富士山・剣ケ峰 (3776m)

2007年7月19日 (木)   


7/13(金)に富士宮口五合目登山口まで下見に来たカラッチ隊!
その後、修善寺でネット仲間とオフ会を楽しんだ後
お気に入りの「ふじおやま道の駅」までまた戻り、天城山に登り・・・
お天気待ちしていましたが、その時が遂にやって参りました〜

日本一の標高と典型的なコニーデ型火山の美しい山容を誇る富士山!
かっては信仰の山として崇められ・・・
現在は国内だけでなく、海外からもからも多くの登山者が訪れている。
また富士山は・・・
小御岳(こみたけ)・古富士の両火山上に生成した成層火山で・・・
標高2450m以上はいわゆる露岩地帯となっていて風食作用が著しく、
特に西斜面は崩壊が激しく・・・大沢崩れと呼ばれています。

富士山スカイラインより新五合目までのマップ




「晴れろ〜」の想いを込めて、「ふじおやま道の駅」から眺めていた・・・富士山!


実は富士山には、ネット仲間のmoguさん達と7/12、13日に登る予定でした。
ところが台風4号の影響でキャンセルせざるを得なくなって
結局、カケスと二人で登ることになったのです。
7/16に表富士宮口五合目まで車で上り、登山口で寝たカラッチ隊・・・
翌朝3時に起きて身支度を整え、いよいよ登山開始で〜す!



コースタイム    表富士宮口五合目(4:00)→六合目(4:15)→御来光山荘(5;20〜5:45)→元祖七合目(6:30)→八合目(7:20〜7:35)
      →九合目・萬年雪山荘(8:05)→九合五勺(9:00)→頂上浅間大社奥宮(9:50〜10:10)→剣ケ峰(10:30)
     →お鉢巡り(10:40〜11:55)→浅間大社奥宮・下山開始(12:00)→九合目(12:45)→九合五勺(12:15)
→八合目(13:15)→七合目(13:40)→六合目(13:40)→表富士宮口五合目(15::00)
 (※ コースタイムについては、専門書を参考に行動して下さいね)

新五合目より山頂までのマップ



表富士宮口は、表口登山道として良く利用されるようです。
登山口まで一気に、高度2400mまで車で来れるので利用者も多いそうです。
須走口に比べたら東京タワーの高さ程、違うそうですよ!
その差って大きいよね〜(゜O゜)
ただマイカーの場合、海の記念日前後の連休、お盆前後には・・・
交通規制で表富士宮口五合目まで入れませんので注意が必要です。





表口五合目を午前4時に、ヘッドランプをつけて出発したカラッチ隊でしたが...
なんと早い方達は、夜中の2時、3時から登ってるんだって〜
しばらくは、こんなザレた登山道が続きます。
歩き初めは、ゆっくりと登りま〜す!
そうそう、新五合目を少し登った所に、何でも環境省が2億円かけて作ったと言う
ハイテクトイレがありましたよ〜 
カラッチ使わなかったけど、話の種に入ってみればよかったかな!
夜露にに濡れたホソバツメクサ、フジハタザオが健気に咲いてますぅ〜
オンタデも沢山蕾をつけたり、咲いてるものもありましたよ!





六合目(標高2490m)までは、順調に歩いて15分程で到着!
六合目には、雲海荘と宝永山荘の二軒の山小屋があり・・・
丁度この頃から空が赤く色づき始め、雲海も広がってきました。
山小屋の窓も赤く照らされて、いい感じ〜〜





AM5時10分、宝永山の肩からご来光の瞬間で〜す♪♪
慌ててサングラスをかけるカラッチでしたよ。






ご来光山荘前のベンチで朝食タイムです。
梅とシソをまぶしたオムスビとキウリのお漬物・・・とっても美味しい〜〜
六合目の山小屋の裏手から、登山道もきつくなり・・・
ここから宝永火口にも歩けるようです。






雲の上に出たようで、雲海が目の下に・・・
見事な雲海に、しばしば足を止めて後ろを振り返ってしまいます。
富士山にはこれで十何回目と言う男性グループ(リーダー)の方と一緒になり
この辺りから影富士が見えますよ〜と教えて頂く!





振り返ると・・・影富士現れてました〜
ヾ(^v^) ヤッタネ!
気がつくのが少し遅かったので、こんな影富士ですが・・・(^^;








富士山は登り一辺倒の山なので、歩き始めからゆっくりマイペースで登りましたが・・・
だんだん息が上がって、お水を飲む回数も増えてきました。
カラッチと前後して歩いてらっしゃる、山梨から一人で富士山に登りに来られたと言う
若い女性とお話しながら登りました。
この方本格的な登山は、あまりやったことがないと仰るのですが・・・
なかなかどうして〜 淡々とマイペースで登って行かれます。
カケスが後ろを振り返りながら、遅れて歩いているカラッチを気にしている様子です。
待ってぇ〜〜〜〜〜(*'∀')/





六合目から新七合目(標高2780m)までがとっても長く感じられました〜
まだまだ1000m登らなくていけないのです。
p(#^∇°)q ファイトッ
ここから真上に小屋が見えたので、八合目かと思いきや、、、
「元祖七合目(標高3010m)ですって〜
 ガーン 紛らわしいなぁ〜 
七合目小屋が二つもあるなんて・・・





気のせいかだんだん空気が薄くなるような気持ちもしましたが・・・
高山病のように頭が痛くなったり、吐き気などもなく快調に歩けます。
この辺り岩場もあり登山道も整備されていますが、結構斜度もきついです。
雲海を背に頑張るカラッチです!






見上げると・・・カケスはもう〜八合目まで登ってるようです。
「あぁ〜あそこから吊り上げて欲しいよ〜」と独り言・・・言いながら登るカラッチ!
登山道脇の岩に腰をかけてうな垂れてる人もいます。
きっと高山病で苦しいのでしょうね。
この辺りが一番高山病の症状が出やすいのでしょうか〜
「少し今の位置より下りると楽になりますよ!」伝えて歩きます。



万歳しているカケス見えますか〜 ( On Mouse ) 頭を〜♪雲の〜 上に〜出しぃ〜♪


八合目(3250m)までゆっくり登ると、カケスが待っていてくれました〜 
下のほうに目を向けると・・・白い雲に雲海。
 上のほうは青空  *^-^* にこっ♪   
どうやら雲の層の上に出たようだ!
八合目・池田館のテラスから、雲海を背にカケス・・・なかなかいいでしょ〜
カラッチもこんな風に撮って欲しいんだけどなぁ〜 ボソッ!

救護所(富士山衛生センター)がありましたが、まだ開いてないようです。
国立浜松医大の協力を得て開設されたそうです。
「これより奥宮境内地」との看板があります。





八合目を過ぎると、また砂礫の多い道になり・・・
「さぁ〜元気を出して頑張ろう〜」の看板に励まされて、もうひと頑張り〜!
やがて九合目(3410m)の萬年雪山荘に到着しました。
この萬年雪山荘には、当初の計画通り登れたら・・・
moguさんチームと宿泊する予定でした〜
ここの食堂は、宿泊者以外でも利用出来るようです。
さて・・・いよいよ急登の胸突き八丁のようで〜す!





九合五勺(3550m)の胸突山荘から真上に、
山頂らしきものが見えてるようですが・・・しかしここからも遠い〜
「山頂まで30分」との看板がありますが、えぇっ本当に30分で歩けるの?
(°°;)\(- -;)オイオイ カラッチ!
そんな所で休んでいては、30分では無理だって〜






あぁ〜〜やっと着きました〜
浅間大社奥宮で・・・まずは無事に登頂できたことを感謝!
浅間大社奥宮の主祭神は・・・木花之佐久夜毘賣命(このはなさくやひめのみこと)
と言う女性の神様だそうですよ!





浅間大社奥宮で・・・( On Mouse )


浅間大社奥宮の横には、今の時期のみ開局される
日本で一番高い郵便局・・・「富士山頂郵便局」があります。
カラッチも早速友人や家族に投函しましたよ!
但し、山頂郵便局は7月10日から8月20日のみ営業だそうです。
取扱時間・・・午前6時〜午後2時です。
この奥宮前の広場には休憩する人達でいっぱいでした。
中には寒くて震えてる人がいましたよ〜
気温はこの日7〜8度位で、思ったより温かいと感じていたのですが・・・
高山病の為でしょうか?
カラッチの持っていたホットカイロをあげると喜ばれました。






山頂でゆっくり記念撮影と、早めの昼食を済ませたカラッチ隊!
いよいよ富士山最高峰・剣ケ峰(3776m)に向けて出発です。
剣ケ峰までは300m程ですが、途中「馬の背」と呼ばれている急斜面を登ります。
ここが結構砂走りで歩きにくかったで〜す!






日本最高地点の碑の前に立ち
富士山に登ったのだと言う実感が込み上げてきました。
\(^ ^)/ バンザーイ
最高峰の剣ケ峰には、富士山測候所がありました。
測候所の展望台まで上がってみましたが・・・
折りしもガスが湧いて来て、展望は望めませんでした〜(^^;



富士山測候所 お鉢巡りコース案内




富士山最高峰・剣ケ峰(3776m)にて・・・( On Mouse )





(^ ^;)ゞ イヤー先に最高峰で記念撮影すべきでした〜
ガスが湧き始めると、アッと言う間に何も見えなくなっちゃいました。
ガスが少し落ち着いて来たので、お鉢巡りをして下山することに・・・
火口の直径は久須志神社から富士山測候所まで780mで、
火口の深さは200m以上もあるそうです。
カラッチ隊は剣ケ峰から火口棚の側を通り、久須志神社、大日岳と回ったのですが
時折ガスが湧いて来て良い写真が撮れませんでした〜
大日岳からは、ご来光を見るのには最高の場所らしいですよ!
お鉢巡りの画像は、下のmoguさんのレポでどうぞ〜
(笑)



こんな雲海を、見ながら下山・・・最高! おぉ〜まだまだ登山口まで遠いなぁ〜


本当は、一泊して山頂からご来光を拝んでと言う気持ちもあったのですが
どうやら明日あたりからまたお天気が崩れる予報らしいので...
AM12時、富士宮口から下山開始で〜す!
雲海の中に湧き上がる雲を見ながらの下山は、軽快ですが・・・
これからの長い下り、膝を痛めないように注意しながらの下山です。
丁度3時間程で下山することが出来ました。

しかし、富士山に登るまでは「富士山ってゴミが一杯」と言うイメージがありましたが
実際に登ってみて、意外とゴミが落ちてないことが嬉しかったで〜す!
その裏には、沢山の方が富士山清掃活動に携わってらっしゃって
綺麗になったのだそうですが・・・
でもまだまだ中には、岩陰に隠すようにして捨てられているゴミもあるそうです。
日本一高い富士山には、外国の方も沢山登られます。
そんな富士山・・・マナーを守って必ず自分のゴミは持ち帰るべきですよね。

今年moguさんに誘って頂いたことから、富士山に登ることが出来、
カケスの節目の歳に良い記念登山が出来ました。
長い拙いレポ見て下さって有難うございました。


moguさんの富士山レポは・・・こちら

2007年夏山旅・奥秩父・南アルプス速報


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