富 良 野 岳 (1912.1m)


2005年7月29日 (金)  




十勝岳からの・・・富良野岳


花の100名山として知られる富良野岳は・・・
十勝岳温泉から登るコースと、富良野市布礼別の原始が原入り口から登るコースがあるが、
十勝岳温泉コースは、十勝岳温泉(標高1280m)から登るので標高差が少なく登りやすい。
富良野の語源は・・・アイヌ語で「フラ・ヌ」と言い・・・においを持つ山と言う意味だそうです。
(⌒^⌒)b なるほど  お花の匂いかな??

コースタイム    十勝岳温泉登山口(6:50)→上ホロ・富良野岳分岐(7:40)→三峰山・富良野岳分岐(9:15)→山頂(9:50〜10:35)
          →三峰山・富良野岳分岐(10:55)→上ホロ・富良野岳分岐(12:05)→十勝岳温泉登山口(12:50)
※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね!



十勝温泉と富良野岳 十勝温泉登山口


実は富良野岳には、お花に詳しいネット仲間のMIURAさんにご一緒して頂こうかと
思っていましたが、カラッチ隊も急に本日・・・富良野岳に登るよう決めたもので
MIURAさんと思うように連絡が取れず、ご一緒出来なかったのです。
残念!!
十勝温泉登山口には広い駐車場があり、そこから富良野岳目指して歩く。
ハイキング気分で歩ける広い平坦な道を歩き・・・
しばらく進むと涸れた沢に下りていき、対岸に渡ります。
安政火口に向かって砂利道を歩いて行きま〜す。



安政火口に向かって歩くカケス 安政火口が見えてきました


安政火口が目の前に見えてきました。
十勝岳から上ホロカメットク山に縦走する時に見た、あの安政火口が
目の前にパカッと口を開けた状態で・・・噴火の威力をまざまざ感じましたよ〜


これより富良野岳に向かって・・・ 眼下に富良野・美瑛の街並みが・・・


安政火口をいったん下り、ヌッカクシ富良野川の源頭を渡り
対岸のD尾根を回り込むように緩斜面を登って行きます。
途中雪渓がありましたが、そんなにたいした雪渓ではありません。
上ホロとの分岐点を右に、ごつごつとした岩だらけの登山道を登り・・・三峰山沢へ一気に下ります。
早速・・・ゴゼンタチバナ、シナノキンバイ、イソツツジ、ウコンウツギ、ショウジョウバカマなどが可憐に咲き
花の百名山と言うだけあるな〜なんて感心しながらパチリ!!
なかなか前に足が進みませ〜〜ん。



ウコンウツギ ショウジョウバカマ シナノキンバイ アオノツガザクラ


途中で関東から来たという若いお母さんとお子さんの3人連れに会いました。
子供さんはまだ小学校低学年ですが、しっかり歩いています。
お母さんがお花の写真写している間でも、二人でしっかりした足取りです。
こんな頃から山登りを経験する事は、いいことだなと思いました〜



ちょっとした雪渓もあります ツガザクラやチングルマが咲き乱れて・・・


エビヒメクガタ エゾウサギギク モミジカラマツ
オオバミズホウズキ エゾノハクサンイチゲ エゾコザクラ


三峰山の腹をトラバースしながら・・・
三峰山の沢まで下りきったら、今度は長い階段の始まりで〜す!
登山道の脇には色んなお花が咲いて疲れを癒してくれます。
最後に鉄パイプの短い梯子を登る箇所がありましたが、難なく登れます。


登山道越しに富良野岳・・・シナノキンバイ あの頂まで登ります


短い梯子を登っていくと、稜線の分岐出ました。
三峰山へ向かう道と富良野岳へ向かう道に分かれています。
この分岐から三峰山を越えて、上ホロカメットク山へと尾根伝いに行くことも出来ます。
ここで小休止した後富良野岳に向けて、急なガレ場を登って行きます。
ここからは多少足元が悪くなるが、斜面には色とりどりの高山植物を眺めることができ、
足元のことなどは忘れてしまいそうでした。
下に目を向ければ、原始が原も見えています。





ここからも見事なお花畑でした〜


ミヤマアズマギク トカチフウロ エゾツツジ


三峰分岐を越えた辺りから、頂上までの急斜面は見事なお花畑でしたよ!
お花の時期はちょっぴりづれていたと思うけど、これだけのお花です。
ミヤマアズマギク、エゾツツジ、チングルマ、アオノツガザクラ、
コイワカガミなどなど百花繚乱・・・斜面一面に色とりどりの花が咲き誇ってました〜





富良野岳のお花・・・スライドショーこちらで・・・




富良野岳山頂・・・遥か向こうには大雪の山並みが・・・


山頂からは、うす曇りながら・・・十勝連峰はもちろん
ニペソツ、石狩岳から大雪の山並み、そうして日高方面まで360度見渡せます。
いやぁ〜絶景で〜〜す!!
そうして何より嬉しかったのは・・・先日登ったトムラウシが見えたことでした。
「三日前には、あのトムラウシの頂に立っていたのよね〜」って
カケスと二人で・・・感激を新たにしました〜(^^)





富良野岳山頂からの・・・トムラウシ山(右後方)


山頂でしばらく休憩した後、下山しようと思ったら・・・
登山道で出会った親子3人が登って来られました〜
とっても頑張った・・・そのお子さん達に持ってきたみかんを差し上げました。
お母さん一人でエライなって感心しましたよ!
きっとこのお子さん達は、忍耐と努力することの大切さを学ぶことでしょ〜





端正な十勝岳と・・・上ホロカメトック山


十勝岳を背に・・・カケス(遠く左後方に大雪山の山) 大雪山の山並み・・・


下山後、北の国からのロケで宮沢りえが入ったことで有名な「吹上の湯」に浸かってきました。
「吹上の湯」は・・・原生林の中にある野趣豊かな露天風呂で・・・無料で〜す。
急斜面を利用して、岩の窪みに二つの湯壷があった!
上の段はとても熱く50度くらいあるそうですよ。
カラッチ、もちろん水着着用で入りましたよ〜ん!






こうしてシジュウカラ&カケスの北海道山旅も終わりを迎えました〜
今回の山旅に際しまして、ネット仲間のヒサゴさん、しんのすけさん、MIURAさんから
多大な情報を頂きまして、お陰様で無事計画していた山に登ることが出来ました。
また「始終カラ」中には沢山の方々の応援メッセージが、どれほど励ましとなったことでしょ〜
この場をお借りして皆様に厚く御礼申し上げます。

この後8月1日、函館から大間に渡り・・・
青森のねぶた祭りなど見物しながら、8月7日に鳥海山に登り・・・53日間に及ぶ
「東北・北海道・・・山旅」を終えました。


   東北・北海道の山旅・・・北海道編に戻る


  
inserted by FC2 system