剣山(277m)貝殻山(289m)八丈岩山(281m)

2013年2月24日 (日)  

我がワンゲル会の2月定例登山に参加し、
今回は低山ながらも、風光明媚な瀬戸内海国立公園の山を歩いてきました。
この三山は児島半島の東部に連なる花崗岩質の山塊で
剣山(けんざん)は三山の中では一番急登(277m 笑)で、貝殻山は山頂に貝塚があり、
八丈岩山は奇岩・怪岩が重なり合い面白い山でした。
今回のコースは岡山市と玉野市の境に位置し、
スカイラインを縫うように天目山・貝殻山(289m)・三頂山・八丈岩山(281m)を結ぶもので、
一旦車道に出たり、登山というよりもハイキングコースのようでした。
また、天目山駐車場から桃太郎荘跡地までの道路が立派に整備され、
「光南台(貝殻山)スカイライン」と呼ばれているそうです。

児島湾越しに見える・・・中央のラクダの背のような山が剣山

午前7時に尾道ICを出発し、玉島ICで下りて、児島大橋を渡り
剣山を見上げながら道なりに進み、バスを降りてから準備し登山開始で〜す!
剣山への登山道は、下の左画像のように解りにくい所にありましたが、
本日のリーダーHさんのもと、総勢21名でシダの生い茂った登山道を登って行きます。


剣山登山口 手足総動員で・・・(笑)

剣山は標高こそ低いものの、結構急な登りでしたよ!
でも何だかあっという間にこんな素晴らしい眺望が開けてきました〜♪
旭川と百間川に挟まれた新岡山港が直下に見渡せます。
旭川上流には岡山市街地のビル群を遠望!!
新築港から小豆島航路のフェリーが出入りしている様子も眺められます。



登山途中に見上げた大きな岩を回り込むように登って行くと
直ぐに剣山山頂でした〜
巨大な岩
の上に立つと岡山平野が良く見えましたよ!


大きな岩場の下の方にも登山道らしき道が見えました 剣山々頂(277m)

剣山から南に尾根伝いに進むと、一旦車道に出ました。
車道を横切って、天目山にも登ります。


天目山へ・・・ 天目山々頂(240m)

西方向には何本もアンテナが林立している金甲山も見えます。
瀬戸内海の島々、四国の山並みがとっても素晴らしい!


素晴らしい眺望・・・小豆島や四国の山(五剣山・屋島など)も見えます!

また一旦車道に出て、広い駐車場に出ますが・・・
石段を登り、広い展望所のある貝殻山に着きましたよ。


貝殻山々頂(289m)

貝殻山々頂東部には貝塚があることから、貝殻山と名前がついたそうです。
また山頂周辺には他にも弥生時代中期の住居跡も発見され、
平野部の耕地と山頂を往復する水田経営や魚介類などの捕獲、採集とともに
見張りや情報の伝達なども行われていたようです。
山頂はなだらかで広く、桜の時期には桜が満開となることでしょう〜
眼下には、東児が丘GCが横長に広がり、
その西方には玉野、直島、大槌島などの多島美が、中央には四国の五剣山、屋島、五色台が、
東方には小豆島が横たわる絶景の場所で、瀬戸内海のパノラマが一望できま〜す!
尚、東児が丘GCは・・・
あのゴルフの「はにかみ王子こと石川 遼」が優勝し、一躍有名になったGCだそうですよ!



貝殻山からの五剣山(向かって左)・・・屋島(向かって右)

上の画像の「五剣山」ですが・・・この山は四国八十八ケ所巡りの一つで、
第85番札所・五剣山 観自在院・八栗寺があり
あの尖った三角の一番上には「奥の院」もあるそうですが、
現在は一番上まではお遍路さんでも行けないそうです。
そうしてその右には台形の屋島も見えてました。

貝殻山を一回りして再び車道に戻り、ここから迎えのバスに乗りスカイラインを通って
三頂山・八丈岩山に向かいま〜す。


三頂山

車を降りてから向かい側の山道に入り、三頂山を目指します。
この三頂山の岩の上に立つと、岡山平野や操南地帯が見事に一望出来ます!


花崗岩の山らしい岩肌・・・ 三頂山に向かって・・・

三頂山は巨大な花崗岩が立ち並び、
その岩石によじ登ると、吉井川など岡山東部方面が真近に見える絶景ポイントの一つです。
三頂山からは児島湾と瀬戸内海の両方面が見れるので、是非立ち寄りたい場所です。
三頂山でこの絶景をおかずに、少しは早めの昼食を頂きましたよ!


児島湾・岡山市街の眺望・・・( On Mouse ) 大岩と松が程よくマッチして・・・

大きな岩と松、そうしてバックの景色が見事に調和して
とても素敵な景色が広がり、
こんな低山からの眺望とは思えないような感激に浸りました〜♪(^^)


三頂山の山頂部にある祠 祠をアップで・・・

おぉ〜岩が倒れるぅ〜と・・・愉快なT会長 しっかり立ってますぅ〜(笑)

三頂山の南側を下り、屋根付の休憩舎を左にみて、分岐を直進し八丈岩山に向かいます。
ルートから三頂山を振り返ると、山頂付近の大きな岩に圧倒されます!


登山道の途中にある休憩舎 八丈岩山からの眺望

ひと登りすると八丈岩山の三角点に着きました。
三角点からでは眺望がないので、自然探勝路と書かれた案内標識の方に10m程行くと
八丈敷と言われる岩があり、その上に立つと・・・
瀬戸内海の景観を楽しむことが出来ます。
「八丈岩山」の名の通り、大きな平たい岩からの展望は素晴らしいです!



八丈岩山の尾根道を、今は壊されて更地となった桃太郎荘跡地に向かって下ります。
眼前に犬島と小豆島が大きく見えてきます。
児島湾を出て小豆島に向う航路の左手に浮かぶ犬島には、明治期の銅精錬所遺構が残っているそうです。


八丈岩山から下山・・・両堤池・牛窓方面の眺め

八丈岩山からの下りは、づっと丸太を組んだ階段でしたが・・・
牛窓方面の眺望を楽しみながら、
温泉施設のあった桃太郎荘跡地まであっと言う間に下ってきました。
まだお昼過ぎなので、
これから温泉に浸かるには早過ぎるってことで、近くの「みやま公園」まで行き
鴨の沢山いる池で餌やりに興じたり、みやま公園の中の道の駅で新鮮なお魚を買って車に乗り込み、
27種類のお風呂があると言う・・・「大家族の湯」に浸かって帰りました〜(^^ゞ



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