曽爾高原(そにこうげん)
兜岳
(920m) 鎧岳 (894m)


2005年6月4日 (土)  


地図リンク

曽爾村は、奈良県の東北端、三重県境に接する山村で、室生火山群に属し・・・
今から1,500万年前、室生の火山が大爆発を起こした際、
火砕流が大量に積み重なって火山灰性の大地が出来・・・
そこに出来た川が長い長い年月をかけ侵食を繰り返し、柱状節理の岩壁の山が出来たそうだ!
曽爾高原から見て一番右側にあるのが鎧岳で、 武者が鎧を着けたような迫力がある。
その左隣にあるのが兜岳で、まさに戦国武将の兜のような形です。
左のほうに見える断崖絶壁は屏風岩といい、高さ約200m長さ約1.5kmもあります。

今回、我々が所属しているワンゲル会で「兜岳・鎧岳・古光山」に登ることになった!
昨夜10時過ぎバスで一路、曽爾村に・・・
4日午前5時、曽爾高原に到着!
朝食のお弁当を食べ洗面など身支度を整えてから、首なし地蔵(延命地蔵)にお参りして・・・
兜岳登山口から登り始める (AM 6:27)。




木にしっかりとロープを張り巡らした急坂を登る
手足・・・総動員でよじ登る



露岩の坂を登って行くと、やがて木にしっかりとロープを張り巡らした急な登山道になる。
露岩を木の根っこや、岩など掴みながら這いつくばるように登っていく!
 登山口にはハイキングコースと書いてあったが・・・もの凄い登りでした。
く("0")> どこがハイキングコースかしら〜ん!
山頂からの展望は今ひとつだったが、達成感のある山だった!




兜岳山頂 (920m) (AM 7:36)




雲海の中の・・・後古光山・古光山(左)・・・どっしりした三峰山(中央)




兜岳から急降下して、いったん標識の立つ十字路の鞍部まで下る。
この下りがまた凄い急降下で、足元に注意しながら下って行く。
鞍部が峰坂峠だった!
兜岳から峰坂峠まで二度のアップダウンを繰り返し
鞍部からまた、樹林の急登を登ると鎧岳の山頂に着いた。




鎧岳山頂 (894m) (AM 9:15)

  
 ここ鎧岳山頂も樹木に囲まれていて、展望は良くないが・・・
木々の間から向かい側に、倶留尊山が見えた。
矢印の南進禁止方向は、麓から見た絶壁であろう〜

下山は鞍部へ戻り自然林の尾根道を通り、コブをひとつ超えると下山の標識があり、
スギの植林された林道をつづら折れに下る。




麓から眺めた鎧岳(左)と兜岳(右) (AM 10:42)




屏風岩 (AM 10:51)

高さ200mの柱状節理の岩壁が約1.5kmにおよび・・・
まるで巨大な屏風が立っているかの様な壮大な景観でした。

朝早く登り始めたので、まだ午前11時前で〜す・・・
屏風岩が間近に見える集落までバスで移動して、そこで屏風岩を見ながら昼食にすることになった。
(※ 屏風岩には登れませ〜ん 残念!)
バスがやっと入っていけるかどうかと言う道を進んで行くが、道がハッキリしません。
そこである民家で道を尋ねると、なんとそこは区長さんの家だった!
その区長さん親切に・・・バスの前を車で先導して案内して下さった。
m(__)m ありがとう m(__)m




ススキの頃の曽爾高原
(カーソルを当てると紅葉の頃の倶留尊山 1038m に変わります)


こうしてお昼過ぎには、今夜の宿「国立曽爾少年自然の家」に到着!
まだ時間も早いので、前回・・・曽爾の倶留尊山に登ってな人達は・・・
すぐ後ろに聳える・・・倶留尊山に登ることになった。
(※ 倶留尊山入山料500円必要で〜す)
我々は登っているので、
会長さんと「国立曽爾少年自然の家」で宿泊手続きを済ませ
割り当てられた部屋にシーツを届けたりしながら、倶留尊山登山の人達を待つ。
午後3時過ぎ倶留尊山に登った人達が下りて来て・・・
その方達は、
少年自然の家から少し下った辺りにある「おかめの湯」に入りに行く。
少年自然の家にもれきっとした温泉はあるのですが・・・
そうして夕食後のミーティングで、こんな楽しい余興が披露されました〜
さて〜一体誰でしょ〜〜(笑)









後古光山古光山(こごやま)南岳
      (953m)


6月5日(日)  

古光山は、関西百名山の本によると・・・
室生山地にあり、五峰からなる針峰で・・・低山だが中々険しいとある。

翌朝、少年自然の家の朝の行事「ラジオ体操や参加団体紹介」など済ませ
朝食バイキングを食べて古光山目指してバスで移動!
古光山登山口から、桧の樹林帯の木製階段を249段登る。 (AM 9:00)
植林帯が切れるとススキの原に木が植えてあり・・・「この木何の木園」だった!
この辺りで正面に後古光山が見えるはずだが、今日はガスっていて何も見えない。
そこからしばらく歩き直登の階段を登り、左に曲がりながら山頂を巻くようにして右に曲がり山頂へ・・・
後古光山の頂上は狭く、写真を写して古光山に・・・
後古光山で・・・「晴れろ〜!」儀式をやってみましたが、さてさて、、、


249段もの木製階段をひたすら登る ガスの・・・後古光山山頂 (AM 9:50)
これより一気に下る
ロープはあるが、かなりな急坂 後古光山から古光山に向かうカケス ここの下りはすさまじい!


古光山鞍部までの下りは、ともかくすさまじかった!
下りきると峠になっていて、ここが後古光山と古光山の鞍部で「フカタワ峠」というらしい。
フカタワ峠は長尾牧場と太郎路への分岐点にもなっていた。
フカタワ峠からは、今までにまして急登となる。
登りはロープも殆ど無く、木の根っこや岩を捕まえての奮闘がしばらく続く。
小さな低山とたかをくくっていたが、小粒ながらなかなか今回一番の手強い山だった!
手と足・・・四輪駆動・・・フル回転で写真を写す余裕など無かった(笑)
(≧ロ≦) アイヤー



この鞍部「フカタワ」からの登りが・・・
兜岳への登り以上に、急な登りで
手と足、フル活動で登った (AM 10:32)




古光山山頂 (953m)  AM 11:22


倶留尊山と後古光山(中央)  右後方は・・・大洞山と尼が岳(伊賀富士) 古光山・南峰から見た倶留尊山


南峰は・・・狭い岩の上だが、ここは非常に展望が良かった。
南峰から峠の火葬場建物を目指して、薮の急斜面を下り無事下山! (AM 12:40)




古光山・・・向かって左より・・・後古光山、古光山、南峰




向かって左より・・・倶留尊山、二本ボソ、亀山
中腹に今回宿泊した・・・「国立曽爾青少年自然の家」が見える


下山後バスで・・・赤目温泉・湯元・山水園で汗を流した後・・・美味しい食事を頂く!
ご馳走に舌鼓の後、一路尾道に・・・
帰りのバスの中では、カラオケを楽しみとっても楽しかったね!
MさんとKさんの愉快なデュエットには笑っちゃいました。



純和風造りの赤目温泉・山水園は、
なんだか隠れ宿のよう〜
お料理もなかなか味に工夫を凝らしてあり
とっても満足!!





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