寒風山 (1735m) → 笹ケ峰 (1756m)縦走 2005年5月10日 (火) 地図リンク 笹ケ峰は、愛媛県西条市・新居浜市と高知県本川村との境にあり(石鎚連峰の東端) 日本200名山の一つで、四国山地のほぼ中央に位置する。 山頂に不動明王が祀られた霊山でもあります。 笹ケ峰、石鎚山・瓶ケ森は・・・伊予三名山だそうで〜す! 「一の谷やかたコース」と、「寒風山縦走コース」がありますが・・・ いずれも登りで3〜4時間かかる健脚コースで〜す。 村道瓶ケ森線の峠を登りきったところに旧寒風山トンネルがあります。 ※ 旧寒風山トンネルは、新寒風山トンネが出来るまで重要幹線だった! その昔・・・土佐街道と言われていた頃、四国山地の険しい峠を越えての往来だったそうですが 60年の年月を経て昭和39年、桑瀬峠下に悲願の寒風山トンネル(旧)が開通しました。 しかしこの隧道は1000メートルを超える高所にあるため冬季3ヶ月間は通行不能になることが多く、 このことが新寒風山トンネルの開通につながたったと言うことです。 登山口は、旧寒風山トンネルの南出口にあって駐車場、トイレ、展望台も整備されています。 そこに車を停め登山開始!! コースタイム (寒風山→笹ケ峰縦走コース) 寒風山登山口(7:20)→桑瀬峠(8:15)→寒風山山頂(9:20〜35))→笹ケ峰山頂(11:00) →昼食(食事&休憩50分)→笹ケ峰(11:50)→寒風山(13:00〜20)→桑瀬峠(14:00)→登山口(14:40)
寒風山登山口からいきなり、視界のあまりない林の下の急勾配から始まりま〜す! 「エッこんな急登なの〜」って言うような道でしたが・・・ 少し登ると登山道らしくなってきました。 途中ミツバツツジや遠くの山肌に咲くアケボノツツジを眺めながら快適に歩く。 ぐんぐん登って行くと、伊予富士への縦走路の崩落ケ所が見えてきました。
途中、登山道が半分程崩落し、ロープが張ってある所がありました。 滑り落ちないように慎重に進む。 伊予富士方面との分岐点である桑瀬峠(標高1,451m)に到着! 桑瀬峠付近は風の通り道で、冬場はとくに凍たい風が吹き荒れる為・・・ 寒風山周辺の霧氷、樹氷の美しさは・・・素晴らしいそうで〜す。 樹氷の時期にも来なくっちゃ〜ネ! カケス君!!
最初、寒風山は笹ケ峰の通過点と考えていたが・・・ 桑瀬峠から寒風山の姿を見た時、その名前に相応しい孤高の面持ちをした姿に感銘した。 歩くに従って色んな姿(山)をみせてくれるこの山が大好きになった! きっと見頃のアケボノツツジも花を添えてくれたからであろう〜〜 素晴らしい!!
冠山遠望・・・アケボノツツジ 桑瀬峠から寒風山頂上へ向かう登山道の途中には、急な段差を上り下りするところもあるが 危険なところには、しっかりとした鉄の梯子が掛けられていた。 ブナ林や、樹林帯の中を抜けると展望の開けた笹ルートに出た! 笹原の広がる中を岩峰を巻きながら登山道を進んで行く。 寒風山頂上へと続く笹ルート
雲が多くガスがかかってあまり展望は良くないが、 寒風山山頂・・・笹原を吹き抜ける風が爽やかで疲れを吹っ飛ばしてくれる。 登ってきた桑瀬峠からのトラバース道も良く見えて・・・感動! ここから見る笹ケ峰は、登山意欲をそそるなんとも素晴らしい山だ!! 寒風山から・・・笹ケ峰・・・左奥は沓掛山
寒風山から笹ケ峰への縦走路でも、アケボノツツジやヒカゲツツジ、シコクザクラ などの花達が出迎えてくれました。 笹ケ峰でもアケボノツツジが咲いていて、アップダウンのある尾根道も快適に歩ける。 笹ケ峰への稜線が見えてきたら、後は快適な笹原の縦走路で〜す! こんな快適な登山道をカケスと二人だけなんて勿体ないくらいでした。
w(°o°)w おおっ 青空が広がって笹ケ峰が手招きしてるよ〜
笹ケ峰の山頂は山名のとおり、あたり一面オモゴ笹の笹原で、不動明王が祀られている。 山頂から、東予市、西条市、新居浜市、そうして沓掛山の右に伊予三島市が見える。 素晴らしい展望をおかずに昼食タイム! 山頂からは360度の大展望で・・・四国の山がオールキャストでお出迎え!! v( ̄∇ ̄)v イェーイ こうしてみると四国の山って繋がっているなと実感した次第です。 山頂方位盤があったので、地図を広げてカケスと二人で山座同定に忙しい(笑) それではゆっくりとその大展望をお楽しみ下さ〜い! (カメラと腕がよくないので悪しからず・・・) 笹ケ峰山頂から寒風山、伊予富士、東黒森、西黒森、瓶ケ森・・・薄っすらと奥に手箱山、筒上山 遠くに肉眼では石鎚山も見えましたよ! 笹ケ峰山頂から・・・西赤石山、物惣頭、前赤石山・・・手前は乳山 笹ケ峰山頂から乳山(左)に続く・・・冠山、平家平・・・薄っすらと向こうに大座礼山
山頂でゆっくり景色を堪能した後、寒風山、桑瀬峠を目指して下山開始! 登る途中でも目にした危険な箇所への「止」や、方向を示すテープに代わる「矢印」・・・ とってもユニークで親切なこの標識、誰が作ったのでしょ〜 もちろん下りでも沢山のアケボノツツジが・・・ 私達の目を楽しませてくれたことは言うまでもありません。 下る途中で、何人かの登山者と出会いました。
伊予富士への縦走路が見えてきましたが、今日はもう下山で〜す(笑) 寒風山、笹ケ峰へのコースはとても素晴らしかった!! とにかく展望抜群! 笹原が目に優しく、ゆっくりと歩くのにもってこいの山であった。 アプローチの容易さ、寒風山登山の景観の良さからも 笹ヶ峰には寒風山経由のルートを選んで大正解だった。 次回機会があったら、桑瀬峠から伊予富士に登って四国の尾根の眺望を楽しみたい。 もちろん寒風山の樹氷の時期にも歩きたい! こうして「四国の山旅」も・・・最後の山に相応しい大展望を目に焼きつけて・・・ 始終カラの幕を閉じました。 最後まで見て頂いて有難うございました。 四国の山旅速報 |