恵 那 山 (2191m)


2006年9月4日(月)
  


いよいよ2006年夏・山旅も最後の山となりました。
木曽駒ケ岳〜空木岳を縦走したカラッチ隊は、翌日「かんてんパパ」に立ち寄り
しっかりお土産を買い込んで、恵那山に向けて車を走らせました。

恵那山は中央アルプスの南端に位置し、中央道には長い恵那山トンネルが通っている。
木曽谷と伊那谷を見下ろすように穏やかな山容を横たえる恵那山!!
今回カラッチ隊は、広河原から登ることにしました。
広河原ルートは営林署の作業道だった道を、2001年10月に登山道として公開されたそうです。
所要時間も短く、大変に歩きやすいルートなので〜す!
通称S字カーブの手前の仮設の駐車場(乗用車なら20台位駐車可能)に、車を止めて
今夜はこの駐車場で一夜を明かします。
カラッチ隊が駐車場に着いた時は、9/3・日曜日の夕方でしたので
かなりの方が登っていらっしゃったようで、乗用車の他にもマイクロバスも止まっていました。

が、、、皆さんが下山された後は、車一台も来ませんでしたよ!

コースタイム   駐車場発(5:00)→大河原登山口(5:25)→1716mポイント(6:50)→恵那山山頂(8:45〜9:05)
→1716mポイント(10.25)→広河原登山口(11:10)→駐車場
(11:30)
(コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)



これより・・・工事中の為進入禁止 広河原登山口


上の画像の侵入禁止の看板の所から林道を歩きます。
この林道・霧が原大谷線はしばしば通行止めになるそうですので、
広河原ルートを使われる際には、役場などに良く確認される方が良いです。
進入禁止地点より林道を30分程歩くと登山口でした。
広河原登山口から河原へ下り、渡された仮橋で本谷川を渡ります。
この場所で2003年10月13日・下山中の登山者夫婦が、
折からの激しい雨で仮橋が水没していた為、増水した本谷川を渡って流され、
奥さんが死亡する事故が起こっていますので
登山の際には、お天気の確認と・・・
万一入山後に増水してしまった場合は、絶対に渡渉していけません!






3年経った今は、こんな立派な橋が架け替えられていました。
この橋で亡くなられた方のご冥福を祈って渡りましたよ!
川音が遠ざかるのを聞きながら、ジグザグの急坂を登って行きます。
石がゴロゴロしていたり、樹木の根が張り出して歩きにくい箇所もありましたが
やがて登山道が荒れないように木の階段が整備された
カラマツの樹林帯が続く道を登って行きます。
カラマツが紅葉する時期には、素晴らしいことでしょ〜
この山は夏場に歩くより、紅葉の時期がいいかも知れませんね!
しばらく歩くと背丈程もある笹が生い茂る道となりました。





岩に絡みつくように根が張り出した登山道  ↑

←   初めはこんな岩ゴロの道を登る



登山口から1700mくらいまで急勾配の九十九折の登りが続き・・・
結構きつい登りでしたよ!
やがて丸太の階段も現れますが、
登山道は営林署により良く整備されているので、歩き易い道です。





標高1500mを越えるた辺りから、傾斜が緩くなってきました〜
そろそろ目指す最初のピークが見える頃なんだけどな!
看板に1716m地点と書かれたピークに到着しました。
しかしこのピークどうやら1700m地点らしく・・・
誰かのいたずら書きのようです!
実際の1716m地点は、もう少し先でしたよ。
ここを過ぎると快適な尾根歩きとなり、木々の間から恵那山が見えだしました





気持ちよい笹原の尾根道 ↑

←   高度を上げるカケス


起伏のない歩きやすい尾根道を歩きながら、
振り返れば遠くに・・・南アルプスの展望が広がっていました〜
少し雲があるものの、素晴らしい眺めです。
(V^−°)イェ〜イ!






固定ロープが張られた岩混じりの坂を越えると、
岐阜と長野の県境分岐の表示がありました。
この県境分岐から南東方向へ200mほど分け入ると、黒井沢ルートに合流するようですが、
黒井沢方面に行く踏み跡は、余りはっきりしてないようです。
最近、黒井沢ルートも整備されたようですので役場で確認してね。
ここまで登れば山頂も間近で〜す!





お花のシーズンには・・・
1900m辺りから頂上までづっと、バイカオウレンが咲き乱れるようですよ!
ピークを超えて一旦下って30分も登り返すと
三角点のある頂上広場に出ました。
意外にあっさり山頂に着きましたが、ここからの展望は全くありましぇ〜ん!
山頂より少し先に避難小屋があり、その上の岩場からは南アルプスが望めるようです。





恵那山山頂




恵那神社の奥宮本社


山頂から少し行くと、避難小屋と展望所があったようだが・・・
今日中に自宅まで戻りたかったので
山頂で記念写真を撮り、下山することにしました。
眺望は、このお天気ならば下山道からでも充分楽しめそうだったから・・・
そうしてこのように南アルプスの山々を見ながらの下山は
とっても気持ち良かったですよ!





大川入山(画面中央右よりの山)の上に・・・南アルプスの峰々(塩見岳 悪沢岳 赤石岳 聖岳 富士山 上河内岳等など)
画面左下に・・・富士見台(登山道も見えます)



ヤマハハコ オトギリソウ オオカメノキの赤い実 アキノキリンソウ





登ってきた道を快適に下って行きま〜す!
多少雲が出てきましたが、まだまだ展望は楽しめますよ〜





本谷川に架かる橋の下でストックを洗うカケス!


本谷川に架かる橋を渡って登山口に到着!
恵那山って、中央道から見る圧倒的な大きさの恵那山を想像していたけど・・・
登ってみたらその大きさは余り感じられなかった!
けれど南アルプスや中央アルプスの展望は申し分なく、素晴らしい!!
結局この日は、カラッチ隊の他には登山者は無く、二人きっりの静かな山歩きでしたよ〜
平日とは言え、百名山で誰にも会わなかったのは初めてで〜す。





林道に咲いていた・・・
色違いのツリフネソウ





下山後、昼神温泉にゆっくり浸かって夕食を済ませ、
園原ICから高速道路に乗って、途中ETC夜間割引利用の為・・・
大津SAで食事した後、仮眠してから
今夏の山旅から・・・
40日振りに無事、我が家に帰ってきました〜σ(^0^)
この度の山旅では沢山のネット仲間と楽しい時間を共有することが出来、
カラッチ隊にとってこの上ない思い出の旅となりました。
皆さ〜ん大変お世話になり有難うございました。
また陰ながら応援して下さった沢山の方々にも、厚く御礼申し上げます。
m(__)m


2006.7/29〜9/5 「山旅速報」

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