島根県・安蔵寺山(1263m)
匹見峡温泉「やすらぎの湯」


2003年9月28日(日)〜29日(月)  天候  快晴

匹見峡は、表・裏・奥匹見峡からなる西中国山地国定公園の中にあり
巨大なミズナラ、スギ、ブナの原生林などの美しい自然に包まれ、
中国地方でも数少ない秘境として知られる。
   匹見峡温泉は、裏匹見峡から流れ出る広見川沿いに湧く名湯で、
優れた効能を持つまろやかなお湯が、癒しと和みを広げてくれるとか・・・

私達の所属する山登りの会の秋の山第一弾として、島根県の安蔵寺山に登ることになった。
今日は、匹見峡温泉「やすらぎの湯」のバスで送迎だ。

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奥匹見峡 二段滝にて



ここ「やすらぎの湯」は、廃校となった旧横道小学校を改築した宿泊施設で、
随所に元小学校をしのばせる机、オルガン、世界地図等残しながらも
現代にマッチするよう素敵に改築され、最近人気の宿だそうだ!
なんでも地下300m掘った所に温泉が噴き出して、以前を各市町村に配られたお金(1億円)で
現在のようにリニューアルされたそうです。
お部屋もツインベッドで家具調度品も完備されてバス・トイレ付きでした。
食事も地の食材を使ってあり、とっても美味しかったで〜す。


見事に改装された「やすらぎの湯」 つるつるのお湯でとっても気持ちよかった 美味しかった会席料理


安蔵寺山は、西中国山地国定公園の西端部に位置し、標高1.263mで島根県で三番目に高い山です。
また西中国山地一帯に生息するツキノワグマの分布西限だとか・・・
またモモンガ、ヤマネなどの珍しい哺乳動物も生息しているそうです。
登山ルートは、日原町横道の奥谷からと、六日市町高尻の奈良原からのルート、
さらに匹見町三葛の伊源谷からの三つのルートがある。

翌朝、7時半「やすらぎの湯」を出発し、日原町横道の奥谷の登山道から登り始める。
少し急な階段を登っていき、折り返しながら更に登り、七村峠合流点に着いた。

奥谷登山口(8:15)―→七村峠合流点(8:30)―→芦谷合流点(9:18)―→安蔵寺中峰(9:57)―→山頂(10:15)



島根県で一番大きなミズナラの木で
幹周りが4.4m、樹高が20mも
あるそうです。
ミズナラは、ブナ科の落葉高木で、
幹には大きな割れ目があり
五月頃には薄伊こげ茶色の花が
咲いて、秋には固い実を結びます。

登山の安全を祈り、神事が行われて
いるとか・・・
樹齢600年のミズナラ巨神木(8:43) 左のミズナラ巨神木
気持ちの良い落ち葉を踏みしめて・・・ 安蔵寺山頂上が見えて来た 笹原の中にミズナラやシナノキの林


ミズナラやトチノキ、ブナなどの気持ちの良い良く整備された登山道を登ったり、下ったりしながら進むと
前が少し開けて安蔵寺山頂上が見えてきた。
再び登って下った所が少し平地になっていて、そこが安蔵寺山の由来となった安蔵寺の跡だった。
現在は、コバイケソウの群生地となっているそうだ。
安蔵寺の跡から少し登ると頂上だった!


頂上から少し下った所に・・・
可愛い顔の安蔵寺観音が祭ってあった
安蔵寺山頂上からの眺望
中国山地を連ねる1000m級の山々を一望
安蔵寺山山頂・我がワンゲル少年隊(笑)


あれは、小五郎山、羅漢山、鬼ガ城、右谷山、寂地山、冠山であろうか・・・
頂上から五分くらい南・六日市の方に下った辺りに展望台があったらしく残念なことをしました。
それでも頂上からの展望もまずまずであった。

下りは、頂上からまた来た道を引き返す。 安蔵寺跡を過ぎアップダウンの後、快適な尾根道を行き、
ミズナラの巨神木を過ぎて直ぐに左にそれ、大規模林道の安蔵寺トンネルまで下る
迎えに来ていたバスに乗り、「やすらぎの湯」まで帰る。

山頂出発(11:05)―→林道安蔵寺トンネル着(12:30)


Yさんのリュックにエダナナフシ(虫)が・・・
ほんものの虫だよ〜ん!
林道の安蔵寺トンネル付近から
向かって左上に青野山・十種ヶ峰も見える
   
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