残雪の伯耆富士(ほうきふじ) (大山 1711m)


2004年3月16日(火)   快  晴


 
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昨年、カッさんのHPで雪山大山を拝見してから、残雪の大山に登るのが夢だった!
今年になって2月に雪の石鎚山に登り、そうして2日前に大万木山に登って
硬く締まった雪山と、雪が緩んだ山に登ってその感触を掴んだ!
幸いに今日と明日は、お天気も晴れマーク・・・
シジュウカラとカケスは、残雪の大山に登ろうと3月15日午後自宅を出発!
自宅から国道184号線を北上し、183号線、180号線を通って溝口まで一般道を走って3時間半!
桝水高原を通って大山寺橋たもとの駐車場に到着。


溝口に向かう途中からの大山 伯耆富士と呼ばれる大山の勇姿 左・三鈷峰・・・右・大山北壁の眺め

中国地方の最高峰である大山は、山岳的な景観を望める山として
四季を通じて登山客で賑わっている。
別名・・・伯耆富士とも呼ばれるように西側からの眺めは、美しい裾野を広げた富士山のようである。
この辺りから見る大山は、雪も大分融けてきているようにも見える。
登山意欲が湧き上がってくる!!
15日夜はマイカーベッドの寝袋に潜り込み、夜空に煌めく星を眺めながら
明日の晴天を祈ってグッスリやすむ。


夏山登山道より登り始める 三鈷峰が見えて来た 5合目に到着
これからが大山登山の正念場 6合目の避難小屋 三鈷峰も目の前の高さとなった

大山寺橋を渡って道なりに進み、夏山登山道(昨年4月に登った)より登り始める(7:00)。
僧坊後辺りから階段が始まるが、雪のため階段は全くなく夏道より登りやすい!
しかし、結構雪もあり登り初めからアイゼンを装着する。
ミズナラやブナの林の中を軽快に登って行く。
大きなブナが林立する3合目あたりを通過し、林間に昨年秋に登った三鈷峰が見えてきだした。
やっと5合目に到着。 ここでアイゼンを装着する人もいた。
この辺りから急登になり、6合目の避難小屋に着くと眼下に元谷、
左手に北壁や三鈷峰、宝珠尾根が望める。
素晴らしい眺望だ!! やった(-・^)ねっ!


昨年の秋に登った三鈷峰を見ながら、しばし休憩 険しい大山北壁

6合目を過ぎて8合目あたりより登山道の幅も狭くなり、細心の注意を払いながら登って行く。
大山の冬山・この辺りの登山道には、何も隔たる物が無いので、眺望が良いかわりに
滑り落ちると掴まるものがないので危険なのだ!
しかし、冬山も大山の夏山と同じ位、かなりきついよ〜
だって、登り初めてづっと登りだけなんだも〜ん!
頂上避難小屋がみえたら、もうすぐ弥山だ。


もう少しで山頂だ! 弥山頂上にて・・・ 頂上小屋もこんなに雪の中

登り始めて3時間、頂上避難小屋に到着(10:00)! v(^^)v ブイブイ
しかし風が強くなってきた。
登頂の喜びをとんこさん、mintさんに電話するも風が強くて繋がらない。
弥山まで登って、剣ケ峰、天狗ケ峰、槍ケ峰そうして象ガ鼻の向こうに三鈷峰、右後方には烏ケ山を臨む!
素晴らしい景色に・・・ただただ・・・感動!! 
この景色が独り(イヤ〜二人)占めなんて、なんて幸せなことでしょ〜
それでは、じっくりその眺望をお楽しみ下さ〜い。


手前(写真中央)より剣ケ峰、天狗ケ峰、槍ケ峰  右後方の黒いのは烏ケ山(からすがせん)

弥山(大山山頂)に登るカケス(三人目)  カケスの右下に山頂小屋が小さく見える
ここから転がり落ちると命ないよ〜

弥山頂上から剣ケ峰、天狗ケ峰、槍ケ峰を背に・・

大山北壁と宝珠尾根、三鈷峰 (右の北壁斜面を滑り下りるスキーヤーもいるそうですよ)

大山山頂方位盤と剣ケ峰 さぁ〜下りは慎重に・・・ 夕日に輝く雪面とブナ林

頂上避難小屋で早めの昼食を頂く(10:20〜11,10)
暖かいラーメンがとっても美味しかった!!
下りは、4本爪の軽アイゼンなので、登りより更に慎重に歩く。
午後1時半、無事下山!!


2003年5月に登った大山・・・レポ

孫と登った大山・・・レポ

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