安 達 太 良 山 (1700m)

2005年6月25日 (土)   


那須火山帯に属する安達太良(あだたら)連峰は、磐梯朝日国立公園の南端に位置し、
南から 和尚山、安達太良山、船明神山、鉄山、箕輪山、鬼面山と南北に9kmにわたって連なっています。
 この主峰である安達太良山は、乳首のような円錐峰で乳首山とも呼ばれている。
詩人・彫刻家として有名な高村光太郎は・・・
「阿多多羅山の山の上に毎日出ている青い空が、智惠子のほんとうの空だといふ」
と詠み、智惠子の故郷としても知られています。
鉄山と船明神に囲まれた「沼の平」は、明治33年の大爆発によってできた
直径500mの噴火口で、荒々しい山肌がそそり立ち、まるでクレーターのようだった!


安達太良山・奥岳登山口(940m) ここから登りま〜す


前日の西吾妻山下山後・・・安達太良山・奥岳登山口へと車を走らせる。
磐梯吾妻スカイラインから県道30号に入り、国道459号を進み、岳温泉から約7kmで奥岳登山口に着く。
 奥岳には安達太良高原スキー場の広い駐車場があり・・・無雪期は無料だった。
風がとっても強くて広い駐車場では、夕食の準備するには風当たりが強すぎるので・・・
奥岳の富士急ホテル前の駐車場に車を置かせて頂くよう、カラッチが交渉してくる。
もちろん下山後にはここの温泉に浸かることを条件にですが〜(笑)
ヾ(^v^) ヤッタネ
ゴンドラは8時半始発だがこんなに風がきついと、明日の朝も動くかどうか分らないので
下から歩いて登ることにした。 高度410m稼げるはずだったのに・・・
(ちなみに昨日も午後から運休したらしい)


やっと木陰の登山道になった サラサドウダン(上)ウラジロヨウラク(下)


奥岳登山口から林道をすこし歩いて、リフト沿いの登山道に入る。
カラッチ隊は、五葉松平・薬師岳経由で登って行く。
奥岳の麓から薬師岳までロープウェイが運行しているので、このルートを使う人は少ないようだ!
スキー場に沿うように登っていくが、暑いので汗が滴り落ちる。
登山道の両端にウラジロヨウラクやサラサドウダンが見事に咲いて、まるで花のトンネルのよう〜
ウラジロヨウラクやサラサドウダンの枝が結構陰になって、やっと涼しくなった!
そしている内に薬師岳まで登って来た。


薬師岳(1350m)でカケス・・・それにしても青い空! 左から乳首山、加護山、黒鉄山


薬師岳から見る安達太良山は本当に乳首のように見える・・・(⌒^⌒)b なるほど・・・乳首山だわ!
そこで・・・カケスも記念撮影(笑)
と言うのは冗談で、実はカラッチここで休憩しながらメールタイム!!
カケスはその間に、ゴンドラ山頂駅まで冷たいジュースを買いに行ってくれたのでした。
何しろこの青空で〜す! 喉が渇いてどうしようもなかった。 謝〃



まさしく・・・この上の空がほんとうの空ですね!


整備された登山道から乳首が見えます イワカガミ まだ整備されてない赤茶けた登山道


ここから暫くは、とても良く整備された木道の緩やかな登山道をハイキング気分で登って行く。
ロープウェイで薬師岳まで来た多くの人達に対し・・・
気軽に安達太良登山を楽しんでもらおうという心配りが感じられる。
ゴヨウマツ、ナナカマドなどの茂る整備の行き届いた木道を登って行くとイワカガミも咲いている。
木道がなくなると掘れた赤茶色の登山道となる。 雨が降るとぬかるんで滑りそう〜
だんだんガレた急な登山道となり、息を切らしながら登って行く。
勢至平とのコースの分岐まで来たら、乳首山が目の前に見えた!


ガレた最後の登り ちょっと〜 ってカラッチ何か叫んでますよ〜


安達太良山の山頂標識は、乳首山の直ぐ下にあった!!
「これってカラッチのと似てな〜い(笑)」・・・って
叫んだとか・・・叫ばないとか〜〜





安達太良山山頂
近づいてみれば、乳首山もこんなに尖がっていた (°O° ;) オドロキ!


乳首山々頂の祠 乳首山を後に・・・牛の背に向かうするカケス




乳首山々頂から見た景色
飯豊連峰などの山並みがかすかに見えま〜す!




荒涼とした・・・沼の平・・・爆裂火口の全景
1997年9月ガスで死者でてから沼の平コース、馬の背〜くろがね小屋コースは立ち入り禁止となっていて・・・ 
風向きによりかなり硫黄が匂うらしいが、今日は匂わなかった!


溶岩がゴロゴロしている中・・・峰の辻まで下る 乳山もあんなに小さくなった


ここから、峰の辻・くろがね小屋までのガラガラの石道を一気に下る
峰の辻分岐で勢至平に下る道と分かれていますが、カラッチ隊はくろがね温泉目指す。
しかし、この下りが結構長いのです。
大小さまざまな石(岩?)を避けながらの下りは、結構足に負担がきます。
やっと眼下にくろがね小屋が見える所まで下りてきました。
中を見学させて頂きましたが、落ち着いた山小屋の風情で管理人さんも笑顔の素敵な方でした。
二階の日陰に椅子を借りて、くろがね小屋で昼食タイム〜♪
とっても涼しくて気持ち良く、オムスビをほおばることが出来ました。
本当は湯に浸かってみたかったけど、まだ汗をかくので諦めて下山することに・・・


岳温泉の源泉・・・くろがね小屋(宿泊可能) 入浴料は360円 下から見た乳山とくろがね小屋


くろがね小屋から下る道は、ジープで物資を運ぶため道幅が林道のように整備されていますが
大きな石もあったりして、こんな道を運転するのは大変そう〜〜
こちらの方からも登山する人が多いのか、沢山の人達と出会いました。
かつて源泉を送る為に使ったものであろうか、中をくりぬいた丸太が林道沿いに置かれていた。
途中・・・金名水という水場があったが、くろがね小屋で冷たい水汲んできたので通過!




ジグザグに下って行き、下りきったところで鳥川橋を渡り・・・
あだたら渓谷自然遊歩道に入ったら奥岳登山口に着いた。
約束通り、奥岳の富士急ホテルで温泉(800円)に浸かり疲れを癒す!
※  ゴンドラに乗ったら200円引きになります

東北・北海道山旅・・・東北編に戻る


inserted by FC2 system