岩 手 山 (2038m)

(国立岩手青年の家・開所30周年記念・トレック 2038 岩手山参加)

日   程 2002年9月20日〜24日
登 山 日 9月22日

コースタイム 団体でゆっくり歩きました。 コースタイム等については、専門書等を参考に行動してください)
9/22
登山口(馬返し)<633m>・・・・・2合目・・・・・2合5勺から新道へ・・・・3合目・・・・4合目<1250m>旧道へ
   6:37発      (休憩)7:05      7:25       8:10             (休憩)8:25〜:35 
・・・・5合目・・・・・6合目<1560m>(休憩)・・・7合目で新道と合流・・・8合目で昼食・・・・・・岩手山々頂
    
 9:00             9:24〜:34                  10:35〜11:00 11:45着12:07発
焼走りへ・・・・・・仮設トイレ(平笠不動岩を見上げる)・・・・・ツルハシノ分レ(5合目)・・・・・焼走り国際交流村
 12:11        (休憩)12:43〜:51            (休憩)13:30〜:38        15:37着
・・・・・・・国立岩手山青年の家・・・・・・・・レストラン ボローニアにて交歓会
     (迎えのバスで   16:15着           18:30〜20:30


9月20日午後8時貸し切りバスにて岩手に向けて出発!!
今回は、大型バスに27名なので座席もゆっくりしていて、夜中寝て行けそう〜  
翌朝8時、国見サービスエリアで洗面、朝食後、一路蔵王のお釜目指してバスは走る。
10時少し前、蔵王に到着! 
お釜見物などして記念写真 “ハイ、チーズ”
夕方、国立岩手青年の家に到着しました。

明日は、国立岩手青年の家・開所30周年記念・トレック 2038 岩手山に参加の為、
今夜は事前学習会・結団交流会が行われる。
交流会で、モンベルグループの代表・辰野 勇氏の講演があったが、とっても感動した!
辰野さんは、小さい頃は体が弱かったが16歳の時に「アイガー北壁登頂記」を読んで感動し、
「ここに絶対登るぞ」と決意し、21歳でアイガー北壁とマッターホルン北壁に
日本人として2番目に登頂成功!
 高校時代の話から、現在に至るまでの楽しいお話に聞き入った。
学力を伸ばすには、集中力、持続力、判断力が必要だが・・・
登山の極限の状態の中で自然と決断力と共に身について来たそうである。

さぁ〜、明日はいよいよ岩手山登頂だ!
国立岩手青年の家のレストランから眺める雄大に山裾をのばした山容は・・・
別名・岩鷲山と呼ぶにふさわしく、春に山頂付近山に雪が解けて黒い鷲が現れるそうです。
全国から集まった100名の参加者と一緒に、焼走下山隊、柳沢下山隊の2班に分かれ登山だ!



笛を吹くモンベル・辰野氏 馬返登山道より 2合目の急坂を登るメンバー
だんだん急登になってきた 4合目でMさん 紅葉が綺麗!


9月22日午前6時37分、標高630mの馬返し登山口出発!
そこには、冷たい鬼又清水が随時流れ落ち、また、休憩所やさわやかトイレもあります。
登山口には、人が通ると自動的にカード提出を呼び掛けるスピーカーが設置してあった。
岩手山西側では噴気などの火山活動が依然として続いていることから、
緊急時には登山者全員を山から下ろすために登山者カードの提出を呼びかけているそうだ!
岩手山の1合目までは (((/^o^;)/ナントー長いこと  ニ合五勺で新旧2つのコース分岐。 
私達が歩いた旧道は、展望は開けているがガレ場が続く道だ!
登山道は、ミズナラ、ヤマザクラ、タモなどの林から次第にダケカンバやヤブ帯に変わり、
だんだん展望が開け、やがて赤土の尾根から岩場となってきた。

3合目付近のガレ場を登り切ると再び樹林帯となり、小休止しながら急登を登り続ける。
雲海が広がって、下の景色が余り望めないのが残念!
6合目の大きな岩は押し迫ってくるような感じで、「危険」の注意書きがあった。



雲海も目の下に・・  5合目にて 赤い実をつけたオヤマソバ
6合目の大きな岩  e(^。^)g_ファイト!    8合目付近の紅葉


お蔵石の最も急な所を登りつめると七合目につく。 ここで、新旧のコースが合流する。
右手には外輪山を望むことができ、
展望も開けた小さな広場には、緊急避難を知らせる赤色回転灯とスピーカーが設置され、
各コースの緊急時の設置場所の案内板があった。
7合目からは展望が開け、道は平坦となり管理人のいる8合目避難小屋に着いた。
立派な避難小屋の前には広場があり、ベンチで休息する登山者で賑わっていた。
汗をかいているので寒くなり1枚羽織って、昼食のおむすびを頬張る! 
沸き出ていた御成清水の美味しいこと・・・ペットボトルに汲み歩くとにする。



8合目小屋・馬返し分岐 8合目でハイ・チーズ 8合めで美女?ビショ?
避難小屋の中 頂上目指して更に進む! 9合目辺りに
祠が祭ってあった


山頂を目ざし歩き始めると道は次第に急峻となり、最後の外輪山への登りは火山礫の急登だ!
周辺をさえぎる物がない外輪山には石仏が立ち並び、周りには真っ赤に紅葉した葉が・・・、
そこから突き出た外輪山の光景は絶景です。 
山頂はなだらかながら、やや広く石の祠や緊急避難を知らせる赤色回転灯があり、
2038mからの大展望を満喫できます。
遠く雲海の中に浮かぶ峰々が眼下に変化していく景色は、今までの疲れを忘れさせてくれる



9合目まで来た! 石仏に励まされながら登る 頂上も間近!

9合目の稜線を歩く・・・


9合目、不動平と呼ばれる火口原から頂上付近までは岩手山高山植物帯として知られ、
国の天然記念物となっているそうだ!。
岩手山は、生成の古い西岩手火山と、その東部に新たに生成した東岩手火山からなり、
その最高峰は薬師岳である。
西岩手火山の大地獄カルデラは、北側が屏風岳、南側が鬼ケ城と呼ばれている。 
カルデラの中には御苗代湖・御釜湖の火山湖があり、
近くのお花畑と呼ばれる植物群が見どころだそうだ
私達が登った東岩手火山は、鬼又沢カルデラと呼ばれており、
山頂は薬師岳とも呼ばれ岩手山の山頂となる。
 ここは又お鉢とも呼ばれ、火口は御室とも呼ばれている。



頂上にて K 会長を囲んで  岩手山頂上 外輪山と雲海を背に

岩手山山頂にて


下りは、12:07分薬師岳を出発し、お鉢をやや戻り焼走りコースを下山!
焼走りコースは、7月中旬には日本一のコマクサの群生地で花の時期には見事なことだろう〜
火山礫の急坂を滑らないように慎重に下りる。 それにしても長い砂礫の下りだ!
下山道から少し入ると溶岩流の後が残り、爆発のすさまじさを今も感じさせる様は圧巻だった。
お天気も薄曇りとなったためか午後3時過ぎには辺りは、薄暗くなってきた。
長い、長い下りも遂に終わった! 15:37に焼走り国際交流村に到着。


迎えのバスで岩手青年の家に帰る。
お風呂に入り疲れを取った後、レストラン ボローニアにて岩手青年の家主催の交歓会に参加。
今日のメニューは、一流ホテルのレストレンのような豪華メニューだ!
舟盛りのお刺身にホタテの煮込み、ナスのグラタン、牛肉のシチュー、牛のタタキ、シーフードと
キノコのスパゲィー等、それにビール、地酒、ワインなどなど・・・
岩手山登頂の達成感と共にみんなでワイワイ言いながらの豪華食事には大満足!!
(^O^)/C□☆□D\(^_^ ) カンパーイ♪
それにしても岩手青年の家の職員、指導員の皆さんのお陰で
A 班 B 班、全員無事に下山でき感謝・感謝で〜〜す!




翌日は、後生掛温泉→毛せん峠→名残峠→玉川温泉まで歩く予定で
八幡平アスピースラインを通り駐車場まで行ったが
濃いガスの為、温泉巡りに急遽変更しおまけの温泉ツアーとなった!

先ず最初は、ふけの湯温泉で朝風呂。 
露天風呂に浸かる昔の乙女達! (/ω\) ハジカシー
玉川温泉は、世界にも2ケ所(台湾)しかない“北投石の生成を含んだ珍しい強酸性の温泉で
泉質は「酸性_含二酸化炭・鉄(U)アルミニウムー塩化物質」だそうです。
確かに温泉の湯は、かなり酸っぱかった!
ここの湯は、難病にとても効能があるそうで全国津々浦々から療養に訪れる人で一杯で、
歩いているとアチコチから吹き出す蒸気の側で、ゴザを敷いて寝ころんで療養している風景を見かける。
我々も、あらゆる病気に効くと言う玉川温泉の湯(10倍に薄めて飲む)を買って帰る。



ふけの湯温泉でSさんと みんなで入れば怖くない?
見る方が怖い’(笑う) 
ふけの湯温泉露天風呂
83℃の湯が噴き出している
大湯沼
玉川温泉 温泉の湯が流れて・・・
坊主地獄のような玉川温泉 湯煙をバックに・・・ アチコチで湯が噴き出し・・・



       
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