰を指すのだそうだ。



米沢市森林体験交流センター 「白布森の館
(入浴・・・395円 石鹸あり シャンプー30円)


会津磐梯山下山後、桧原湖の畔を通り、西吾妻山の天元台登山口まで移動した
カラッチ隊は、ここ白布森の館の湯に浸かり、そのまま駐車場(夜は無人)で車中泊と決め、
「始終カラ号」で寝ていたら、ここの管理人さんが・・・
「お客さん、ここで寝てると熊が出ますから・・・」だって〜〜
そういえば後ろの森、いかにも熊がいそうだったよ!
でもカラッチ隊寝ちゃったけど〜(-"- )


吾妻連峰の概要(米沢市商工観光課より)

吾妻連峰は東西18キロ、南北12キロ、面積220平方キロに及び那須火山帯の中で最大の火山群である。
その火山形成は、西大巓火山の基盤のうえに古く長い火山活動の過程で、
高倉山・家形山・烏帽子山・東大巓・西吾妻山の各火山が噴出し、今日の広大な連峰を形づくったものであるが・・・
これらの各峰は高倉山はトロイデ型火山・東大巓はアスピーデ型火山の典型など独立火山体として、
それぞれ個性と特色を持っている。

主峰は西吾妻山の2035メートルであり、東北では飯豊連峰に次ぐ高い連峰である。
そして主稜線は、福島・山形県境に連なる西大巓〜家形山の東西方向に走る西吾妻火山群と、
    高倉山・家形山〜一切経・吾妻小富士の南北に走る東吾妻火山群に大別されるが
さらにこの稜線の地形は3つに大別される。

まず西大巓〜東大巓に至る約6キロの稜線は、広くなだらかで、山頂まで原生林と高山植物で覆われており
多くの高層湿原を形成している。
その中で最も大きい弥兵衛平は、平均斜度2度に満たない平坦地で
面積100ヘクタールをこえる湿原となっており、無数の池や沼が点在している。


西吾妻山・ロープウエイ湯元駅  天元台高原


西吾妻山・天元台ロープウエイ・湯元駅から、ロープウエイで天元台高原に・・・
そうしてリフトを3本乗り継いで登山口のある北望台登山口まで登れるはずでした。
しかし、なんと言うことでしょ〜・・・
二日前に3本目のリフトに落雷があって、3本目からは歩いて下さいだって〜
その距離の長かったこと〜 しかも急傾斜なんだも〜ん!
でも歩いたお陰で、ミズバショウにも出会えました。

天元台高原はスキー場になっていて、とっても広々した良い所でした。




咲き遅れ(?)のミズバショウ

コースタイム  北望台登山口(9:25)→大凹の水場(10:20)→吾妻神社(11:00)西吾妻山山頂(11:25)→北望台登山口(13:50)
※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね



北望台展望台 いよいよ登山の始まり〜


北望台登山口にある展望台からは、米沢盆地が見えるそうですが・・・
今日はうす曇りであまり展望はよくないようで〜す!
気を取り直して、深いオオシラビソの樹林帯の中の登山道を登って行く。
この山もブヨが多くて、ネットをだして被りました。
登山道脇には、今の時期でもムラサキヤシオが可憐に咲いてたよ!
やがて登山道は、ゴロゴロと大きな岩が階段状になりました。


ムラサキヤシオ カモシカ展望台に到着のカケス



西吾妻山の全景が見えてきました


北望台から少し急な薄暗い登りが続くが、「カモシカ展望台」に到着すると視界が開け・・・
少し下ると湿原の中の木道の遊歩道になります。
あっちこっちに池塘が点在し、ピーク時には高山植物のお花畑になるそうです。
湿原を守るためにか、木道がきちんと整備されていました。


雪渓をトラバースするカケス 大凹の水場


大凹は冷たくて美味しい水場があるが・・・
今日は高曇りのせいか、余り喉が渇かないので飲まなかった!
木道を通り、大凹の水場の先にある急坂を登る。
大きな岩がゴロゴロして足元が不安定になる。

湿原の中の木道の遊歩道 こんな岩ゴロの道・・・登ります


針葉樹林を抜けるとふたたび湿原に出て視界が開け・・・
岩がごろごろとして広く、お天気が良いと・・・
蔵王連峰、飯豊、朝日連峰をはじめ月山、鳥海山まで望めるビューポイントなのに〜
トホホッ すごっく残念!!
木道の左右には池塘が多く、「いろは沼」と呼ばれているそうです。
歩いて行くと・・・吾妻神社が見えてきました!
吾妻神社にお参りして・・・またひと登りすると巨石群の梵天岩が現れた。

吾妻神社 梵天岩


天狗岩からは、残雪を抱いた飯豊連峰がみえるらしい。
また梵天岩からは360度の視界が広がり・・・
南東方面には東吾妻連峰から安達太良連峰、北西には蔵王連峰から飯豊連峰、
そして南西方面に西吾妻と西大巓が見渡せると言うのに〜
今日は霞んでいて、まったく眺望なし〜〜
でも、月山についで二番目に残雪が多く残ると言う
西吾妻山独特の景色楽しみながら登れて、結構この山気に入ったかも〜(笑)
木道の向こうに避難小屋が見えてきましたが、こちらには寄らず・・・
西吾妻山頂目指して登ります!

綺麗な避難小屋  通年(無人) 収容人数40名 天狗岩から下って西吾妻山を目指す


西吾妻山山頂は、オオシラビソに囲まれた中にあり展望は全く無かった!




西吾妻山山頂


大小様々な池塘がありました 雪田のトラバース  


天狗岩方面への分岐からはいったん下り、しばらく平坦な木道を進み・・・
森に入って木々の間を延びる細い登山道を登る。
天狗岩への分岐まで石を積み上げたような登山道を下りました。
後は梵天岩から大凹を通り、来た道を北望台登山口まで下ります。

帰りは、北望台登山口から全くリフト使わずに・・・
天元台高原まで下りてきました〜
リフトのスピードが遅いので、カラッチ達が下りるのと余り変わらなかったよ!
流石にロープウエイには乗りましたけど〜(笑)


こんな珍しくない花ですが・・・

コバイケソウ チングルマ コイワカガミ


下山後、昨夜入ったお風呂で汗を流し、レストランで食事を済ませて・・・
明日の安達太良山登山のため、奥岳登山口に移動する。

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