皇海山(すかいさん)(2143m)

     2008年8月17日 (日)  
 

8/14に、だんべえさんと赤城山に登ったカラッチ隊!
8/15は、お天気があまり良くない為に登山は諦めて白沢道の駅でゆっくり過ごしたのでした。
その白沢道の駅で、爽やかな一人のバイク青年に会って・・・
朝、お味噌汁をご馳走したら気投合しちゃって〜
そうこうしている内に、今度は元気なおじいちゃんが登場!!
そのおじいちゃんは、なんとこの歳でハングライダーをやってるんだそうです。
定年退職後は海に潜っていたけど、暗いところはあまり好きではないと
明るい空を飛ぶことにしたのだと言われてましたよ!

新潟のバイク青年・・・Y君 にわか・・・親・子・孫?(笑) 昔バイク少年だった・・・元気なおじいちゃん

このバイク少年この後、尾瀬に行くと言ってバイクを走らせたのですが・・・
山旅から帰ったらカラッチにメールが入っていて、
その後、激しいバイク事故を起こして旅が中止になるわ、警察は来るわ、病院に行くわ、
新幹線で新潟まで帰るわで大変だったのだそうです。
でも・・・奇跡的に右足の打撲だけで済んだようで〜す!

白沢道の駅の無料休憩所 休憩所には、こんな流し台も・・・ このコンセントには助かりました〜

その白沢道の駅にはこんな無料休憩所があって、
中には流し台も設置されていて、小さいけどテーブルと椅子もあり
そうしてカラッチにとっても有難かったのは、
こんなコンセントもありデジカメや携帯の充電が出来たことでした〜(*^_^*)
白沢道の駅の中にある「望郷の湯」はとっても良い温泉でしたよ!

そうしてこちらは道の駅の中にある・・・「望郷の湯」

皇海山は、以前なら銀山平から庚申山経由で山中泊しなければ登れなかったのですが
2003年に栗原川林道が出来てから日帰り登山が可能になった!
そうして翌日(8/16)、皇海山に登るために不動沢コース登山口近くまで移動する為に
当初の計画では道幅が狭く、落石・路肩崩壊の恐れのある栗原川林道を走る予定でしたが、
果たして車高の低い「始終カラ号」で走れるか不安だったので
沼田市利根町振興局 (電話.0278-23-2111) に立ち寄って確認したところ・・・
土曜日の午後でしたが、たまたま当直でおられた方が「始終カラ号」を見られて
その車で栗原川林道を走ったら、底を打って大変だから
少し距離は長いけど、120号線から日向南郷大原線を走り、薗原ダムの上を通り
しゃくなげの湯→穴原→根利→倉見川沿いに走りって行くと皇海橋に出ます
と教えて下さったのでした〜
曲がり角には案内標識もあるので、見落とさなければ大丈夫でしょうとのことでした。

ところが16日の午前中は良いお天気だったのに
午後からお天気が崩れて、途中から雷雨になっちゃったのでした〜
皇海橋がそろそろ近くになった頃には、凄まじい雨となり
橋があっても、その上の崖から大量の雨が落ちてきて何処に欄干があるか分からない位、
橋を渡るのも怖い、引き返すのも怖いって感じでした。
こんな土砂降りの雨の中・・・
「こんな悪路を通っていて流されたり土砂崩れにあっても誰も気づかないよ〜 引き返そうよ」
とカラッチは言ったのですが・・・
カケスは、明日のお天気は晴れと言っていたので
「引き返すにも車も回せないので行けるとこまで行ってみよう」と言うではありませんか〜
登山口に着いた頃には小雨となり、雷もおさまって
夕食の準備を始め、明日の朝晴れることを願って眠りについたのでした。
でもカラッチは熊のことや、雨がまた降り出したら帰れるのだろうか不安で眠れなかった!

  皇海橋手前に2ケ所の駐車場があり  
水洗トイレも整備されていました

そうしてそこにはこんな看板も・・・
実は、皇海橋手前1キロ辺りで
車の中からですが
小熊を見かけたので
こんな看板を見ると怯える
カラッチなんですぅ〜^^;

  上とこの登山道入口の画像は  
昨日、夕食後に写したものですが
こんな真っ暗な中、
駐車場には・・・
当然、「始終カラ号」だけです

こんな雨の中を
  登ってくる登山者なんていませんよね  
ますます不安になっちゃう
カラッチでした〜

コースタイム (※ ゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
皇海橋登山口(6:10)→中間地点(7:15)→不動沢のコル(8:00)→皇海山々頂(9:00〜9:20)
→不動沢のコル(9:50)→皇海橋登山口(11:00)

ところが、なんとカケスが言うように、昨日の雨が嘘のように翌朝は晴れてきたのです。
これなら登るっきゃないですよね〜
スパッツだけ付けて、AM6:10登り始めたのでした。

案内板の横から林道の支線を歩き始め・・・途中、皇海山の道標により沢に入ります。


昨日の雨で川の水も増水し
最初から
こんな感じで沢を渡ることに・・・
その先も
何度かありましたよ!

ヾ( ̄p ̄) ォィォィ
カケス君ったら
岩を飛び越えるなんて
  危ないではありませんか〜 
って言うか・・・
  カラッチも飛び越えちゃったよ!
 ※ 増水時にはかなり危険です 

カラマツの林の登山道を
ぐんぐん登ると
コースは深い笹原となり・・・
スパッツをつけていても
ズボンが濡れる位で

  笹の丈もだんだん長くなり  
ますます熊が
何処から出て来ても
おかしくない状況に
なってきました〜

沢は二つに分かれる
  左の沢を登るのかと思ったが  
登路は右の沢を
登るようです

  大分、上の沢に取り付いたので  
平常はこんなにも水量が
多くはないのでしょうけど
昨日の雨でかなりな
水が流れて
滝のような状態でした

  丁度半分程登って  
来たようで〜す

沢もこんな感じで
かなり小さくなって
きました


やがて小さな滝に出ましたが
この滝を巻くように
登っていきます

枝沢が幾つかでてくるが
本流に沿って登ります

  最後の分岐を右にほぼ直角に曲がり  
こんな枯れた沢を
登っていきます

途中で右に上がり
踏み後を見失わないよう
登っていきます

ロープが張ってある
樹林帯の急坂を
登りきると
不動沢のコルに
でました

皇海山と鋸山の
分岐です

コルから左に
  群馬県・栃木県の県界尾根を  
直登しま〜す!

ここから山頂まで
標高差350mもあるので
p(#^∇°)q ファイトッ
ですぅ〜

この辺りから
コメツガやオオシラビソなどの
樹林帯に入り
深山の雰囲気を醸し出して
いま〜す!

岩の上のこんな場所に
お花が
咲いていました

岩場を抜けると
青銅の剣が
一本立っていました

庚申二柱大神の銅碑

らしいです

山頂からは
お天気が良いと木々の間から
  日光白根・尾瀬燧ヶ岳など日光方面の  
山々が見渡せるらしいが
本日はガスって何も見えません
On Mouse

山頂は三方が木々に囲まれており
南側に鋸岳、袈裟丸山、赤城山などが見えるそうですぅ〜
また空気が澄んでいれば、樹林越しに上越の山々、さらにアルプスの峰々や
富士山まで見渡せるらしいですよ!

山頂で早めのお弁当を食べて
カラッチ隊が山頂から
下り始めた頃に
  こんなお天気にもかかわらず  
沢山の方達が登ってきました

流石に百名山ですね〜(^^ゞ

下りは往路を下るだけですが
下りの方が道を迷いやすい
ので気をつけて下りました

午前11時には皇海山登山口に下山したカラッチ隊ですが・・・
なんとこの時間から登り始める三人の若者もいましたよ!
その中の女性の方が、「熊はいませんよね〜」って言われるので
カラッチが「昨日、駐車場手前で小熊を見ましたよ」と言うと「ギャー熊がいるんだって〜」
と叫びながら登って行かれました〜
そうしてカラッチ隊が下山後スパッツを脱いだりしていると、小雨がまた降り出したのでした。

ところで皇海山(すかいさん)と言う山名は、振り仮名がないと読めませんよね。
遠くから見るとその鋭く切り立った山容から
髪を止めるかんざし(こうがい)に見立てられ、こうがい山と呼ばれていたそうです。
それに皇海と当て字をし、読み方が変わったのが
皇海(すかい)山の名前の由来とされているようです。

この山、きっと百名山でなかったらカラッチ隊も登らなかったであろう〜
そんな山でした〜(ーー;)
でもお天気が良く、眺望が素晴らしかったならまた違った印象を持ったかも知れましぇ〜ん!
しかし何はともあれ前日の悪天候を考えると、無事に下山出来良かったです。


カラッチ隊が通った・・・120号線から日向南郷大原線皇海橋に至る道路については、
お問い合わせ先・・・沼田市利根町振興局  0278-56-2111

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