寒 霞 渓(かんかけい)

表神懸(12景)裏神懸(8景)の道



日   時    2003年11月23日(日) 快晴


寒霞渓は、1600万年前をピークとした火山活動・地殻変動又、1300万年前の火山活動、
その後、主に第3期の火山活動により角礫を含んだ疑灰岩が堆積し、浸食作用により誕生したそうです。

日本三大渓谷美の一つとも言われる寒霞溪は、瀬戸内海国立公園の中心的存在として知られている。
表・・・12景、裏・・・8景からなる自然が創りあげた岩山には、50種類もの紅葉植物が自生しているそうだ。
ロープウエイで登り、山頂での散策、眺望はもちろん良いのですが・・・
我々は、ロープウエイの紅葉亭駅の前から登山道を進み、溪谷沿いに続く山頂まで名勝を楽しみながら歩いた。
因島からバスで一路、新岡山港に・・・
ここから小豆島の土庄(とのしょう)港まで大型フェリーで1時間10分。
なんと、このフェリーには、大型バス2台がゆうに乗り、その他乗用車も何台も載っていました。


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大型フェリーで土生港へ・・・ 小豆島が見えてきた 寒霞渓ロープウエイ駅(紅葉亭)
の上の懸崖


今回、私達は下記のようなコースで寒霞渓を歩きました。

表神懸12景の道 紅雲亭 ―→画帖石―→層雲檀―→招仙亭―→四望頂―→山頂―→三笠山―→星ケ城
裏神懸8景の道 三笠山(昼食)―→山頂―→松茸岩―→石門―→大師洞―→幟嶽―→大亀岩―→螺貝岩
―→猪谷―→バスにて移動―→佛ケ滝―→バスにて移動―→清滝山―→清滝山山頂


層雲壇 老杉と岩 後ろに左の岩・・・烏帽子岩・仏像岩


岩には色んな名前が付いていて総てを紹介出来ないですが・・・その一部分です。
老杉洞・・・老杉と洞窟の妙で、洞の中は百畳敷きと言われている
画帖石・・・旅の思い出を描く画帖のようだ
層雲檀・・・重なり合う岩が雲の祭壇のような形
烏帽子岩・・・神官のかぶる冠にも見える
仏像岩・・・政治家の吉田茂に似ているところから別名ワンマン岩とも言われている


四望頂からの眺め
(海・山・空に視界が開け四方の展望が楽しめる)


山頂には、一億円と言われる快適パブリックトイレがあったが、凄い行列が出来ていた。
なるほど、洋式トイレには便座シートも設置してあり、ウオッシュレットで観葉植物ありの快適空間でした。
山頂から三笠山に登り星ケ城を目指したが、時間の関係でほんの後少しのところでしたが
眺望の良いと所まで戻って昼食タイムにしました。
と言うのも裏神懸8景の道を歩くには、時間が足りなくなりそうだったから・・・



紅葉の中を・・・ 石門 松茸岩・・・松茸の形をしている?)


寒霞渓の紅葉は、イロハモミジ(コハモミジ)、ウリハダカエデ、エンコウカエデ、ニシキギなどの
赤色系がありますが・・・
アカシデ、クヌギ、コナラ、フジなど、黄色や茶色になる種類もあるそうです。
色んな珍しい岩を見てきましたが、中でも驚いたのが長い年月を経て自然が作った集塊石の石門です。
石の門の間には、それは見事な紅葉が展開していたのです。



小豆島八十八カ所・十八番札所 大師洞 岩壁にはお不動さんが・・・
一匹の猿がお出迎え 幟岳 左が螺貝岩


石門を過ぎて少し下ると、大師洞に着きました。
大師洞――小豆島八十八カ所・十八番札所で、なんと階段を登ると洞窟のような中に御大師様が祀ってあった
幟岳――幟のように見えるから、また別に天を支える柱(天柱岳)とも言われている
螺貝岩――山伏のほら貝に似ていて、下部に洞窟があるそうです
裏神懸の道を歩いていると一匹の猿が現れポーズをとってくれました。 かなり人慣れしているようです。



佛ケ滝 清滝山
(この岩の突先に登りました)
清滝山山門

猪谷の駐車場にバスが迎えに来ていたので乗り込み佛ケ滝・清滝山に・・・

佛ケ滝・・・小豆島霊場・第十八番神懸山でまさに石の中に霊場がありました
清滝山・・・小豆島霊場最高の霊地で、奇巌が屏風の如くそそり立ち、
安産延命地蔵菩薩が安置されている。
清滝山や佛ヶ滝も岩肌に赤や黄色の衣をまとって、霊場には荘厳な美しさが漂っていた。

最後に希望者だけで清滝山頂上まで登ってきました。
とっても面白い岩場で頂上からの眺めは最高でした。 v(^^)v 



清滝山に登るMちゃん
(こんな岩場を登って行きました)
清滝山頂上で・・・
(上の3枚の写真の真ん中の岩山)

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