北岳(3193m)間ノ岳(3151m)縦走

2008年7月20日 (日)〜7月22日(火)  

二日目

鐘の鳴る丘と・・・間ノ岳

昨夕は残念ながら、日の入りはガスと雲で余りよく見えなかったよ!
北岳山荘でぐっすり休み、
夜中に目が覚めると満天の星空でした〜・・・(^o^)/ ワァーイ
何だか今日は素晴らしいお天気の予感!!
間ノ岳に向けて早立ちの人達がヘッドランプの灯りで出発準備をしています。
カラッチも早速着替え、カケスに「朝食済ませて間ノ岳に登る?」って尋ねると、
「ぐっすり寝て疲れも取れたのでこれから登ろう〜」と言います。
急いで身支度を整えて、食堂で朝食の準備してらっしゃる人に
「朝食お願いしてあるのですが、何時までに戻れば朝食頂けますか〜」って聞くと
「7時過ぎなら大丈夫ですよ!」とのことだったので
山荘の主には申し訳ないけど、軽く行動食とスープを飲んで、
いざ間ノ岳に出発で〜す! 

おっとその前に・・・北岳山荘までのトラバース道で出逢ったお花達で〜す!

シロウマオウギ イワベンケイ ミヤマムラサキ
チョウノスケソウ キンロバイ タカネヤハズハハコ
オヤマノエンドウ タカネトウヒレン アオノツガザクラ
タカネツメクサ ハクサンチドリ ハクサンシャクナゲ

milkさん達が見たと言うキタダケソウ・・・残念ながらカラッチはこんなのしか見れなかったよ〜
一日違いだから、何処かで見落としてしまったらしい! (;_ _;) シクシク
花びらが2枚だけのが一輪残ってましたぁ〜
でもこんなお花畑のような見事なお花を見てると、足が前に進みましぇ〜ん(^^;

キタダケソウは・・・花びら2枚(笑) まるで植え寄せのようなお花畑

北岳山荘のへリーポートで日の出の写真を写していると・・・
カケスも身支度整えて出てきました。
荷物を北岳山荘に置いて、カケスがサブザック持ってカラッチは空身で間ノ岳アタックです。
今朝は素晴らしいお天気で〜す! (#^.^#) ニコッ
太陽が出て来るあたりと、富士山が離れすぎて良い写真が撮れないなぁ〜




そうそうここでトイレの話題ですが・・・
北岳山荘の入り口前に、話題のバイオトイレがありましたよ!
とっても綺麗なトイレで、おがくずを利用して微生物で屎尿処理しているのです。
このトイレ、1回使用す毎に500円も経費がかかるそうですぅ〜
カラッチ隊も1回につき200円の協力金を入れて使わせて頂きました〜


コースタイム (※ ゆっくり歩きました コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)
一日目 芦安無料休憩所(5:10)→バスで広河原(6:10)→御池小屋分岐(6:42) 朝食 (7:05)→右俣分岐(8:50 休憩後 9:20)
→雪渓終わり(11:40)→八本歯コル(12:30) 写真タイム (13:35)→北岳・八本歯分岐(14:00)→北岳山荘(14:50)
二日目 北岳山荘(4:00)→中白根山(4:35)→間ノ岳(5:35〜6:00)→北岳山荘(7:15 朝食 8:20)
八本歯・二俣分岐(9:30→北岳山頂(10:00〜10:30)→肩の小屋(11:00)→二俣・大樺沢分岐(13:10)→
二俣(13:35 昼食 14:00)→広河原・御池小屋分岐(14:55)→広河原(15:20)

いつまでも写真写している訳にもいかないので・・・
北岳山荘前からまず、中白峰に向けて歩き始めました。
朝日に照らされる富士山を見ながら
北岳山荘から中白峰の穏やかな盛り上がりを眺めながら
岩峰を右から巻いていくと、やがて3055m の中白峰に着きました。
ここから間ノ岳山頂までは、結構お花も咲いていて楽しみながら歩けましたよ。

間ノ岳に向かって歩くカケス 朝日に輝く間ノ岳が・・・射程距離に入ってきました〜

中白根山から振り返って・・・北岳山荘と北岳(左後に甲斐駒)

間ノ岳山頂(3152m)・・・On Mouse

間ノ岳山頂からは、ヽ(^_^;))((^。^;)ノナントー 
360度の大パノラマ!!
富士山・・甲斐駒・仙丈ケ岳・鳳凰三山・八ケ岳・中央アルプス・北アルプス(槍穂・白馬・立山)などなど・・・
オールキャストでお出迎えで〜す!
そうして南方面には、農鳥岳・塩見岳・荒川三山と申し分ない眺望を満喫出来ました。
こんな日に登れて最高〜〜♪ \(^▽^)(^o^)/ バンザーイ!

向かって左から・・・仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳(中央右)・北岳

そうしてカラッチ隊がこの後歩く塩見岳や南アルプス南部の山が見えて、
期待でワクワクしちゃいま〜す!
足に自信があれば、塩見岳まで歩きたい衝動に駆られるような素晴らしい眺めですぅ〜

向かって正面やや右より・・・特徴ある塩見岳  左上・・・赤石岳・悪沢岳

間ノ岳山頂で思いっきり眺望を楽しんだ後、北岳山荘に向けて下山!
北岳山荘の食堂では、カラッチ隊の朝御飯をお盆に載せて待っていて下さったのです。
お礼を言って、味噌汁を温めて頂いてお代わりもしちゃいました〜(^。^)
北岳山荘のご主人、折角私達のことを思って言って下さったのにごめんなさ〜い!



空身から重荷に(笑)なったカラッチ、いよいよ北岳に向けて出発で〜す!
北岳山荘からゆっくり穏やな登り・・・
このお天気、こんな稜線見ながらの歩きは快適です。


歩く足取りも自然に軽やかになります。
高度を上げて行くと北岳山荘が小さく見え、歩いた稜線がはっきり分かります。
この稜線を辿って、間ノ岳から西農鳥・農鳥岳そうして奈多田まで歩くことも考えたが、
後の行程を考え諦めたのでした〜
3000m峰で後、登ってないのが農鳥岳と前穂高岳だけなので
ちょっと惜しいなって思ったけど・・・



昨年鳳凰三山・仙丈・甲斐駒から
眺めたあの北岳に
いよいよ登れる・・・
そんな期待で一杯のカラッチ隊!
北岳を目指して・・・カケスも軽やか!


さてさて・・・いよいよ日本で第二位の高峰・北岳に登頂で〜す(^.^)/~~~

北岳山頂(3193m)・・・On Mouse

雲海の上に富士山、甲斐駒・仙丈はもちろん
その後ろには小さく槍・穂高の峰々、南アルプスの峰々・・・
その素晴らしい眺望をしっかり、この目に焼き付けましたよ〜 (^o^)
特に仙丈ケ岳がたおやかに、一段と大きくその存在感を現していました。
北岳から見る富士山、涙が出るほど振るえましたよ!
さすがに北岳で〜〜〜す♪
(ノ^∇^)/キャッホー  \( ^-^)/バンザイ\(^-^ )/



まだまだこの素晴らしい景色の中にいたかったけど、今日は広河原まで下らねばなりません。
名残惜しい北岳を振り返りながら下山です。

振り返って見た北岳山頂は・・・以外に小さく見える 両俣小屋への分岐

両俣小屋への分岐から一気に肩の小屋まで下ります。
肩の小屋は北岳山荘の赤い屋根と違って、青色で統一されていました。
何でも昨夜も肩の小屋では、大勢の泊り客で一杯だったそうですよ!


肩の小屋からは、ハイマツの斜面を快適に下ります。、
小太郎山への分岐辺りの登山道は、稜線歩きで快適に歩きことが出来ました。
小太郎山分岐を過ぎ、 草スベリを目指します。
草すべりのシナノキンバイなどのお花畑も素晴らしかったですよ〜
登ってきた大樺沢二俣の道をたんたんと歩きますが・・・
登りでこんなに長かったかしらと思うほど長く感じる、大樺沢二俣からの下りも
歩いていれば何時かは登山口に着くさ〜と自分に言い聞かせながら
やっと広河原アルペンプラザに到着!
バスで芦安まで戻りました。


そうして芦安のバス乗り場にある食堂で夕食を頂き、温泉に入ったカラッチ隊!
出発する前に洗濯機を貸して下さると言うお言葉に甘えて、
洗濯を借りて、汗臭い二日分の衣類を洗濯することが出来ました。
無料で洗濯機をお借りしちゃったので、お礼にと持っていた干物を差し上げて
無料休憩所
(今夜も泊めて頂きました)に戻ろうとすると
あの親切なおかみさんが追っかけて来られて、こんな物を頂いちゃいました〜
洗濯機をお借りして、こんなことってあって良いのでしょうか〜(#^.^#)
飲めないカケスとカラッチ・・・
北岳・間ノ岳登頂を祝して乾杯したのは言うまでもありましぇ〜ん。
(* ~_~)/□☆□\(~_~* ) カンパーイ

この北岳ワインいただいたのですよ!

一日目・・・広河原→北岳山荘レポ

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