2013年・日本百名山完登山旅

巻 機 山(まきはたやま) (1967m)

2013年7月26日 (金) 


7/24(水)に苗場山から下山したカラッチ隊、
7/25(木)に十日町道の駅から六日町迄行き、コインランドリーで洗濯!
291号線を走り清水の集落に入ったら巻機山登山口の看板を左折し、桜坂駐車場に着いたのでした。
桜坂駐車場(トイレ有)は有料で一日500円でした。

割引岳(左奥)・巻機山(右上)を見上げながら・・・

巻機山は新潟県南魚沼市と群馬県利根郡水上町の境の三国山脈に位置し、
頂上付近の豊富な高山植物と神秘的な池塘群や緑の原生林に覆われた山麓、
頂上からの展望の素晴らしさで知られています。
春にはシャクナゲ・ニッコウキスゲ・ハクサンコザクラなどの花が咲き誇ります。
山名の由来は・・・
頂上一帯が御機屋と呼ばれ、美女が機を織っていたという伝説によるもので、
山麓の大木六村(現・南魚沼市大木六 おおぎろく)に、
機織りの女神である栲幡千々姫命が、巻機権現として祭られているそうです。

主な登山道は、南西側の南魚沼市清水から通じている井戸尾根ルートがメインとなり、
バリエーションルートとして沢からのルートがあるが
沢筋はかなり遅い時期まで雪が残り、ルートを見失いやすいため
雪解けまで通行禁止となっています。

コースタイム (※ マイペースでゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
桜坂登山口(4:45)→五合目(6:00)→七合目(7:35)→九合目・ニセ巻機山(8:45)→避難小屋(8:55)→巻機山々頂(9:20〜10:05)
→ニセ[巻機山(10:30)→六合目(11:10)→五合目(12:15)→桜坂登山口(13:00)

桜坂駐車場 立派な標識のある登山口・・・On Mouse

 桜坂駐車場から20m程坂を登ると、井戸尾根コースとヌクビ沢・天狗尾根コースの分岐があります。
ヌクビ沢、天狗尾根コースは、雪渓の状況が不安定で危険ということで入山禁止となっています
夏でも雪渓が残り、過去に大惨事が発生したこともあるそうです。
この井戸尾根コースには、東京学芸大学登高会が設置している合目ごとの標識があり・・・
登る目安になりました。
登山口からの標高差は、1500m・・・さぁ〜頑張るぞ〜〜

井戸尾根コースの道標が見え、雑木林の緩い坂道を進むと3合目の標識があり、
少し行くと井戸の壁と呼ばれる急坂になり、
ジグザグと登ると五合目の焼松といわれる小平地に出ました。
結構ぬかるんだ所もあり、巻機山もあまり歩き易い登山道とは言い難いかも〜
五合目でようやく樹林の隙間から展望が開けてきました。
五合目から再び樹林帯に入り、 六合目に着くと反対側に米子沢が見えてきました。
六合目の展望台から、左に割引岳・ヌクビ沢・天狗岩が確認出来ましたよ!
確かにあのヌクビ沢を歩くことは危険を伴うし、きついコースだと分りま〜す。

六合目・・・ 右奥の高いのが割引岳 左よりの岩が天狗岩 正面がヌクビ沢

六合目から檜穴の段と呼ばれる急坂を登って行きま〜す。
今までと一変して岩ゴーロのトレイルとなりました。
でも眺望が開けてきたので、思ったより歩き易い道でした。

視界が開けて・・・標高1580m付近 七合目・・・

七合目を過ぎた辺りからチシマザサの間を登って行きます。
が・・・刈り払われた笹の根が滑り歩きにくい道でした。
八合目に着いたら、視界が開けて開放感たっぷりでしたが、残念ながらガスで展望がイマイチ!!
でも登山道脇に咲くニッコウキスゲがとっても綺麗で癒されましたよ。

八合目付近・・・ ニッコウキスゲが綺麗!

八合目・九合目(ニセ巻機山)を歩いている頃には、ガスが立ち込めて何にも見えなかった!
ニセ巻機山でもご覧の通りですぅ〜^^;

こんな平らな道も・・・右に割引岳が見えるはずだが ニセ巻機山・・・九合目(標高1861m)・・・On Mouse

今までガスで見えなかった周りの景色が、ガスが引き始め・・・
ワォッ! 素晴らしい眺望となりました〜
目の前に割引岳(わりめきだけ)や巻機山、そうして雪渓も見えて来て、テンション上がりま〜す!
こんな景色を眺めると頑張って歩いて来て良かったと思えます。
下の画像の右下の雪渓の下に水場があります。

割引岳・巻機山を見上げながら歩くカケス

ニセ巻機山から木道を少し下り、朽ち欠けた木道を歩いて行くと巻機山避難小屋に着きました。
避難小屋はまだ新しくて、中も木の香りが漂う素晴らしい小屋でした。

巻機山避難小屋・・・On Mouse

ここの避難小屋は中がとっても綺麗なんです。
(画像にカーソルを当ててみてね!)。
時間があれば、ここでゆっくり過ごしたい位快適でしたよ!
トイレもバイオになっていて、自転車を漕ぐことで排泄物を攪拌するという方法を取っています。
そう言えば、登りで出会った方が「新しい小屋で自転車を漕いできましたよ」
って言ってらっしゃいましたが、このバイオの自転車だったのね!

巻機山に向かうカケス・・・ 池塘に浮かぶ・・・逆さ巻機山と雲

この辺りも朽ち欠けた木道でしたが、周りにはニッコウキスゲが沢山咲いて綺麗でした。
雪解けの頃には、地塘の周りに色んなお花が咲いて素晴らしいことでしょ〜♪
ガスが晴れて巻機山々頂もはっきり見えてきました。
地塘に逆さ巻機山や雲が写って、とっても感動しましたよ〜ん!
と言うのも、苗場山ではこんな景色見れなかったのですもの〜(^^ゞ
巻機山への最後の急な木の階段を登ったら、御機屋と呼ばれる巻機山の山頂標識がありました。
ここが山頂かと思ったら、どうやら違うみた〜い?!?

巻機山々頂標識(標高1967m)・・・On Mouse こちらは・・・ケルンがあるだけでしたよ!

巻機山、割引岳(わりめきだけ 1931m)、牛ガ岳の3つのピ−クを総称して巻機山と呼ばれるそうです。
巻機山の頂上の標柱が有る場所は「御機屋」と呼ばれる分岐で・・・
本峰は牛ヶ岳(1961.6m)へと続く少し先の稜線を10分程歩くとありましたが、
ケルンがあるだけで何も無かったで〜す!
と言うことは・・・やはり御機屋が巻機山々頂でいいのかな〜??
山頂標識にも1967mって書いてあったしね。
何だかややこしいですね〜

山頂からは晴天に恵まれると、遠く富士山、白馬連峰、日本海が見れるらしいですぅ〜

そうそう、巻機山々頂でお一人で登って来られた75歳の女性とお会いしました。
何でもこの方も百名山目指しておられ、後1座(白山)で百名山達成だそうで〜す。
お互いに写真を写して、色々お話しました。
そうして持って来られたトマトやケーキ・お菓子など沢山頂きました。
75歳と言う高齢でお一人で登山なさるなんて、尊敬しちゃいますよね。
元気を頂き、握手してお別れしましたよ!
さぁ〜 私達もそろそろ下山しましょう〜〜♪

登って来たトレイルを眺めながら・・・ 下りはルンルンで〜す!


ブナ林の中を下るカケス

下山も同じルートで下りましたよ!
そうして六日町の源泉掛け流し「ゆらりあ」で汗を流し、洗濯と食事も済ませ
「南魚沼道の駅・ゆのたに」に向かい、車中泊したのです!


巻機山で出会ったお花達

キンコウカ シモツケソウ? ニッコウキスゲ イワイチョウ
ハルトラノオ 今頃・・・ツツジ? タテヤマリンドウ

ダイモンジソウ ギンリョウソウ サワアザミ コバイケソウ

2013年・日本百名山完登の山旅速報

日本百名山完登までの経緯と記録

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