2013年・日本百名山完登山旅

丹沢山 (1567.1m)

2013年7月22日(月) 


2013年7月21日の午前3時半に我が家を出発したカラッチ隊、
いよいよ40日間ほどの予定で残りの百名山・11座を歩く計画で山旅の始まりで〜す!
高速を走っていると、雲取山を一緒に歩いた milkちゃん から携帯にメールがあり・・・
「秦野中井ICを下りた所で待っています」とのこと、嬉しいなぁ〜
 何年ぶりの再会だろう〜 ワクワク(*^^)v

milkちゃんとOn Mouse)で・・・milkちゃんからのプレゼント

20007年7月24日に一緒に雲取山を歩いて以来だから、6年振りの再会でしたよ!
でもネットで通じ合ってるから、逢えば一瞬にして同士のような間柄です。
milkちゃんも隊長さんもお元気そうで・・・
milkちゃんはショートヘアーにして若返ってましたよ〜♪
milkちゃんから素敵なバックとキーケース、パパイヤのドライフルーツの差し入れを頂きました。
有難う〜〜♪ milkちゃん!!
ガストでしばらくお茶して、色々お話している内に、丹沢山の塩水橋まで行くのに、
宮ケ瀬湖方面から行く道が、崩れて通れないと隊長さんが教えて下さったのです。
そうして親切なことに、ヤビツ峠を経由して塩水橋まで行く道を丁寧に書いて来て下さってました。
お陰でその日のうちに塩水橋駐車場まで辿り着くことが出来ました。

実は2008年の夏山旅で火打・妙高に登った後、milk隊と丹沢に登りましょうと言う計画もあり
隊長さんがヤビツ峠から作治小屋経由で下見登山までして下さっていたのに、
カラッチ隊が急遽、当時東京に居た息子の家に行かなければならなくなって中止しちゃったのですぅ〜
今回もmilkちゃんは、「本当は一緒に登りたいけど今の時期はヤマヒルが怖いのよ〜」ってことで、
カラッチ隊も蛭ケ岳まで行かず、丹沢山まで往復することにしたのです。
もちろんヤマヒルが怖いので、出来るだけ短時間で登って下りたいからで〜す!

護摩屋敷の名水 丹沢山・塩水橋登山口


milkちゃん夫妻としばしの逢瀬を楽しんだ後、国道246号線を厚木方面に進み
地方道の70号線をヤビツ峠に向かい、宮ケ瀬方面に車を走らせます。
ヤビツ峠頂上を越えたところにある「護摩屋敷の名水」で
美味しいお水をペットボトルに汲みましたよ!
丹沢山系は湧水が多く、秦野盆地湧水群もその一つで、
その中の護摩屋敷の水も環境省の名水百選に選ばれているそうですが・・・
東京の隣の神奈川県に、こんなに美味しいお水があるとは驚きでした。
沢山の方達が水を汲みに来てらっしゃいました。
塩水橋登山口のゲートの路肩に車を止めて、ここで車中泊し、明朝丹沢山を目指します。
そうそう、この時下山して来られた一組のカップル(?)がいらっしゃいました。
「ヤマヒルはいませんでしたか〜?」って聞くと・・・
塩水林道で一匹だけど見かけました〜ですって〜 アッ、イヤァ〜(ーー゛)

コースタイム (※ マイペースでゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
塩水橋登山口(5:30))→堂平観測所(6:50)→丹沢登山口(7:07)→堂平・天王寺分岐(8:55)→宮ケ瀬・堂平分岐(9:40)
丹沢山々頂(9:50〜10:15)→天王寺・堂平分岐(10:45)→塩水橋登山口(11:25)



滝が結構急な流れで綺麗でした〜 ↑ →

← 林道の先に青空が広がって・・・


丹沢は、東京や横浜から小田急電鉄小田原・箱根行きの電車に乗ると、
やがて右側に見えてくる大きな山なみです。
厚木、秦野、山北などが主な登山口で・・・
そこから蛭ケ岳など1,600メートル級の峰が連なる奥地の主稜へと登山道がつながっています。
どの山も急峻な山道でかなりの体力と覚悟が必要です。

舗装された林道を歩いて行くと本谷川に架かる瀬戸橋を渡り、
塩水林道を堂平雨量観測所に向けて進んで行きます。
林の中から時折、滝が見えて暑いこの時期なので癒されます〜
林道脇で山百合さんにお会いしましたよ〜 と言っても・・・お花の山百合で〜す!
玉アジサイも綺麗に咲いてます。
林道の先には真っ青な空が広がって、今日の登山を歓迎してるようです。

ヤマユリ タマアジサイ


塩水林道は片道5キロほどですが、結構長く感じられましたよ!
緩い登りなんだけど、林道歩きは嫌になっちゃいますよね。
カラッチ隊、づっと林道を歩いて堂平雨量観測所まで来たのですが・・・
ネット情報で、林道から右手に近道があると出発前に調べていたけれど、、
そう言えば、カーブミラーの下に「ワサビ沢出合」と書かれた鉄柱(ガードレールの柱)が有りました。
どうやらそこを進むと林道を30分程短縮できたらしいですぅ〜^^;

やがて林道歩きも終わり、目印である国土交通省の堂平雨量観測所の建物が現れました。
林道の向かい側の小さな白い標識に・・・「丹沢山登山口」と書いてあり、
そこからいよいよ丹沢山に登り始めます。

堂平雨量観測所 丹沢山登山口


登山口を入ると、トレイルは杉の植林地から始まりました。
手入れの行き届いた杉林は杉林特有の薄暗さがなくて、日が差し込み気持ちの良い道でした。
「これならヤマヒルの心配はないかもね〜」なんて話しながら歩きましたよ!
杉からブナ林に変わると天王寺尾根からの道と合流します。
堰堤の内側を通って沢を渡り、更にブナ林の中を進んでいきま〜す。
丹沢山まで2キロ・・・さぁ〜頑張るぞ〜〜

堂平・丹沢山頂・・・標識 堰堤の内側を通り・・・丹沢山まで2キロ


丹沢山に共通する魅力は・・・
雑木林、植林地、原生的な森林が累々と続き、季節ごとにその姿を変えることだそうです。
今度歩く機会があったら、秋の紅葉の頃・・・ヤマヒルのいない時期に歩いてみたいな!
塩水橋からの登山道も神奈川県の特別保護地区に指定され、
ブナなどの後継樹や自然林の林床植生の保護育成の為に、シカの採食から植物を守る保護柵が設置されてました。
整備されたとっても気持ちよいトレイルでしたよ!
こんな道を歩いていると、いつしかヤマヒルのことなど忘れちゃいました〜^^;
最初は穏やかに登っていきますが、傾斜もだんだんきつくなってきました。


登山道は、ブナ林の東丹沢県民の森を通り、杉や桧の人工林を抜けて行きます
トレースを辿って、ブナ林の急斜面を登り詰めると天王寺尾根に出ました。
今朝からまだ誰一人登山者と出会わない、静かな登山道です。
左は本谷林道へと下るルートなので、右折して丹沢山へ向かいま〜す。
堂平付近のブナの森がとっても素晴らしかったですよ!
なだらかな地形や豊潤で湿った土壌がブナの生育に向いているのでしょか〜
すくすくと育った大きなブナたちが美しく立ち並んでいます。
この堂平のブナ林は殆どがブナの純林で、「かながわの美林50選」にも選ばれているそうです。

堂平付近の森・・・ 傾斜もきつくなり・・・ 丹沢山まで・・・あと1.2キロ


やがて堂平の分岐に到着しました。
丹沢山まで、後1.2キロ・・・p(#^∇°)q ファイトッ !!
明るい尾根道となり、樹林の隙間から丹沢三ッ峰などの展望が広がりました。
やがてこのコース唯一の鎖場を難なく通過して、ガレ場を通ります。
鎖の岩場の辺りに、白と薄紫のホタルブクロやヤマハハコが咲いてました。



↑ 崩壊地・・・この辺りは丹沢山頂までの間のルート中、
一番展望が開け、良い眺めで
筑波山・都心のビル群なども見えたけど、画像なし〜

← このコース唯一の岩場ですが・・・
安全に通れました!


そうして丹沢名物・・・階段の登場で〜す。
この階段で初めて登山者に出会ったと言うか、追い越されちゃいました〜
カラッチ、こんな階段苦手なんですよ〜^_^;
むしろ岩場の方がガンガン登れて好きなのですぅ〜
カケスの姿は、もう〜とっくに見えなくなってま〜す!
おぉ〜 今ならまだ青空が見えてるではありませんか〜
それっ、急げ〜・・・って無理無理!!


丹沢山々頂 (1567.1m) に到着で〜す!

丹沢山々頂 (1567.1m)・・・( On Mouse


山頂に着いた時、こんな青空が広がっていたけれど・・・
山頂写真を撮っていたら、どんどん雲が広がってきて富士山が見えなくなっちゃったよぉ〜
カケスが山頂に着いた時には、しっかり富士山を眺めたと言うのに〜
こんなことならカメラをカケスに渡しておけば良かった
ヘ(´o`)ヘ とほほ・・・
でも上の画像・・・富士山らしき山、写っていませんか〜
山頂でねばって富士山が現れるのを待っていると、みやま山荘の管理人さんが出て来られて
「先程までは良く見えていたんだけどなぁ〜」ですって〜
アッ イヤァ〜 。・゜ °・(><)・° ° ・。

みやま山荘


下りも同じコースを歩き、午前11時半には登山口に着きました。
「護摩屋敷の名水」まで戻り、キンキンに冷やしたザルうどんを作って食べましたよ!
この時期の丹沢山・・・お花は少なかったですぅ〜


恐れていたヤマヒルに噛まれなかったのは幸いでした〜
と言うか、数日お天気が続いていたせいか一匹も見かけませんでした。

何でもスポーツ用品店に「昼下がりのジョニー」と言うヤマヒル専用の忌避剤があるらしいですが、
ヤマヒルにはビールが良く効くらしいで〜す!
あっという間に悶え死ぬそうですよ。
虫除けスプレーは効かないみたいで、「キンカン」が良く効くみたいです。
それと女性用の網目の細かいストッキングを履くと良いらしいです。
ヤマヒルが吸い付こうとしても繊維が邪魔して吸い口から空気が漏れるので吸い付けないらしい!
でもヤマヒルが外に出ることも出来ないので、丸々太ったヤマヒルになっちゃうそうです。
それから鋏を持ち歩いて、吸い付かれたら「チョキン」と切ると良いみた〜い!
いずれにしても噛まれると、人にもよりますが1〜3ケ月位痒みが残るようです。

2013年・日本百名山完登の山旅速報

日本百名山完登までの経緯と記録


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