八幡平(1613m)・ 秋田駒ヶ岳(1637m)
2002年7月11日〜7月15日
八幡平(1613m) 大雪山縦走から一週間も経っていないと言うのに、 元気な○○○○ワンゲル会のメンバーはバスに揺られること14時間余りを ものともせず元気にバスを降り立った! 松尾八幡平ICで朝食後、身支度を整えてバスに乗り込み 八幡平アスピ−テラインの茶臼岳口に到着。 途中降っていた雨もあがり、車窓からは岩手山の綺麗な稜線が登山意欲をそそる! 八幡平は深田久弥の日本百名山の一つで、 十和田八幡平国立公園の一角に位置し、岩手県・秋田県にまたがり その面積は、八幡平、秋田駒ヶ岳、岩手山にかけて約 4万fにも及ぶ。 山腹部のぶな林、その上のオオシラビソ林、さらにその上のハイマツ林など多様な森林景観を有し、 比較的ゆるやかな地形に加え、残雪も多いことから随所に雪田や湿原が発達し、 高山植物群落や湿性植物が数多く見られるそうです。
登山道の脇には、ハクサンシャクナゲ、ハクサンチドリ、タニウツギ、ウサギギク、 ゴゼンタチバナ、アオノツガザクラ等の花が咲いて疲れを癒してくれる。 茶臼岳までは前夜の雨で道がぬかるみ、登山道が沢のようになっている所もあった。 ゆっくり登って行くと茶臼岳小屋前に到着。 小屋の前の分岐を左折すると茶臼岳だが・・・ガスが濃い為、 茶臼岳頂上に登らずに黒谷地湿原に向かう。
茶臼岳小屋前からだらだらと下っていくと、木道が出てくると黒谷地湿原に出た。 キンコウカ、ミツガシワ、ニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ、ミヤマキンポウゲ等の花が咲き、 黒谷地湿原よりゆっくりと登ったところの頂点の右手が源太森の展望所らしいが、 ここでも全く展望が効かない。 残念!! 八幡沼のわきの避難小屋で昼食のおむすびを頬り、八幡平を目指して進む。 山頂には展望台がありましたが、生憎ガスが濃く遠くは全く望めませんでした〜(・・;)
秋田駒ヶ岳(1637m) 秋田駒ヶ岳は秋田県第一の高峰で、十和田・八幡平国立公園の最南端に位置し、 秋田・岩手の県境にまたがるる変化に富んだ火山地形で、 山頂からの眺望は素晴らしいと言われている。 南限とされるエゾツツジやコマクサに代表される高山植物は、数百種類に及び、 天気が良い日には鳥海山、岩手山、早池峰山などの東北の主な高山が一望にでき、 眼下には水深日本一の田沢湖の瑠璃色の湖面が広がっています。
女目岳登山中、風が出て帽子も吹き飛ばされそう。 下からわき上がってくるような風だ! 男岳に登る頃には周りの景色は濃いガスの中・・・晴れていれば素晴らしい展望だろう。 男岳、横岳への分岐を男岳に向かって歩き、 茶碗をふせた様な小岳を巻くと見事なチングルマの群生だった。 男岳の下りは、急坂で土曜日とあって登山する人とすれ違うが道が狭く、大変だった。 大焼砂から横岳の登りは、強い台風並の風とガスで数メートル先の視界さえない。 お互いに声をかけながら登って行く。 高山植物の女王と言われるコマクサが咲いているが、撮影もままならない。 ガレた大地に頑張って咲く姿は、やっぱり高山植物の女王の貫禄充分であった!
今回の八幡平・秋田駒ケ岳は、台風6号の通過を追っかける行程となった為、 お天気が今ひとつ良くなくてガスが濃く、 頂上からの展望もきかなかったが、珍しいお花を沢山見ることができました。 総ての写真をお見せ出来ないのが非常に残念ですが・・・ それにしても大焼砂から横岳の登りの風の凄まじさは、今まで体験したことのない強さでした。 自分の体を支えるのがやっとと言うそんな状況の中、 可憐にけなげに咲いていたコマクサの可愛い花に励まされての山歩きでした。 K会長、SBリーダー有難う〜〜 皆さんの健闘に・・・(^O^)/C□☆□D\(^_^ ) カンパーイ♪ |